概要
「勇者のくせになまいきだ。」の続編。魔物の数がハンパなく増えており、新機能も追加されている。
魔物の数が増えたと同様、勇者の人数も前作の約2.5倍増えている。これはなんだか喜べないみんなの不思議。
そして、世界の幅も約4倍近く広がっている。
新機能
or2では、先程説明した通り、新機能が幾つか追加されている。
「魔王の部屋」
勇者を呼び寄せる事も自由自在、魔物の変化を見極める修行も出来る、何でもアリな練習部屋的な部屋。ここで新種の魔物を生み出す事も可能で、しっかりと図鑑に追加される。
勇者も自由に呼び寄せる事ができ、負けても元の状態に戻す事ができる。
開始時にはコケ類、ムシ類、トカゲおとこ類、エレメント類、リリス類、ドラゴン類で、発見済の魔物を自由にカスタマイズできる。
「例」
既にヒヤシニジリを発見している場合、初めからヒヤシニジリが出るようにカスタマイズできる。
養分、魔分のない、ある、ちょっとある、多めに、少なめに、などの設定も可能。
そして、深さの設定も可能。
倒せない勇者の練習部屋としても便利な機能である。
ちなみにシンデレラニジリゴケを作り花にするなど、新たな魔物を生み出すことにもこの部屋は有効活用できる。
突然変異
魔物がその環境に応じて自動で別の魔物を産むシステム。
なんらかの原因でダンジョンの魔物の種が絶滅しそうになると、
それを解決するために魔物が突然変異を起こす。たとえば…
- 天敵が増えすぎ、その天敵によって種が絶滅寸前に追いやられると“異常種”が発生し、捕食する天敵に立ち向かうための特殊能力を身につける。
- 食物連鎖の下位の存在がいなくなった結果、餌が不足した状態になり餓死によって絶滅寸前になると“巨大種”が発生し、同種を吸収してまで生き延びようとする。
…といった具合である。しかし、変異が起こっても環境が改善しなかった場合は“ピュア種”と呼ばれる戦いには向かない種が発生してしまうので注意が必要。
変異によって新しい魔物が生まれる可能性が高く、変異をしてほしくない場合は後述の「ダンジョン・クエイク」を行うとキャンセルできる。
突然変異が起こった後は、生き残った魔物が産む魔物や破壊神が土から生む魔物も変異後のものに変更される(ピュア種除く)。
変異先は、「基本種」「異常種」「巨大種」「レア種」「ピュア種」に分かれる。
「基本種」
オールマイティータイプ。
コケ類ならニジリゴケなど。
突然変異で変異する条件は勇者に倒されて数が減っていった場合。
「異常種」
毒、麻痺、眠りなどの特殊能力を備えている。
捕食者などに喰われていって数が減っていくと、変異しやすい。
毒で攻撃したり、喰った相手を状態異常にしたり、勇者を足止めさせるのに便利。
基本種より繁殖力が高く、上手く利用したら使える。
しかし、体力や攻撃力は同レベルの基本種よりも低め。
「巨大種」
とりあえずデカくなったタイプ。
餌が少なくなって餓死していくと変異する。
巨大種は成長しない。どんどん仲間を吸収したり、餌を捕食したりして生命力を得ている。
ちなみに、仲間を吸収すると色が濃くなったり伸びたり体力上限が増えたりする。
基本的に魔法防御の壁になるなど、耐久力が高めで、攻撃力も同レベルの基本種よりやや高い。
あまり餌を食べなくても生きていける。
しかし、仲間を吸収する、そして分裂に近い形で死と同時に増えるため繁殖力も低く個体数が少なくなりがち。
ちなみに餓死の判定は「HPの自然減少による死」なので死ぬ寸前までツルハシでつついて衰弱死させても餓死扱いになる。
「レア種」
魔物によって変異の条件が異なる。
例えばコケの「トカゲやリリスが三匹以上いてかつコケがその2種の合計より少ない」場合に生まれる「ねんきん」や、ムシの「四連続ピュア変異」のあと生まれるブンブー、トカゲリリス共通の「レインボーキノコや罠餌で即死直後一定期間内に変異」のエリマキおとこやリリスモドキ、エレメントの「79体以上いる」のバーリオンなど
いわば隠し要素のようなもので、ストーリー中に最初からレア種を土から生みだせるエリアは存在しない。
しかし、条件を満たして変異した後は、基本種・異常種・巨大種と同様に土からも生み出せるようになる。
ブンブーは勇者達やトカゲおとこに見つからなくなる擬態、バーリオンの自爆特攻などそれぞれ他の種では持っていない特殊能力を持っており上手く使えば強力だが、ねんきんのように有用なもよもよをうしなって、連結して命を共有する様になるなど一気に数を減らす原因になる能力を得てしまうこともある
