ストーリー
王子様と呼ばれるほど容姿端麗な女子高生・悠里。その実、重度のアイドルオタク。最推しは、ハンサムガイズの“涼くん”だ!そんな彼のライブ終わりに、奇跡的に彼と会うことができたのだが…!?アイドル界に男装オタクが攻め入る、テンションブチギリ☆アイドルコメディ!!
キャラクター
- 璃上悠里(りがみゆうり)
本作の主人公兼ヒロイン。とある女子高にて同性から破格の人気を誇る少女であるが、本来はアイドル斬々洲涼(きりぎりすりょう)を推す熱狂的なアイドルオタクである。
ある日、涼のライブの帰り道に涼の死を間近で遭遇し、彼の所属していた事務所「ハンサムガイズ」の真実を知った事で涼の敵を打つ為にハンサムガイズのアイドル養成校「ヤングハンサムアカデミー」に「璃上悠(りがみゆう)」として男装し身分を隠して入学する。
- 斬々洲涼(きりぎりすりょう)
悠里のガチ推しイケメンアイドル。ハンサムガイズ所属の黒の長髪に丸眼鏡の美青年。
あるライブの夜にチョーカーに仕掛けられた機能により斬首され死亡してしまう。
- 虹林竜檎(にじばやしりゅうご)
かつてハンサムガイズに所属していたアイドル。涼とは養成所時代からの親友だったが、ハンサムガイズの闇を知ったことで事務所を去り肥満体型のオタク風の変装をして身を隠していた。
そして涼の死をきっかけに、悠里をハンサムガイズへ送り込んだ。
ハンサムガイズ
- ハンサムガイ郷辰(ーごうたつ)
ハンサムガイズの社長。通称「首領(ドン)」。年齢は竜檎曰く「100歳を越えている」との事だが、独自のアンチエイジングにより、50代にしか見えない程若々しい。
一見派手できらびやかに振る舞っているが、本性は冷酷非道で自身の経営するハンサムガイズにおいてハンサム以外を認めずハンサムではないと思ったアイドルを殺す程命に対する配慮がない。
ヤングハンサムアカデミー
- 斬々洲濠(きりぎりすごう)
悠里の寮のルームメイトの美少年で、涼の弟。涼の弟なだけに容姿はそっくり。兄の事は心から尊敬しており、グラフィックTシャツを制服の下に着ている程。殺害された兄の敵討ちのため、悠里と共にハンサムガイズへの潜入を図る。
- 犬飼丈(いぬかいじょう)
狂犬の如く乱暴な性格の美少年。彼自身の性格の悪さは、貧乏な実家に起因している。試験の際には相方である餌敷マコトに鎖を着けて振り回すと言った横暴なやり方を見せるほど非情であるが、アイドルになりたい気持ちは人一倍高く、自分の為に借金をしてまで学費を払ってくれている父親には敬意を見せている。
- 餌敷マコト(えじきまこと)
犬飼の相方で中性的な見た目の美少年。犬飼とは正反対に弱気で彼に無下に扱われているものの、それなりに犬飼に対して友情(または同情)を抱いている。実家は大病院で金持ちのボンボン。
- 泥辺叛(どろべばん)
オールバックのヘアースタイルの美少年。郷辰の実孫。殺人ターミネーターの異名を持ち、試験の最中に生徒を何人も殺害(未遂)していた。死別した父親である泥辺荊雄(ケイオス)は祖父と同じく元アイドル。
用語
- ハンサムガイズ
ハンサムガイ郷辰が社長を勤める男性アイドル事務所。「ハンサム」の名の通り所属している男性アイドルはすべて美形。
しかし、その実態はアイドル達を支配する為の組織に過ぎず使えないアイドルは切り捨てるといったまさにブラック企業のような事務所である。
本社ビル最上階の54階には、新人アイドルデビューの儀式を行うパーティー会場があり、そこにはアイドル達を支配する巨大コンピューターの全長15メートルの巨大ハンサムダビデ像がある。
そしてハンサムガイズの証であるチョーカーは所属するアイドル達を支配する装置であり勝手な行動などしようものなら死が待っている。
- ヤングハンサムアカデミー
ハンサムガイズが経営するアイドル養成を目的とした男子校。
数々の美形の少年達が在学しており、アイドルになる為の勉強を受けているが、出された課題に合格できなかったり下記の「ハンサム校則」なるものに違反した場合には即退学となる。
入学金は500万円で、毎月の授業料は50万円とかなりの高額。退学しても入学金の5倍(2500万円)を払えば再入学可能との事。また、学費を払わせる為の金融ビジネスとして金融会社である「ハンサムローン」というのも、存在する。
- ハンサム校則
アカデミーでの校則。そのどれもがハンサムには欠かせないものばかりで破れば即退学となる。校則は以下の通り。
・恋愛禁止!
・ギャンブル禁止!
・タバコは禁止!
・デブは退学!
・ニキビ2つ以上で退学!
・歯抜けたら退学!
・口臭で退学!
・ヒゲ0.3ミリ以上放置で退学!
・爪の間に汚ったねぇゴミが詰まっていたら退学!
・第52条:風呂に毎日入らなければ退学となる!!