ファビア・シーン
ふぁびあしーん
髪の色は紺色で、緑色の瞳。
顔の周りの髪は短めにしてあるが、背中の方は長く伸ばしている(肩にかけていることが多い)という特徴的な髪型。後ろはくせ毛が生えている。
非常にスタイルが良い。
他のローテルディア人は皆グレイ型のエイリアンのような容姿をしているが、彼女だけローテルディアにいてもダン達の前では擬態を解かず、人間の姿を保っている。擬態を解くのは自室のみ(26話で披露)の様子。
真っ直ぐで気丈な性格。育ちが良いせいか、基本的に敬語で話す。
行動力が高く、カザリナには「お転婆」呼ばわりされている。
体術を会得しており、触れられたという感覚を相手に殆ど与えずに人を投げ飛ばすことが出来る。ダンも、初対面時ぶつかりかけて投げ飛ばされた(ファビアはこの時「つい身体が反応した」と言って詫びている)。その技術は非常に高いようで、シュンも一目置いているようだ。運動神経そのものも非常に高い。
ローテルディアの王女。
ガンダルディアがローテルディアに攻め込んで来た際、救援信号として聖なるオーヴの力=爆丸のDNAコードを全次元世界に送信する。そのDNAコードはマルチョやスペクトラ、ゼノヘルドの元に届いた。2期の時点ではDNAコードの送り主も目的も分かっていなかった。DNAコードがそれぞれの元でどのように使用されたかは、ここでは割愛。
3期4話で、DNAコードと一緒に送信したアーナウト・ホッパー・ホークター・コアデムのデジタルクローンから届いたシグナルを辿り、地球・爆丸インタースペースに現れる。
この時点で、ダン達はレンの狂言に騙されており、ローテルディアのファビアのことを敵だと思い込んでいた。しかし、レンの言動に不信感を抱いたシュンが単独でファビアに接触、6話にて二人でレンの正体を暴露。
その後、シュン・マルチョ・ジェイクにオリジナルのホークター・ホッパー・コアデムを手渡す。
いつの間にか、ダン達には仲間と認められていた。
ローテルディアに戻った後は、「ローテルディアの王女」ではなく「バトルブローラーズの一員」としてキャッスルナイツに所属して戦うことを選択する。
25話でダン達とは和解したレンのことを快く思っていなかった。
それと言うのも、国家間のわだかまりだけでなく、ファビア自身がガンダルディアに深い恨みを抱いていたのが最大の原因。
前キャッスルナイツ騎士団長であり彼女の許嫁・ジンがガンダルディアとの戦いで命を落としていたのだ。
アーナウトも本来彼のパートナー爆丸。ジンが命を落としてアーナウトがカザリナに奪われた折に、アーナウトはカザリナの生体実験を受けてジンに関する記憶の一切を失った。
ファビアは単身ガンダルディアに乗り込んでアーナウトを救出、それ以降彼をパートナー爆丸としている。
しかし、26話でダンに「レンを信じてやってほしい」と頼まれ、レンとの本気の爆丸バトル(その割にはラインハルトは消耗しきっていたし、レンが始めてバトルに出したルビアノイドもフルボッコにされていた気がするが……)を通してレンの人となりを理解。自身の中の確執を乗り越えて和解した。