全ての感情を『無純』・『正善』・『邪悪』として三種に大別、またそれを擬人化することで視覚的伝達と共通認識を図る仮定法。
『三元心』における基本観念と感情構成。
第一心――『無垢なる純心』。
本能的欲求を根源とし――、
生存・夢想・憧憬・好奇・審美・感動・興奮・忘我・率直・自由・直情・純朴・感受性など――、
およそ全ての『無の心情』から派生する感情が含まれる。
また、この世界における三大欲求である『愛性欲』、『睡眠欲』、『摂食欲』も含有する。
第二心――『情理なる善心』。
理想的欲願を根源とし――、
正義・倫理・信仰・慈愛・献身・協調・秩序・義理・厚情・矜持・尊重・抑制・向上心など――、
およそ全ての『正の心情』から派生する感情が含まれる。
第三心――『背徳なる悪心』。
利己的欲望を根源とし――、
憎悪・嫉妬・妄執・背信・虚偽・卑劣・傲慢・猜疑・保身・独占・軽蔑・差別・シャーデンフロイデなど――、
およそ全ての『負の心情』から派生する感情が含まれる。
また喜怒哀楽――七情などの表情も、全ての『三元心』において存在し得る。