概要
ワルサー社が2021年に発表したポリマーフレーム拳銃で、PPQの後継機種となる。
特徴
フレームはポリマー製だが、グリップテクスチャーはPPQ SF(金属製フレーム)に近いデザインとなった。また、グリップの角度はドットサイトの使用を前提としたものとなっている(近年は拳銃へのドットサイトの着用が広まりつつある)。それに合わせてドットサイトを搭載可能なオプティカルスライドが標準で備わっている。
トリガーは新型のパフォーマンスデューティートリガー(PDT)で、トリガーの移動距離が短くなっており、トリガープルも従来より軽くなっている。
スライドセレーション(滑り止め)は従来のものより溝の深いより効果的なデザインとなった。
モジュラー構造により、2種類のフレームと3種類のスライド/バレルを自由に組み合わせ可能となっている。
バリエーション
- PDPコンパクト4
4インチスライド/バレルとコンパクトフレーム(装弾数15発)の組み合わせ
- PDPフルサイズ4
4インチスライド/バレルとフルサイズフレーム(装弾数18発)の組み合わせ
- PDPフルサイズ4.5
4.5インチスライド/バレルとフルサイズフレームの組み合わせ
- PDPコンパクト5
5インチスライド/バレルとコンパクトフレームの組み合わせ
- PDPフルサイズ5
5インチスライド/バレルとフルサイズフレームの組み合わせ
2022年にはサプレッサーを装着できるネジ切りバレルと新設計のトリガーを備えた「PDP SD Pro」シリーズが発表された。ネジ切りバレルにより銃身長がそれぞれ0.6インチ延長されている。
- PDPフルサイズ5.1 OR PRO SD
フルサイズ4.5にネジ切りバレルと新型トリガーを備えたモデル。
- PDPコンパクト4.6 OR PRO SD
コンパクト4にネジ切りバレルと新型トリガーを備えたモデル。