レジナルド・コッパーボトム
れじなるどこっぱーぼとむ
マフィア組織「トップパットクラン」のボス。イギリス人。
黒と灰色のシルクハットを二重に被っており(黒色の方は元々トップパットの前任リーダー、テレンス・スアヴェのものである)、首に11個の小さなダイヤモンドの装飾が付いたドル記号の形をした金色のチェーンネックレスを掛けている。左右に分かれた口髭の片方を引っ張る癖がある。
ボスではあるものの小心者で、ヘンリー一人が乗り込んできた際には取り乱し逃げ惑い、追い詰められるとボスの立場と引き換えに見逃してもらうよう交渉するなど、ボスの器にしては精神的にも物理的にも弱い。しかしFtCのあるルートでは(ボスとなった)ヘンリーを「お前がいなくなれば俺はまたボスになれる」と裏切り海に投げ捨てるという狡猾さを見せた。恐らくこうして彼は先代のボスのテレンスからボスの座を手に入れたのだろう。
FtCでヘンリーがザ・ウォールに捕まっている間は代理のボスとしてのさばっていたらしく、CtMでヘンリーが帰ってくるや否や慌てて誤魔化していた。
ただし、CtMのあるルートではFtCと同じ状況で「君の覚悟を見た。君こそトップパットのボスにふさわしい」とヘンリーを裏切ることなく助けており、別のルートではロケットの打ち上げを助けてくれた(及びItAでトップパットから盗んだ赤いルビーの返却に応じた)ヘンリーとエリーの入団を部下共々祝福している。ヘンリーがエリーと関わらずに自力で(死を偽装して)ザ・ウォールから脱獄し、政府軍の襲撃を独力で止めた際も、ヘンリーをボスとして認めるに至っている。
一方でヘンリーがFtCでエリーを見捨てたエンディングでのルートでは、部下達と共に彼を粛清しようとした(もっとも、ヘンリーを合法的に始末する建前ができたとも言えるが)。だが、自分の帽子を取り替えそうとした際に腕を掴まれ飛行艇から落とされてしまう。すぐに救出に向かったライトハンドマンに助けられるが、直後にヘンリーと彼を慕う団員達が乗った脱出ポッドに直撃してライトハンドマン共々死亡する上に、エリーにトップパットを乗っ取られる。
この事から、ヘンリーが銀行強盗やエリーのスカウト、政府軍の襲撃の阻止や撃退などトップパットのために働いたり、組織の理念に反する行動を取らなければ、彼をボスとして認めていたらしい(トップパットのボスの座も、経緯的にヘンリーが彼を脅して手に入れたようなものである)。