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概要編集

アグニに救われた8歳の少年。弱くはあるが電気を発することができる祝福者。名前には旧世代の言葉で太陽を意味し、世界を温かくするという願いが込められる。

やや間の抜けた性格。長髪を後ろに束ねたポニーテールにしており、美形らしく女子に間違われ、慰み者にされそうになり、逃げるのに失敗して両足を切断されベヘムドルグの「薪」にされた。

生まれ故郷の村人全員がサン以外疫病にかかり、村から逃された。好きな食べ物は砂糖。

アグニを信じていた信仰心は本物であり、薪にされた時もアグニが助けに来るとずっと信じており、実際助けられたため、さらにその信仰心は深まることになる。


10年後編集

アグニ信者の拠点を離れていたことでユダの木に吸収されるのを回避しており、

両足を機械の義足に変え、アグニ教の教祖として登場する。

10年も経っているため女の子のようだった10年前とは異なり、たくましい筋肉質の青年に成長している。

しかし、その信仰心は強すぎた故にねじ曲がって歪んで狂っており、そういう領域に到達してしまっている。

雷の祝福は10年前が霞むほど強力になっており、裏切り者を処刑する際に木っ端みじんにするほど。

ユダを処刑するため、平和に暮らしていたアグニの家族を襲い、その後暴走状態でもう一度不死の火をまとったアグニと殺し合うことになるがその際も「これはアグニ様から与えられた試練だ!」と言うほどであった。

途中で自我を取り戻したアグニに「サン!?大きくなったな!」と言われるが「これは演技だ」と言い張り彼を一度消し炭にする。

その死体の前で「最後の試練を破った!」と大喜びするが再生したアグニの拳から消えない炎が引火。パニックになったサンは「俺が助けてって言ってるんですよ!?」「正義を見せてください!」「主人公でしょうが!」というものの、記憶を失ったアグニに「誰?」と返され絶望し、彼の名前を呪詛のように吐きながら焼死した。


小ネタ編集

  • 大人になったサンが裏切り者を処刑する際に言うセリフは映画「パルプ・フィクション」のジュールズが組織を裏切った取引相手を銃殺する際にエゼキエル25章第17節を読み上げるシーンのオマージュ。

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