マザー(白き鋼鉄のX2)
ぐれいぶぴらーのかんりえーあい
異世界の塔『グレイヴピラー』を管理するマザーAI。イプシロンからは 「パートナー」と呼ばれて慕われている。
- 行動
グレイヴピラーの最上部にてパワーセービングモードで眠っていたところをイプシロンの接近(報告)によって目覚め、侵入者たちの存在を知った後、イプシロンにコハクの捕縛を命じる。
何か「願い」をもっており、何かを終わらせたがっているようだが・・・?
今作のラスボス。
ヌルの助けを借り、マザーが存在する空中庭園へとたどり着いたアキュラたち。最奥部にて囚われたコハクを発見するが、目の前でマザーがコハクを乗っ取り起動してしまう。
そこで聞くことができる彼女の目的は、この異世界のリセットであった。
- 過去や目的
かつてマザーを作ったマスターは、彼女に人類復興と環境保存の使命を託し、ワーカーとピラーを残してこの世界を去った。
彼女は使命に準じ何度も人類復興を試みるも失敗し、やがて「人類復興が果たされたところで、マスターは帰ってこない」ということに気づいてしまう。
そして経年劣化で狂っていくにつれて、次第にワーカーに「人類とマスターを過去の存在に変えた」として憎悪の念を向けるようになってしまう。
しかし、環境保存という使命に縛られた彼女は世界を滅ぼせず、自らの使命を越権するために、つまり自分で自分に命令を下すために人間の体を必要とした。
これが、彼女がコハクの体を乗っ取った理由である。
- 最期
一度はコハクをアキュラたちに奪い返されてしまうも、Pix(ワーカーたちの体を構成するキューブ状のナノマシン)が積み重なったような姿の本体にコハクを直接囚え、翼の生えた女神のような立体映像を駆使し最後の抵抗を試みる。
しかしアキュラたちによって本体を直接破壊され、コア部分を残して爆散。
アキュラにかつてのマスターの面影を見ながら、長い眠りについた。
以下、さらなるネタバレ
CV:峯田茉優
その正体は、希望の歌姫RoRoの平行同位体、つまるところ「異世界のRoRo」である。
実際、マザーのコアは(白く変色してはいるが)RoRoの球状の姿に瓜二つである。
また、全てが終わったあと、マザーの記憶に触れたというコハクによって、
心のどこかでは自分がおかしくなっていることをわかっており、アキュラに止めてもらいたがっていたこと
マザーの言っていた「マスター」が、アキュラにそっくりだったこと
が判明している。