わたしはしょうがくせい。
なまえはゆいといいます。
きのう、たいせつにしていた
わたしのイヌが
しんでしまいました
とてもつらくかなしいことでした。
概要
ユイとは、深夜廻に登場する赤いリボンの少女で主人公。頭に包帯を巻いている。
ハルの親友。大人しい性格の親友が恐がっている時は手を取り、隠れさせて自分が見にいく明るく勇敢な性格の持ち主。
茶毛と黒毛の子犬を2匹飼っていたが黒毛の子犬が亡くなってしまった。
花火大会の帰りにハルとはぐれ、夜の街を彷徨う。
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以降、最終ネタバレと考察が記述がされています。 |
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オープニングでもう一匹の愛犬クロを山に埋めに来るところからスタートする
チュートリアル(山の神の誘い)によって大木の枝で赤いリードを使い首をつって自殺する(後に拾えるメモから自殺する感じは読み取れない、このことから導かれ死亡した可能性が挙げられる)
後に始まる花火大会の時、ユイは既に亡くなっている。
帰り道、かつての愛犬チャコとクロを繋いでいた「あかいリード」を拾い、おばけにさらわれハルとはぐれてしまう。
いつの間にか工事現場に迷い込みおうちに帰るために歩いているとコトワリさまに襲われてしまう、一度は看板の裏に隠れ難を逃れるが…
図書館、廃屋、山の中、様々な場所を彷徨い、山の奥でずっと探していた親友と出会うが
自分の姿が見えておらず自分が死んだことを思い出す。何故見えていないのか何故死んだのか答えを探す為に山に向かったが、
孤独でいることに耐え切れず悪霊化し、ハルを殺しかけてしまう(攻撃方法を見ると、山の神の使う技とほぼ同じなので、取り込まれてかけているというのが分かる)。
親友の説得により正気に戻り「チャコをよろしくね…」と伝え「あかいリボン」を落とし消えていった。
裏山の頂上へ向かうと進むと、冒頭でユイが作ったクロのお墓でユイの手紙の先を読める。(ユイ視点では日記、以下手紙)
「さいしょに、おとうさんがいなくなって
おかあさんはヘンになってしまってた。
だから、
わたしはハルをたよりにしてて
ハルとトモダチでいれたなら
それでよかった。
でも、ハルは、なつがおわると、
とおくのまちへひっこしていく。
わたしのたいせつにしているものは
どんどんわたしからはなれていきます。
おわかれは、いつも、いたくて、つらくて
たえられません。
もう、なにもほしくない。」
(ユイのゆいごん引用)
再度ハルの前に現れたが、黒幕に殆ど乗っ取られ異形な姿になっていた。ハルの左腕に糸(悪縁)が異常な量で絡みつき、裁ちバサミで糸を切っても、切った側からまた絡みついてしまっていた。
もはやハルを赤い糸で縛って殺してしまう寸前で、ハルが「もういやだ!!」と叫んだ事で現れたコトワリさまがハルの左腕ごと悪縁と化したユイとの縁を断ち切った(左腕ごと切られたのは、本来はコトワリさまが切るべきではない「友情という縁」を切った代償であった)。
左腕を失ったハルは大量出血で倒れるが、縁が切れた事でユイの霊は元に戻った。
薄れゆく中でユイに対して謝り別れを告げたハルをかつぎ、山の入口で待っていたチャコにハルを託し消えていった。
てをはなす?
考察
- 首吊りの木に咲いた白い花
ユイの首吊りさせられた木に咲いている白い花はおそらく「シロバナキョウチクトウ(半年紅とも)」だと思われる。
ちなみに花言葉は「注意」「油断大敵」「危険な愛」「用心」「美しき善良」「友情」「恵まれた人」「親友を大切に」「気をつけて」「心の平和」
- クロの死
エンディング後ユイの家の前で「かみのきれはし8」が拾える。これを読むに『かみのきれはし』はユイが書いたものであることがわかる。内容は「ハルの代わりにクロが死んだ」と書かれている。
小説で、リスを探しに山にいき迷って中に入りクロがハルの代わりに亡くなってしまったと推測される。
- ユイの家族
ユイの父親については出て行ったのか亡くなったのかは本編で語られていない。またよく見るとユイの頭には包帯、頬には絆創膏が貼られており「おかあさんはヘンになってしまってた」という記述から、父親失踪後に母親の気が荒み虐待を受けていたことが窺える。
「となりまち」の商店街で拾う『パチンコだま』の内容に「大人はこれで遊ぶのが大好きだってユイが言ってた」と書かれているので、ユイの両親のどちらかがギャンブルに手を出していた可能性が指摘されていた。
- ユイの名前の由来
日本一ソフトウェア公式チャンネルの“ゆるいち”内でユイの名前は色んなものをハルに遺すからという理由で、遺からユイとなった。と明らかになった。
- 小説版にて家族について掘り下げられた。
- ユイの父親
- 小説版にて家族について掘り下げられた。
ユイの父親は地元の神様(深夜廻におけるラスボス)について取材しており、その際に何らかの禁忌に触れて呪いを受けてしまい、山の神に呼ばれるようになった。
山の神はやがてユイの父親だけでなく家族まで巻き込もうとしたため、父親はコトワリサマに詣でて家族との縁を切り山の奥で人知れず亡くなっている。
- ユイの母親
料理や家事が得意な優しい母親だったが、父親失踪後は豹変してしまう。父親失踪の真相を知らないため他所に女を作って逃げたと思い込んでしまった模様。同時にユイにもDVを行うようになるが、ユイには依存しているらしく泣いて許しを請うし、毎日1000円の食費を出している。ユイもそんな母親の心境を察しているため家を出ずに留まっている。ゲーム内でユイの捜索記事が破り取られていたが、これは娘の事件を知った母親が感極まって持ち去ってしまったもの。
- クロ
ユイの飼い犬。父親失踪後に出会ったらしく、家ではとても飼えないので出会った空き地でユイが面倒を見ていた。勇敢で人懐っこい性格だったらしいがハル救出の際に死んでいる。
- チャコ
ユイの飼い犬。クロと同様にユイ宅ではなく空き地で面倒を見てもらっていた。ゲーム本編ではお化けを退けネズミを追い払い、ハルを導いてくれる頼もしい存在だが、本来は人見知りで怖がりな性格だった。
本編後にハルの飼い犬になった。
もうハルはひっこしちゃうけど
いつか、いつか
またハルとはなびがみれるといいな
ひっこしたあとも
たくさんおてがみをかこう。
なつになったらまたハルにあいにいこう。