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※この記事には独自研究が多く含まれています。


不遇ポケモンの定義編集

本編の対戦において、能力値・技・特性といった面が他のポケモンに劣っている、もしくはあまりにも低すぎて活躍し辛い不遇なポケモン達の事。

注意して頂きたいのは、これら不遇ポケモンが単純に弱いという訳で選ばれているのではなく、個性が無い訳でもない。以下の事を念頭に置いてほしい。

  • あくまで対戦において不遇だというだけで、ポケモンとしての扱いが不遇なわけではない
  • 「活躍し辛い」のであり「活躍が不可能」なわけではない
  • 対戦面だけであって、決してストーリー等でも不遇・弱いと言うわけではない
  • 使用率のランキング(PGL等でデータも表示されない状態など)は絶対の参考とはいえない。

またこの不遇ポケモンは最新作が出る度に変動し、最新作の仕様で一気に需要が増すポケモンもいれば、逆に不遇に転落するポケモン達もおり、必ずしも恒久的な評価でない点も覚えておいてほしい。


まあ確かにここ最近顔ぶれがほとんど変わらないのは事実だが…。


不遇要素と不遇入りの基準編集

1.見劣り編集

主な該当不遇ポケモン:オニドリルラブカス

現時点での不遇ポケモンに最も多く見られる要素。

同タイプに、覚える技が被りがちで似たような種族値のポケモンがいると該当する。

未だ希少とされるドラゴンタイプや追加されたばかりのフェアリータイプ等よりも、元ネタとしてのモチーフも豊富である序盤ノーマルノーマルタイプ)・序盤鳥ひこうタイプ)・序盤虫むしタイプ)・海や川等の水棲生物(みずタイプ)・自然の植物(くさタイプ)の5タイプは特に、ポケモンの新しい世代が来る度にほぼ確実に増える一方であり上下関係が生まれやすくなるため該当しやすい。

比較すると下位互換(所謂「劣化」と言われる)の烙印を押され、「○○でやった方がいい」と言われる事が多い。差別化は出来ない事も無いが、種族値や技が揃っていないとそれ故に戦略が見破られやすくなってしまう。

ただし見劣りに該当しているポケモンでもある程度のスペックがあれば、対戦で不遇であってもこの記事で扱わない方針とするポケモンもいる。


2.タイプ不遇編集

主な該当不遇ポケモン:ミノマダム(くさきのミノ)、ガーメイル

タイプに問題がある不遇ポケモンに挙げられる要素。

性質に噛み合わないタイプを持っていたり、評価の低いタイプを持つ場合に該当する。

ポケモンは大抵自身のタイプと同じタイプの攻撃技を中心に覚えるのだが、くさむしタイプは半減されるタイプが多く、アタッカーとして活躍させにくい。(2タAと表記)

また防御面でもくさいわこおりタイプ等は弱点となるタイプが多く、数値ほどの耐久を持たないことがある。(2タBと表記)

またノーマルタイプは半減されにくく弱点も少ないが有利なタイプを持たず、単タイプで他の不遇要素を兼ね備えていると役割を持たせにくく扱いに困るポケモンになってしまう。

第9世代ではテラスタルの導入で技範囲を伸ばしたり耐性を変化させられるようになったが、例のごとく一試合に一回しか使えないので、切らなくて済むならそれに越したことはないというのが実情である。


