概要
アメリカ合衆国のミネソタ州イーガンに本部をおく航空会社であった。
1926年に設立された。
社名の由来は、始めて開設された路線がミネアポリス=セントポール国際空港とシカゴエアパーク(現在のミッドウェイ国際空港)を結ぶ、いわゆる北西部地域の路線であったことから。
1947年には国際線に進出しているが、その路線はアメリカ空軍羽田エア・ベース線であった。
さらに日本航空が設立された際には航空機の運航を請け負ったものの、わずか1年で打ち切った(日本航空が独自で運航を行うことになったため。もっとも、その準備のためにひとまずノースウエストに運航委託をしてもらっていたとも取れるが)。
1986年に同じミネアポリス=セントポール国際空港を本拠地としていたリパブリック航空を吸収合併するも、2009年10月にデルタ航空と合併した。そして2010年1月30日をもって完全に消滅した。
ノースウェスト航空において2003年まで使用されていたロゴは、「N」もしくは「W」や「北西を指した方位磁針」などあらゆる見方ができるという、非常に画期的な工夫が施されていたものであった。
また、垂直尾翼を赤く塗っていたことでも知られる。これは、アメリカでも冬の気象条件が厳しいミネアポリス=セントポール国際空港を本拠地としていたため、管制塔からノースウエスト機をわかりやすく判別できるようにするための配慮だった。