登場人物
依田 いつか(よだ いつか)
藤見高等学校生徒。1年3組。不二芳南中学校出身。
本作の主人公。
坂崎 あすな(さかざき あすな)
藤見高等学校生徒。1年3組。不二芳南中学校出身。
いつかのクラスメート。
長尾 秀人(ながお しゅうと)
藤見高等学校生徒。1年4組。陸上部所属。江布北中学校出身。
いつかの親友。
椿(つばき)
礼華女子高等学校生徒。1年。江布北中学校出身。
秀人の恋人。
天木 敬(あまき たかし)
藤見高等学校生徒。1年5組の学級委員長。サッカー部所属。江布北中学校出身。
秀人の親友。
河野 基(こうの はじめ)
藤見高等学校生徒。1年2組。
小瀬 友春(こせ ともはる)
藤見高等学校生徒。1年2組。陸上部所属。江布北中学校出身。
三山 志緒(みやま しお)
藤見高等学校生徒。1年3組。
あすなの親友。友春の友人。
豊口 絢乃(とよぐち あやの)
藤見高等学校生徒。1年5組。
いつかの元恋人。六月の学園祭のとき、芸人役でコントを披露したいつかに告白した女子のなかで最も可愛かったため、いつかと付き合うことになった。しかし、早くもいつかは「絢乃が『重い』から別れたい」と感じ始めており、秀人に相談していた。
松永 郁也(まつなが いくや)
藤見高等学校生徒。1年5組。ピアノ部所属。江布北中学校出身。
舞台
藤見(ふじみ)高等学校
江布県江布市の公立高校。
1年2組 河野基、小瀬友春
1年3組 坂崎あすな、三山志緒、依田いつか
1年4組 長尾秀人
1年5組 天木敬、豊口絢乃、松永郁也
礼華(らいか)女子高等学校
私立高校。
1年 椿
不二芳(ふじよし)南中学校
江布県不二芳市の中学校。
作中に登場する卒業生はいつか、あすな。
江布北(えふきた)中学校
江布県江布市の中学校。通称「北中」。
作中に登場する卒業生は秀人、椿、天木、友春、松永。
関連作品
『ぼくのメジャースプーン』
『名前探しの放課後』の6年前が舞台。
『凍りのくじら』
『名前探しの放課後』の6年前が舞台。小学校4年生の松永がメインキャラクターとして登場。
『光待つ場所へ』収録の短編『樹氷の街』
『名前探しの放課後』の1年前が舞台。中学校3年生の天木が主人公。同級生である秀人、椿、松永もメインキャラクターとして登場。3年2組の指揮者・天木の視点から、ピアノの実力を買われて自由曲「樹氷の街」の伴奏者となった松永や合唱コンクールに向かう中学生たちの青春を描く。
『ぼくのメジャースプーン』との関連
『ぼくのメジャースプーン』
辻村深月による日本の小説。
小学校4年生の「ぼく」が主人公。ある日、幼なじみで憧れの少女・ふみちゃんが、小学校のうさぎが殺されたことを機に心を閉ざしてしまう。「ぼく」は自分のもつ言葉で相手を縛るという特殊な能力を使って、事件の犯人・市川雄太にどのような罰を与えるべきか考え始める。
D大学教育学部児童心理学科教授・秋山一樹を除き、登場人物のフルネームはわからないようになっている。「ぼく」に至っては、名字や名前はおろか愛称すら出てこない。しかし、『名前探しの放課後』を読むことでその謎も解明することができる。