3.低種族値編集

主な該当不遇ポケモン:マイナンコロトック

下手な進化前にも劣りがちな、合計種族値の低いポケモンが該当する。

技や特性に強力な個性を持つ場合はこの限りではないが、合計種族値が低いと火力・耐久・素早さ等に難が生じやすく戦い辛くなる。

攻撃や特攻に多くステータスを割いたり、特徴のないバランス型に割り振られた結果、鈍足低耐久に直結する事も多い。

ちなみに、追加進化を持たない最も合計種族値が高い進化前の一般ポケモンはヌメイル(452)である。


4.鈍足低耐久編集

主な該当不遇ポケモン:カモネギ(通常の姿)、アリアドス

対戦の中で勝負を決定付ける要素として大きい割合を占めている素早さが低く、更にHP+防御or特防が低く耐久面に難があると該当する。

こうしたポケモンは先手・後手どちらを想定するにも動きにくくそのまま倒されてしまいやすく、せっかく技や特性に強力なものがあっても宝の持ち腐れになってしまう。

極端な鈍足でアタッカーになれるのであれば「トリックルーム」で鈍足を逆利用できるため、ここに該当していても不遇とならないこともある。


5.特性不遇編集

主な該当不遇ポケモン:エネコロロマスキッパ

第3世代からの要素である特性は、例外を除き各ポケモンごとに隠れ特性を含めて1~3種類だが、その特性全てに問題があるか所有者との相性が悪くまるで使いこなせない特性(3特Aと表記)、もしくは所有特性自体は悪くないが差別化点とすることができない(3特Bと表記)ポケモン等が該当する。


6.主力技不足編集

該当不遇ポケモン:アゲハントポワルン

高い攻撃・特攻を持ちながら、習得出来るタイプ一致技やサブのタイプ不一致技が軒並み低威力だったり、習得技が使い勝手の悪いものばかりだと該当する。

せっかく高い種族値を持つという土台が備わっているのに、それに見合う主力技がないため決定力不足とされ、タイプ的に有利な相手や対抗する事が出来る相性の良いポケモンの範囲が狭まっている。

有用なサブウェポンが少ないでんきタイプや使い勝手がいい技の火力が100未満のむしタイプ等が該当し易く、これらのタイプが単タイプだとなお該当し易い。


基本的に1の見劣りの他に上記のその他の要素が積み重なり、最終的にそれらを見逃せる程の差別要素が無ければ不遇ポケモンとして扱われる。


対戦における不遇ポケモンとそれを取り巻く環境の変化編集

第4世代編集

  • 現在と大きく異なる「バトレボ」環境

不遇ポケモンの誕生には、まず当時の対戦環境を解説する必要がある。

当時はインターネットでの通信対戦にはDS本体とソフトに加え、Wii本体とWii専用ソフト「ポケモンバトルレボリューション」が必須でありハードルが高かった。またレートという概念も存在せず、楽しむことが勝利より優先されていた。ゆえに当時の対戦環境では「バトレボ」を持つヘビーユーザーが好きなポケモンや自慢のロマンギミックでバトルに明け暮れていたのである。

そんな中で「性能の低いポケモンや別のポケモンに見劣りするポケモン」をどうにかして使うことも彼らの楽しみの一つとなった。


  • 「不遇ポケモン」の誕生

「不遇ポケモン」という言葉は、そんなポケモンたちを指す言葉として生まれた。

この言葉がいつ、どこで生まれたのかは今となっては知る由もないが、遅くとも「ニコニコ大百科」で記事が作成された2008年末頃には存在していたと言える。

すでに揶揄・侮蔑とする声もなくはなかったが、初版に「ネタキャラとして扱われる事が多く」とされるように主に同情の対象とされてきた。


  • 「不遇ポケモン」の多義化

やがて「不遇ポケモン」の記事がバトルの真面目な考察がメインのページになると、かつてのネタページとしての雰囲気を惜しむ編集者が「不憫ポケモン」という名前の新たな記事を作成。それからバトル以外の面でネタキャラとされるポケモンがここに追加され、彼らもまた「不遇ポケモン」と呼ばれるようになった。

現在主な不遇・ネタポケモンの一覧で扱われているポケモンは、ここに該当するポケモンが半数以上である。


  • 「厨ポケ」への忌避

「不遇ポケモン」という語の成立の背景には「厨ポケ」への忌避があったとも考えられる。勝利がそこまで重視されていなかった当時の環境において、厨ポケはいわば「ボケ殺し」にあたる存在であり、トレーナーたちから忌み嫌われていた。極端な話、「ニコニコ動画」では厨ポケを使用していると視聴者に見なされたトレーナーが誹謗の限りを浴びせられることさえあった。

