加藤和恵赤マルジャンプにて掲載。
あらすじ
手傷を負い、真夜中の街を駆け回っていた少年藤堂朱里は誤って塾帰りの弐村平と衝突する。あせる朱里だが、平はそんな彼に驚くよりも真っ先に傷の手当てをし、怪しむわけでもなく帰ってしまう。
登場人物
東堂朱里
本作の主人公。銭湯を営んでいる養父と共に暮らしている。
その副業として暗殺者として裏で働いている。
幼い頃に犯罪者である父親と共に逃亡生活を送っていたが、ある時自責の念に駆られた父親から泣きながら自身を殺すように頼まれ思わず殺してしまった過去を持つ。
ある時、負傷した際に出会った同級生の弐村に手当してもらったことから奇妙な交友関係を持つこととなる。任務中は素性を隠すために兎の耳のついたヘルメットとゴーグルを着用している。
弐村平
もう一人の主人公。偶然帰り道に負傷した東堂を助けた真面目な青年。
医者の息子で父と同じく医者になることを目指している。
東堂と仲良くなるが、秘密を抱える東堂からは極端に拒絶されている。