「ピュア種」
通常種が間引かれまくる、勇者に殺される
異常種が食われまくる
巨大種が餓死しまくる
などで魔物がもうこの環境に適する事ができない!と判断すると生まれる。
変異しても土からは出てこない。
体が白く染まり、繁殖出来ず餌も食べない(とは言っても、コケ・エレメントの場合養分魔分の移動はする)。なので、いつかは死ぬ運命。
ダンジョン・クエイク
通称「DQ」。ダンジョン全体を揺らす破壊神秘技。
突然変異をキャンセルしたり、勇者が設置したトラップ(ちくわ、肉など)を一気に壊すことも可能。勇者がいる時に発動すると、たまに勇者は混乱する。
発動には堀パワーが20必要になるので、足りてないと発動は不可になる。
勇者の設置するセーブフラッグ(設置されていると、勇者が一度倒れてもそこでまた復活する)も破壊できるお得付。
勇者
新職業
- ハンター 大タル爆弾や罠肉をしかけてモンスターの狩猟をする職業。
- 錬金術士 錬成陣を形成し、周囲の土のエネルギーから勇者の味方となるモンスターを生み出す。
- 鉄人 ダウンロードストーリーにのみ登場。鎧の色によって使う技の傾向がある程度決まっている。
勇者ラッシュ
特定のステージには、侵入してきた勇者を倒すと更に新しい勇者が侵入してくる、勇者ラッシュという現象が起こる。
キャラクター
破壊神(プレイヤー)
今回もやっぱり呼び出された破壊の神。別名プレイヤー。
画面に登場するのは今回もツルハシだけ。魔王に召喚され、魔王を守り、世界征服の手助けをする。
魔王
破壊神をまた呼び出した、我らが魔物の王様魔王。
台詞が何か吹き出せるものだったりする。世界の完全征服が夢。
破壊神を呼び出した際に魔力を使い果たし、無力。アドバイスをくれたりする。
今作においてムスメが実在している(追加ストーリーより)。
「世界に平和は、おとずれなぁい!」
魔物
前作と同様、破壊神が生み出す魔王を守る兵達。
種類がとんでもない数で増えている。
デーもん種
ある条件を満たすことで召喚できる魔物
眠そうな牛面の悪魔、ほっとくとマイ枕で昼寝し始める
各種が存在するだけで防御力を上げてくれる。
が、重複は種族につき一体(4種)までなのでダンジョンをデーもんまみれにしてもカチカチになったりはしない
なお、「ある条件」で呼ばれる魔物は全員同種の別段階種と顔を合わせると殺し合う程仲が悪いのでキチンと隔離しておくこと
ゴーレム類
ある条件を満たすことで召喚できる魔物。
高い攻撃性能を持つ。
つつくことでダンジョン内の全魔物の攻撃力を強化するという能力を持つ……はずだったが、本作では「攻撃力を2あげる」が「攻撃力が2になる」になっている。絶対に叫ばせてはいけない
なお、同じく「ある条件」で呼ばれる魔物は全員同種の別段階種と顔を合わせると殺し合う程仲が悪いのでキチンと隔離しておくこと
レディ類
ある条件を満たすことで召喚できる魔物。
食物連鎖における高次消費者である。
レディ類は存在するだけで気分を萎えさせたりソワソワさせたりして勇者のスキル(技)の抑制をする能力を持つ。
だが、それ以上に麗しい外見をしているため、勇者、破壊神問わず人気のあるキャラ。
なお、同じく「ある条件」で呼ばれる魔物は全員同種の別段階種と顔を合わせると殺し合う程仲が悪いのでキチンと隔離しておくこと
じゃしん
ある条件を満たした上で更に特殊な状態にすると召喚できる魔物
カタログスペック上は最強の魔物、コイツ一体で並の勇者パーティなら皆殺しに出来る
ただ所詮単騎なので囲まれるとまずいし、最強の個というだけで無双できる常時最適のモンスターではない
過信には注意
キノコ
食物連鎖における“分解者”にあたる存在。
ダンジョンに散らばった余剰エネルギーがキノコに変化し、
エサになったり、ツルハシでつつかれることで
周りの土や魔物にエネルギーを供給する。
これを食べたりこれからエネルギーを奪うモンスターも…?
魔王のムスメ
魔王の最愛の娘。本名不明。
「。」(1作目)でいることはわかっていたが、登場は「or2」から。
今作では追加ストーリー、魔王の会話の中に出ている。
魔王と同じくノースリ、骸骨兎の杖を持っている。頭に花のような王冠?をつけている。
一言で言うと我侭姫様で、ケータイ電話が手放せない現代っ子。
ダウンロードストーリーでは彼女の雄姿が見られる。
「さぁ、とっとと勇者を倒すんだ!」
「パパにあげたジャンボニジリが減っている」