そうした環境が厨ポケの対極に位置していた不遇ポケモンが歓迎される土壌を作ったとも言えよう。


第5世代編集

  • レートの導入

第5世代から強弱が数値化される「レーティングバトル」、いわゆるレートが導入され、今までのバトルは「フリーバトル」と呼ばれるようになった。

これによりガチ勢とそうでないトレーナーの棲み分けが行われ、勝利を求めるプレイスタイルがトレーナーの間で認められるようになり、ガチ対戦の考察も盛んに行われた

またフリーバトルで厨ポケにネタパーティが蹂躙されるといったことも減り「厨ポケ」への批判もやがて下火となった。それに伴い厨ポケへのカウンターとして生まれた「不遇ポケモン」という概念もまた本来の趣旨を失ったと言える。


  • 「マイオナ」の顕在化

厨ポケが市民権を獲得したことで、「ニコニコ動画」で行われた厨ポケ忌避・非難を黒歴史として反省する風向きに変わった。ここまでは良かった。

しかし当時のまま厨ポケを批判しマイナーポケモンを使い続けるトレーナーは未だにいた。遅くともこの頃には「マイオナ」という蔑称が彼らに付き、非難の対象となった。

そればかりか、定義のはっきりしないバズワードだったゆえ、マイナーポケモンを使っていただけのトレーナーやマイナーポケモンそのものを「マイオナ」と中傷するトレーナーも現れた。

後に誤用と訂正されるようになるが、こうした騒動はマイナーポケモンそのものへの風評被害に繋がった。


  • 追加進化の打ち切り

第5世代は舞台の一新ゆえか既存ポケモンへの追加進化が行われなかった。

新ポケモンに或る不遇とされた旧世代のポケモンに酷似した姿を持つポケモンがいたため追加進化と期待されたが、実際には全く別のポケモンであった。

これ以降第6世代からも既存ポケモンの追加進化の追加は1種類(それも分岐)に留まり、この方針は第9世代まで続くこととなる。


第6世代編集

今までのポケモンになかった新たな進化「メガシンカ」は打ち切られた追加進化に代わる不遇ポケモンたちの救済として期待された。

しかし実際にメガシンカが配られたのは元々強力なポケモンや人気のポケモンが大半であり、むしろ環境のパワーインフレで多くの不遇ポケモンの立場が悪化した。

また運よくメガシンカの対象に選ばれた元不遇ポケモンも、

・低種族値ポケモンも御三家や600族と同じく種族値の上昇幅は一律100

・メガシンカ以前は性能に乏しかったポケモンは元々強力なポケモンのようにメガシンカしない型と迷わせることもできない

・メガシンカが可能なのは1試合中1匹のみという制約があるため、パーティ内でより激しい枠争いに巻き込まれる

という状態のため、一部を除き救済にはまだ遠かった。


  • 新タイプ「フェアリー」の登場

新タイプに追加されたフェアリーは新ポケモンのみならず、既存のポケモンのタイプを書き換えたり第二タイプするという形でも追加された。これによって明確な差別化を果たしたポケモンも現れた。


禁止級と呼ばれていた伝説のポケモン幻のポケモンがフリーバトルに限り解禁された。

本来は対戦での使い道のなかった禁止級への計らいではあったのだが、勝利にこだわらず楽しむトレーナーたちの最後の楽園だったフリーバトルに一般のポケモンを上回る暴力が持ち込まれることとなった。そのため不遇ポケモンを使用していたトレーナーもレートへの移住を余儀なくされた。

第7世代でフリーバトルは禁止級のいるルールといないルールに分割されるのだが、時すでに遅し。禁止級なしのフリーバトルはレートで使うポケモンの実験場として使われるようになり、各々が好きなポケモンや自慢のロマンギミックを持ち込む場としてのフリーバトルはとうとう消滅してしまったと言える。


  • 「不遇ポケモン」の公認化?

