CV:桑島法子
神奈川県立椿高等学校に在籍する女子高生だったが、第1話でミレイユと共にパリに渡り、彼女と共同生活を送りながら暗殺代行業に従事するようになる。
過去の記憶を失っているため、自分の事を何も知らない。覚えているのは「自分がNOIR」だという事のみ。上記の高校の学生証を所持しているが、これが偽造であると知りながらも、自己の縁として保持し続けた。
イタリア・ベレッタ社製の古風なベレッタM1934を愛用の武器とし、銃器類のみならず、様々な戦闘技術に秀でる。ミレイユ曰く、「殺しの技術に長け、裏社会に精通し、あらゆる言語を話す」
普段はおとなしい無口な少女であり、物語の初期は強襲者達を淡々と葬った後、「私、人を殺せる。なのにどうして悲しくないの?」と涙し、「悲しくないのが悲しい」という一般的とは程遠い感情を見せたが、話が進むにつれ、野良猫に情をよせたり、ミレイユの無事を確認し笑顔を見せるなど、徐々に心優しい性格に変わってゆく。
時に幼少より培われた殺人者としての人格が表に出ることがあり、その時は目つきが異様に鋭くなり、殺人技術も普段とは比べ物にならない程に向上する。この状態は「黒霧香」と公式に呼ばれる。
口癖は「よいしょ」。重い荷物を運ぶ際などはよく呟いている。
物語の前半は、フランス国旗がプリントされたTシャツ、白いワンピースなど、服装が頻繁に変わっていたが、後半になると日本を出る際に着ていた白いパーカーをよく着用するようになる。特に13話~21話は白いパーカーの下に水色のキャミソールという服装で行動している。
過去の記憶を消され、家族も偽物、学生証も偽造、身元を隠すためのあらゆる措置がソルダによって講じられているため、本名・国籍など一切の素性は不明である。