ヌル(白き鋼鉄のX2)
ぬる
『はわっ!そういえば、聞いたことがあります!』
CV:諸星すみれ
機械と砂漠の異世界に存在する機械生命体「ワーカー」の1体でメインヒロイン。
異世界に飛ばされてきたアキュラたちを保護したワーカーの少女。純真無垢な性格で、誰に対しても丁寧な物腰で接する。彼女たちワーカーにとっての創造主である人間に対して、どうにかお役に立とうと懸命に頑張っている。
異世界に迷い込んだアキュラとRoRo、コハクと共にあらゆる知識が収められているとされている「グレイヴピラー」という塔をのぼり始めていく所から冒険が始まる。
- 名前の由来は、英単語のnull(訳:0の、何もない、無)という意味から。
- トークルームによると、彼女は他のワーカー達とは違い、使命が与えられなかった「エラー品」として生み出されたが、ある日、ある仲間たちから「これから何者にでもなれる」という想いから、「ヌル」という名前を与えられたことが明らかになった。
- 機械生命体らしからぬ立派なものとスタイル抜群な体から今作の倒錯枠になるのではないかと思われるが、上記の名前の由来も考えると、少なくとも彼女自身が物語に大きく関わることになるのは間違いないようである。
※警告
この先、ネタバレ注意
アキュラ、RoRo、コハクと共に、グレイヴピラーの最上階への道が開かれたが、その道中にコハクがイプシロンに攫われてしまう。マザーへの唯一の道である転送装置がイプシロンに破壊されてしまうが...
「このPix(※ワーカーたちの体を構成するナノマシン)の流れ...よかった。きっとまだ間に合う。」
なんと彼女は、自らが新たな転送装置になるという捨て身の行動に出た。
「転送端末のプログラムが...消えないうちに...私の...空きストレージに移し替えているんです...」
「...人間さんの...お役に立てる...こんな幸せな...ワーカー...他に...いません...よね...どうか...悲しまないで...私...は..消えません...ピラーと...転送端末と...一つになる..ただ...それだけです...から」
そして彼女は機能停止し、マザーへの新たな転送端末となり、その時の彼女にはかつての明るさはなく、口調も機械的なものへと変わってしまった。
アキュラとRoRoは悲しみに暮れるが、彼女の気持ちを無駄にせず、イプシロンを撃破し、最後の戦いへと赴いていく。
全ての戦いが終わった後は、アキュラ達を元の世界へと帰還させるべく、ワームホールを開いていく。
そしてアキュラ達が元の世界に戻れたことを確認できたのか、
『ありがとう、皆さん。お元気で__』
と彼らに別れの言葉を告げたのだった。
・・・とここまでが普通ENDであるが、実はプレイ中にある条件を満たすと、彼女の生存ENDが見れるという真ENDルートがあるのだが、それは自分の目で確かめるべし。