ORASにて或る不遇とされたポケモンを相棒とするNPCが登場した。そのためそのポケモンの新メガシンカに期待されたが、実際にはメガシンカの対象には選ばれず、そればかりかそのポケモンの上位互換的性能を持つポケモンのメガストーンが渡されるというイベントが行われた。これには「公式の悪ノリ」だとする批判が集まった。


第7世代編集

ポケモンに持たせると一度だけ「Zワザ」が使えるようになる新アイテム「Zクリスタル」が登場した。

「単純に瞬間火力を伸ばす」「本来使いにくい攻撃技をシンプルな大技に変える」「変化技に使い本来上げられない能力を上げる」などの使い道が考えられる新要素。

使いこなせるかは別にしても、全てのポケモンに平等に配られたというのがメガシンカとの大きな違いであり、不遇ポケモンの中にもこれで新たな使い道が見えたポケモンが少なからず存在する。


  • 種族値の上方修正

一部既存ポケモンの種族値が上昇した。これは第6世代でも行われていたのだが、いずれも10のみとほとんど変化がなかったため、第7世代では最大40もの調整がなされた。

もっともここでも漏れたポケモンの方が多いわけだが、不遇ポケモンたちにもようやく展望が見えてきた

…かに見えた。


第8世代編集

  • とうとう起きた「剣盾ショック」

膨大化したポケモンに対応するため、1ソフトへの出現数の削減、有り体に言えばリストラが行われたのである。

ポケモンに強い弱い以前に、そもそも戦えるかという尺度が生まれた。

これにより不遇とされているポケモンでも「登場できるだけマシ」という評価がトレーナー間でされるようになり、不遇ポケモンという概念はほぼ瓦解。発祥であるニコニコ大百科もまるで更新されなくなった。

しかしながら実際にはニコニコ大百科で不遇ポケモンと呼称されていたポケモンたちは二度のDLCを経てなお4分の3近くが未登場のままであった。


  • 行われなかった種族値の上方修正

既存ポケモンの種族値調整は強力なポケモンの下方修正1例にとどまり、救済措置となりうる上方修正は行われなかった。

当時のトレーナーは習得技の変化に期待する他なくなった。

第9世代でもこの方針は続いている。


「メガシンカ」・「Zワザ」に代わり「ダイマックス」が可能になった。

その効果は3ターンの間HPが最大2倍になり、攻撃技がタイプ別のダイマックス技に、変化技がダイマックス版まもるであるダイウォールに変化するというもの。前2つと異なりポケモンの持ち物に関係なく使用可能であり、持ち物に依存しがちなポケモンでもその恩恵を受けられた。

しかしながらかくとうどくゴーストあくタイプはダイマックス技の効果が自身の物理特殊に依存するものであり、自身と噛み合わなかった方だった方のタイプだったポケモンはダイマックスを活かし切れなかった。しかもその内かくとう・どく噛み合わなかった方だろうと威力が下げられているため、この2タイプのポケモンは尚更である。


  • レートのなかった「BDSP」

未登場のポケモンのうち第4世代以前のポケモンは、来るべき「ダイパリメイク」に登場が期待されていた。ニコニコ大百科で不遇ポケモンと呼称されていたポケモンたちもほとんどがここに属していた。

しかし登場できたはよかったが、蓋を開けてみるとBDSPは本編ではなくレートも存在せずフリーバトルにあたる環境が後からアップデートで追加されるのみだった。

当然ながらレートのない対戦環境であったことから考察もあまり進まず、本作自体が賛否ある出来であったため、「BDSP」への内定は内定と見なさないトレーナーも少なくなかった。


第9世代編集

  • 再びの選抜

「SV」で再び登場ポケモンの選抜が行われ、第8世代で未登場だったポケモンも多く選出された。

しかしニコニコ大百科で不遇ポケモンと呼称されていたポケモンたちは更に二度のDLCを経てなお半数近くが第8世代以降の本編に未登場であり、「BDSP」を勘定に入れても第8世代以降どのソフトにも出られていないポケモンすら存在する始末であった。「FRLG」のように未登場のポケモンを網羅することはできなかったのだろうか…。いよいよ第8世代のような批判の声もあまり聞かれなくなった。


