作中の伝承において
悠久の時を越えた遥か昔、この地に神を目指す者達がいた。
ニムルとエンメル……錬金術の始祖と称される2人の兄妹である。
彼らは禁忌の術を用い、天に昇る塔を建造したが、神々はそれを人間の傲慢だとし、鉄槌を下した。
ニムルを封印し、人類の言語を混乱させて世界を完全に分断したのだ。
遺された空高い塔の残骸は“バベル”と呼ばれた。それは人類が犯した、愚かな大罪の象徴となった。
以上、ゲーム起動時のメッセージから引用。
プロフィール
CV:小林千晃
生年月日 | 4月7日 |
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身長 | 183cm |
体重 | 72kg |
出身地 | 暴食罪域<グラ・ベルト> |
好きなもの | 未知なるもの |
趣味 | 空想 |
暴食罪域<グラ・ベルト>にあるセフィラの里の族長。
妹の生まれもった役割を始め、誰かの犠牲で成り立つ世界の仕組みに疑念を抱き、世界の変革を志す。
その為の力として錬金術を創り上げた実力者だが、妹には過保護な一面も。
以上、ゲーム内のプロフィールから引用。
人物像と経歴
彼を端的に表すと「文武両道のシスコン」である。
その行動力の源は妹エンメルの存在である為、切り離すこともできない。
幼少の頃のニムルは、エンメルが浄化の巫女として犠牲になることを認めることができなかった。
だから彼はエンメルを救う為に、力と知恵と地位を手にするべく努力を積み重ねた。誰の犠牲も必要のない世界を創ること目指して。
まず里を蝕む脅威である“罪の穢れ”と、それへの対処手段である錬精術を研究しつくした。
並行してセフィラの民の戦士団の一員として頭角を現し、やがて戦士長に就任。
けれど本編開始の3年前、エンメルが浄化の器の座に就いたのを機に戦士長の座を友人のワギナオに譲り、後の錬金術と呼ばれる新たな術式の研究を本格化させる。
これらの功績が認められたのか、前例がないほどの若さで族長の座に就く。
そこからの長い道のりには多くの出会いと別れが待ち構えていた。
エピソード
かなりの読書家
色欲罪域<ルクスリア・ベルト>で魔女アンブロシアの世話になった際は、一週間程度で蔵書を読破している。
またボイスドラマでは本の山に埋もれて窒息しかけている。
後述の『クリスタル・オブ・リユニオン』コラボで出張した際は、徹夜して図書館の本を読み漁っていた。
戦士としての実力
現役の戦士長であるワギナオと互角に戦えるほどの剣術の腕前を持っている。
体格もかなり鍛えられており、魔法主体のキャラとは思えないほど。
過去に戦士長を経験しただけあって、広い視野で戦略を練ることも容易。
人間関係
族長を経験したものの、周囲からの評価は手厳しい。
「変人」「穀潰し」「あの族長」など散々な言われよう。
また他人からの恋愛感情に疎い。
こちらは本人にも自覚はあるようで、恋愛の機微はわからないらしい。
彼に片思いしていた女性に言わせれば、「冷酷で身勝手な男」だそうだ。
日常生活
乱れがちらしく、集中しすぎて昼食を抜いたり夜更かしすることも珍しくないようだ。
ただエンメルにバレると叱られるらしく、彼女の名前を出すと観念したかのように作業を中断する。
また日常描写のある外伝では「自分は掃除が下手」だと言っている。
『クリスタル・オブ・リユニオン』コラボ
2022年の秋ごろ、同じ会社が運営するゲームクリスタル・オブ・リユニオンにコラボ出演している。
キャラストーリーでは召喚されるやいなや「妹が心配なので帰る方法を教えてほしい」と言い出す。
とはいえエンメルも似たような様子なので仕方ない。彼女はファンキルコラボで出張した際に同じようなことを言っている。
ニムルは別の世界の基準でも優れた容姿であり、少なくとも2名の女性から想いを向けられている。
そしてやっぱり全く気付いていない。