概要
野球の試合で、意図せずにバッターに投球が当たってしまうデッドボールに対し、最初からバッターにぶつける事を目的とした故意死球、中でも頭部を狙ったものをビーンボールと呼ぶ。
『公認野球規則』でも厳禁されている危険行為であり、ビーンボールと判定されれば即退場が宣告される。近年の日本プロ野球においては危険球退場が厳格化されていて、故意でなくても頭部に対するデッドボールは、緩い変化球などを除けば、ほぼ退場宣告の対象となっている。
ただしメジャーリーグにおいては、「相手にぶつけられたらやり返すのが当然」という考え方が依然根強いため、ある研究によれば、1シーズンに推定1500ものビーンボールが投じられているという。