曖昧さ回避
概要(ブレイブフロンティア)
性別 | 女性 |
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出身地 | ラ・ヴェーダ共和国 |
属性 | 炎 |
CV | 西川舞(ブレフロR) |
英霊シリーズ名 | 十翼の破壊者 |
グランガイアで甚大な被害を齎した十翼の破壊者メルキオと戦った紅蓮の斧使い。
高飛車な態度に、赤い装束と長い金のドリルヘアーというお嬢様然とした風貌とは裏腹に、両手に斧を構え羽のように振り回すというギャップが印象強い女性。一人称は「私」。
来歴
ラ・ヴェーダ共和国でも有数の資産家の娘に生まれる。過保護な環境で育てられた彼女は非常にわがままな性格になったが、ある時斧使いの青年に救われた事で、彼から斧による戦闘術を教えられる。それからは斧使いとしての技量を高めていき、一流と言えるほどの腕前を身につける。
ある時、彼女はリゼリアに突如として現れた破壊者の噂を聞く。討伐しなければ被害はますます増えるのは火を見るよりも明らかな中、親族は何一つ手を打つ気がない事に、戦士の心は失望していた。しかしある日、DUEL-GXという機械人形と出会い、破壊者の素性について聞かされる。
破壊者の名はメルキオ。DUEL-GXと同様、ある異界の科学者によって造られた『意志を持つ鎧』であり、科学者が死した事により暴走してしまった事。メルキオは元いた世界を破壊してしまい、今度はこのグランガイアでも破壊の限りを尽くそうとしている事。DUEL-GXはメルキオを滅ぼす為に追ってきたという事だった。
話を聞いたミセルはその場で自らがメルキオを倒す決意をする。そして“カニ”と名付けたその機械人形と共にメルキオを追う旅を始めるのだった。
旅の道中、神族と魔族のハーフであるティアラを救い、ヴェーダ剣術の使い手ゼルバーンと共闘し、同じくメルキオ討伐を志す剣士ロディンと出会う。個性強い彼らをミセルは旅の仲間に加え、共に打倒メルキオの旅を続ける。彼らとの出逢いはミセルを更なる高みへと導いていった。
そして、ついに十翼の破壊者と対峙する。5対1の戦いにもかかわらずメルキオの強大な力にミセルらは苦戦を強いられるも、仲間達と連携し磨き上げた力をぶつけ、見事メルキオを機能不全に追い込んだ。
しかし、この戦いの一部始終を見ていた封神ルシアスは、ミセル達の持つ結束の力を脅威になり得ると見做し、メルキオに力を降り注ぐ。メルキオは更なる力を得て復活するのだった。
もはや満身創痍のミセル達にとって、復活したメルキオを倒す事は絶望的だった。観念の意を示す仲間たちに、ミセルは罵倒を浴びせかけ、傷付いた体で単身突撃。無慈悲な攻撃にボロボロになりながらも、決して諦めずに闘い続けた事で、仲間たちを再び奮い立たせる事が出来た。
死力を尽くして立ち向かうミセル達の猛攻は、次第にメルキオを追い詰めていった。その結果メルキオはとうとう全ての力を破壊の光へと変えて滅する手段に打って出る。エネルギーを蓄え始めたメルキオにDUEL-GXは狙いを察知し、それを止める術は一つしかないと判断。命令ではなく、仲間たちを守る為に自らの意思で、自爆機能を作動させるのだった。
DUEL-GXの自己犠牲を悟ったミセルは猛反発し、攻撃してまで“カニ”を止めようとしたものの、弱り切った体ではどうする事も出来なかった。ミセルに感謝の言葉を残して、DUEL-GXはメルキオと共に自爆。戦いはようやく終焉を迎えた。
その後、巨大な爆発によって空間に歪みが生じる。異界へ続くゲートだと理解したミセルは、仲間たちの制止を振り払い、“カニ”の残骸を手に異界へと飛び込むのだった。
後日、その時の欠片が彼女の実家に送られてきたが、その意味は不明である。
性格
上述の通り非常にわがままであり、裕福な生まれに反して口も態度もかなり悪い。尊大で自分勝手な振る舞いは周囲から邪険にされるようになり、本人もそれを理解し他人との関わりは好まなくなった。
しかし何事にも挫けない戦士としての強い精神力を宿しており、それが仲間たちを鼓舞する大きな力となった。
プライドも相当高く、名声あるゼルバーンを相手に共闘というよりも競争のような形で協力し合い、終わりには互いに「同行させてやってもいい」と主導権を譲らなかった。
内気で自尊心の低いティアラに対しては「あなたはあなたらしくすればいい」と訴えており、自他ともに「個」を最も大事にする考え方だったようである。
余談
ミセル一行と破壊者のその後
ミセルがゲートを通って行き着いた先は異界ベクタスであった事が後に判明し、DUEL-GXも復元に成功したらしい記録が現地に残されていた。
ミセルと“カニ”を欠いた残りの3人は無事に故郷に生還。しかしこの戦いの傷が原因で、グランガイア大戦では戦線に出る事が出来なかったとされる。
メルキオは完全に破壊されたかと思いきや、大戦の後に再び稼働。しかしもはや以前の意思はなく、何者かに操られるように神々を滅ぼして回ったという。
おっぱい
ミセル実装の最大の反響は、戦闘中に耐えず揺れ続ける胸の描写だったというのがファンの間では共通認識となっている。
ドット絵のアニメーションでありながら数ドット単位で動きまくる胸部の細かな描写にはクリエイターの情熱を感じずにはいられない。これには多くのスケベな召喚師が目を釘付けにされ、ミセルの人気を不動のものとした。二段階目の進化で乳揺れが廃止された際には暴動まで起こったとか。
蛇足だがブレフロでは乳揺れキャラはミセルだけでなく、セフィア(☆5まで)、リゼ(幻創)、ルキナ(ブレフロ2)など、そこそこ頻繁に見かけられた。