概要
NEXONが運営するオンラインゲーム『メイプルストーリー』の横スクロールアクションをニンテンドーDSに移植した作品。
2007年1月に製作・発売を発表された。2010年4月15日に韓国で、2011年11月17日に日本でも発売された。ヨーロッパやアメリカ等においても世界展開していく予定。
2013年4月25日に3DS専用ソフト『メープルストーリー運命の少女』が韓国限定で発売された。
ストーリー
平和だったメイプルワールドにおいてある日突然それまであった『ポータル』が消え、その代わりにどこに繋がるかわからない謎の赤い『ポータル』が現れるという異常が発生する。混乱する世界の中、主人公である戦士・盗賊・弓使い・魔法使いの4人は『女神の塔』、そして古代より伝わる魔石『ルビアン』を巡り、冒険に出る。
登場キャラクター
主人公
()内の名前は韓国版でのデフォルト名
戦士(ドド)
(右側)
ぺリオン出身の戦士。亡き父の形見である赤い石のカケラを守れば、世界を救えると信じている。それまでペリオン高山からあまり出たことがなく、いつか村を出て旅することを望んでいる。祖父である『豚と一緒に踊りを』の失踪をきっかけに世界を巡る冒険に出ることになる。
盗賊(アルル)
カンニングシティでメイプルエージェントをしている盗賊。孤児であり、幼いころの記憶を失っている。メイプル組合に所属していて腕がたつ。ある日うっかり作ってしまった莫大な借金を返済するため世界中を奔走するが、次第に自分の出自について迫っていくことになる。
弓使い(バウ)
ヘネシスの貴族の家系出身の弓使い。弓の腕前も一流で街の住人からも慕われているが、実はかなり傲慢な性格の持ち主。ヘネシスを田舎として嫌がり、長老であるヘレナでさえ見下している。ポータル異変が昔から家系に伝わる詠と関係があるとみて、一人で解決しようとヘネシスを飛び出す。数年前に家を出てから行方不明の兄がいる。
魔法使い(デリキ)
エリニアの長老であるハインズの孫。魔法使いとして優れた素質を持っているが優柔不断でかなり臆病な性格をしており、自分に自信を持てずにいる。祖父からの指令でルディブリアムの異変を調査しに行くが、その先で奇妙な生物と出会う。多少世間から感覚がずれている。
その他の人物
ハッチ
ペリオンで戦士とともに育った、唯一無二の親友。戦士と同じく、村を出て旅に出ることを強く望んでいる。リネスとの出会いが彼の運命を大きく変えることになる。マンジ曰く参謀型の人間。
リナ
盗賊と一緒にメイプル組合で働くメイプルエージェント。外に出て仕事をこなすより事務職をしていることが多いらしい。歳は若いが物事の道理に明るいしっかり者。盗賊が見る夢に出てくる謎の女性と姿が似ている。
マンジ
すべての物事を知り尽くしているかのような、ペリオンの情報屋。謎めいた人物で、彼の過去を知る者は誰もいない。なぜか弓使いの家系に伝わる詠を詠うことができる。
リネス
シャレニアン遺跡を発掘する発掘団の団長。見ず知らずの人間を用心棒として雇い入れたり怪我人を助けるなど優しそうな人間に見えるが、裏では何かを企んでいる。
???
弓使いの前に突然姿を現した、謎の女性。神出鬼没で、何かしらの目的をもって弓使いに近づく。
余談
主人公4人は元々初期の公式冒険職イメージキャラであり、DS化に際してデザインの変更が加えられた。が、なぜか盗賊だけは大した変更もなくそのままであったりする。盗賊以外の三人が公式から姿を消した後も彼は壁紙にPVに只一人出現し続けており、公式から謎の寵愛を受け続けている。ちなみに一番デザインが変わったのは戦士。