人の心が無い異変
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ひとのこころがないいへん
Steamでリリースされているゲーム作品「8番出口」をモチーフとした「あまりにも精神へのダメージが大きい」異変
「8番出口」はそのゲームシステムの関係上、異変を見つけたら引き返すということを繰り返して脱出を目指すゲームであり、その途中でプレイヤーには気づきづらい異変などもあるのだが、この「人の心が無い異変」というのは意味合いが大きく変わってくる。
というのも、この「人の心が無い異変」と言われる異変は一目見てそれが異変だとわかるからである。
だからゲームシステムで考えるならばそれをただの異変だと引き返せば良いだけであるが、それができない……あるいはそれをやりたくないと思わせてしまうような精神への非常に強い揺さぶりをかけてくる異変がこの「人の心が無い異変」である。
代表的な例……というか、このタグが付いている作品のほぼ全ては「その人にとって、喪いたくなかった関連深い故人が現れる」という「異変」である。
生前と変わらないような笑顔で生前と変わらないような親しさで話しかけてくる故人という「異変」はその人にとっては二度と再会が叶わないと思っていた相手との「奇跡の再会」であると同時に、そんな目の前にいる彼/彼女の存在を否定しなければ自分が先に進むことはできないという「自らその奇跡を捨てさる勇気」を試される。
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