概要
COMICメテオにて2018年2月~2019年11月まで連載。
作者は松林 頂(まつばやし かぐめ)。
単行本はフレックスコミックスより全3巻が発売されている。
作風
「ゾンビもの」ではあるが、ホラーというよりもゾンビパンデミック後の世界を舞台にした人間ドラマを主軸とする物語が、アナログのペン画タッチによる繊細かつ勢いのある絵柄により描かれている。
また、主人公を始めとする登場人物の情報が、物語を理解する上での必要最低限に抑えられているのも特徴。それぞれの呼称以外の名前情報が基本的に登場せず、漢字表記や、その他年齢なども不明。
ストーリー
「ゾンビパンデミックから4カ月、私はひたすら――ゾンビを殴っている」
セーラー服を着て、バットでゾンビを殴り続ける女子高生・ヒミコ。
ガスマスク装備の仲間とともにセーフゾーンを確保しようとしていると、
ゾンビ化した母親をかくまう、ひとりの少女と遭遇して……?
少女たちの家族をめぐる思いが、世界の終わりでぶつかりあう!!
登場人物
ヒミコ
主人公である女子高生。
セーラー服と金属バットに、黒髪のロングヘアーが特徴。
複数のゾンビを相手に単独で立ち回るなど、戦闘能力はかなり高い。
立島(たてしま)ワンコ
もうひとりの主人公。
パーカーにニーハイとラフな格好に、明るめのボブカットが特徴。
ゾンビ化した母をかくまう。
隊長
常に軍服にガスマスク姿の男性。
生存者をゾンビから守るためにバリケードを築いたり、ゾンビの掃討を行っている。
戦闘能力は高いが、コミカルで可愛らしい言動も垣間見せる。
オギ
隊長と共に行動する青年。
何かと痛い目に遭いがち。
御山 王子(みやま きみこ)
ヒミコを異常に慕う女子高生軍団の中心人物。
ヒミコに恋愛感情を抱いている。
拳銃を携えている。
硝子
王子と行動を共にする場面が目立つ、女子高生軍団のひとり。
切子
狂ったような言動が目立つ、女子高生軍団のひとり。
隊長・オギとの戦闘時、相手が人を殺せないことを言い当てるなど、鋭い面を持つ。
武器はナイフ。
銀子
切子と行動を共にする、女子高生軍団のひとり。
ヤクザの娘。
武器は日本刀。