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公家武者松平信平

くげむしゃまつだいらのぶひら

『公家武者 松平信平』は佐々木裕一の時代小説。またはそれを原作としシナリオ原案・子安秀明、作画・南部ワタリの漫画。

あらすじ編集

公家・鷹司信房の四男の信平。庶子であるため門跡寺院に入るしかなかったが、坊主になるのを嫌い、十五の時に江戸に出た。徳川三代将軍・家光の正室になっていた姉の孝子を頼ってのことである。家光より五十石の禄高と、深川に土地と屋敷を与えられた信平。貧乏旗本として、新たな暮らしを始める。


主人公の松平信平は江戸時代に実在した人物(1636年-1689年)で、15歳で姉を頼り家臣1人だけを伴い江戸へと下った。信平は家光から歓迎され、1,000俵の廩米と月俸200人扶持を与えられ寄合入り。

第4代将軍徳川家綱の配慮により家光の叔父である紀州藩主徳川頼宣の娘を娶り、松平の姓を与えられ、鷹司松平家の祖として孫の代で大名になる。


概要編集

2011年に、二見時代小説文庫から『公家武者 松平信平 狐のちょうちん』を刊行、以後シリーズ化され、第16弾『暁の火花』で、一旦完結。しかし、すぐさま「公家武者 信平」シリーズとして、出版社を講談社に変更し、2017年10月、『公家武者 信平 消えた狐丸』が刊行される。

講談社からは2020年現在9巻、この他『公家武者 松平信平 狐のちょうちん』を大幅に加筆した『公家武者信平ことはじめ』シリーズも現行2巻刊行。


白泉社花とゆめコミックスから単行本が発売されている。(現行一巻)

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