概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ファイアパンチに登場する強力な再生の祝福者。
年齢は約300歳で非常に熱狂的な映画マニアであり、下ネタ好きで子供っぽくて自己中心的でひょうきんな性格をしている。読者視点で見れば非常に面白い人物だが、劇中の登場人物達からは「イカレた女」と敬遠されている。
非常に長生きしているため、寒くなる前の世界を少しだけ知っている。また、肉体が女性だが心が男性のトランスジェンダーでもある。
戦闘能力はかなり高く、一方的にベヘムドルグの兵士を倒せる。
住居をベヘムドルグの尖兵に爆破されて映画のデータを失い、絶望し、自殺を図るも、自身の再生能力ゆえ死ねずにいたが、配下の男性たち(ゲイカップル)が偶然撮影したアグニの映像を見て彼を主役にドキュメンタリー映画を取ろうと思い立つ。その途中でネネトを拾い、彼女をカメラマンに抜擢した。
自主制作映画のためアグニに格闘術を教える等の支援をし、彼の想いを汲み取りアグニ教を作り上げた。
ファイアパンチという作品の方向性を決定づけたターニングポイントと言えるキャラクターであり、彼女の登場によって物語はメタ視点やシュールギャグを交えた混沌の坩堝と化して行くことになる。
最期(ネタバレあり)![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
読心能力の祝福者であるバットマンにより自身がトランスジェンダーであることをバラされたショックで、アグニの元を去ろうとするが、アグニがドマとの決着をつけることを条件に説得される。
しかし、正気を失ったアグニがドマ以外の家族も全員皆殺しにしたことに「自分もドマと同じことをした。」とショックを受けたアグニが自殺を図って海に身を投げたのを助けるために自らも海に飛び込み、「消えない炎」に触れたことで引火し、アグニにルナと同じく「生きて」と告げ焼死する。
余談![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
「映画マニア」という設定はかなり藤本タツキ先生の趣味が出ており、
作中でも「ダイ・ハード」や「コマンドー」のセリフを引用したり(コマンドーとは違い、ダイ・ハードに関しては有名な野沢那智版ではなく通常のDVDに収録されている樋浦勉版のセリフを使っているが、この作品での世界ではほとんどの映画がロストメディアな為、すでに喪失している説得力がある。)
トム・クルーズの宗教関連のスキャンダル系統に言及をしたり、映画館でのマナーを話したりしており、同じ映画ファンやマニアなら共感できるセリフやにやりとさせられるシーンも多いだろう。