  • 追加進化の復活

第5世代以降追加進化は新タイプ追加記念の1例とリージョンフォームへの追加というイレギュラーな形式でしか行われてこなかった。

しかし第8世代である「PLA」にて既存ポケモンの直接の追加進化が登場。「SV」でも数系統がさらに追加された。


「ダイマックス」に代わり「テラスタル」が可能になった。

その効果は自身のタイプが任意の単タイプに変化し、テラスタイプと一致した技の威力がタイプ不一致だと1.5倍・タイプ一致だと約1.33倍になるというもの。ダイマックスと同様持ち物は自由。

単純な技威力の強化に加え、そのテラスタイプと一致する技がない場合はテラバーストが使えるため、攻撃技に難のあったポケモンの強化が可能。変化技は変わらず使えるため、耐性に難のあった耐久型ポケモンも使いやすくなった。

しかし実際には技範囲や耐性で力を抑えられていた強力なポケモンが暴れたり、元々耐性の優秀なポケモンが役割を切り替えるために使うという状態であった。


  • 新ポケモンの強力な性能

第9世代のポケモンはHP=防御+特防に近いポケモン攻撃か特攻の使わない方や素早さを極端に削ぎ落した、または素早さが極端に高いなど種族値に無駄がほとんどないポケモンが多く、またそうしたポケモンがパラドックスポケモン四災といった合計種族値が570もある特別なポケモンたちの中にも含まれていた。ゆえに登場したポケモンのうち禁止級を除く全ポケモンが解放されたシーズン5では使用率TOP30のうちダブルでは16匹・シングルに至っては18匹が新ポケモンという魔境が出来上がってしまった。


これからの不遇ポケモン編集

残念ながら、展望は決して明るくはないと言わざるを得ない。

少なくない一部の不遇ポケモンたちは「ポケモン」が対戦ゲームとして変容していくうち、性能の低いポケモンが内定を逃し、内定がなければテコ入れのしようもない、というループに呑み込まれているのが現状である。

しかしながら第9世代追加進化の復活は進化を残している不遇ポケモンたちにとってはかすかな希望である。今後も注視されたし。


主な不遇ポケモンの一覧編集

「スカーレット・バイオレット」に登場する対戦における不遇ポケモン編集

アリアドス編集

不遇要素:3低、4鈍

不遇時期:第4世代~

最終内定作品:SV

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
709070607040400

特性:ふみん/むしのしらせ/(隠れ)スナイパー

主な競合相手:ペンドラーワナイダー

アリアドス

第2・第3世代ではむし・どく共に全ての攻撃技が物理技だったため、一致技がどちらも種族値に噛み合っているという特権を持っていた。しかし技ごとに物理と特殊が設定された第4世代でそれが瓦解し、不遇入りとなってしまう。

世代を経るごとに「メガホーン」や「ねばねばネット」、「どくのいと」と技は充実してきているものの、最大の問題である低種族値(特に鈍足低耐久)の更なる改善が施されなければ不遇卒業は叶わないだろう。


デリバード編集

該当不遇要素:3低、4鈍

該当不遇時期:第2世代~

最終内定作品:SV

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
455545654575330

特性:はりきり/やるき/(隠れ)ふみん

主な競合相手:ドーブルチャーレム

誠に申し訳ありませんが

合計種族値は330と特殊なポケモンを除く無進化ではラブカスに並び最下位という悲惨すぎる低種族値であり、下手な進化前にも劣る。

ねこだまし」「おいかぜ」「カウンター」「みちづれ」など技はかなり揃っているのだが、正直ドーブルと素早さが変わらないのでよほど地面技や眠りに強くしたい場合でなければデリバードの出番はない。

数少ない個性を挙げるならばひこうタイプ唯一の「ねこだまし」持ちである事くらい。「ねこだまし」+「じしん」のコンボがノーリスクで行えるが、これも「テレパシー」持ちのチャーレムで出来てしまう(強いかどうかは別にして)。


マイナン編集

不遇要素:1劣、3低、5特B

不遇時期:第3世代~

最終内定作品:SV

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
605040758595405

特性:マイナス/(隠れ)ちくでん

主な競合相手:プラスルデデンネ

マイナン

ピカチュウポジションの中ではトップクラスの不遇。

サポートで使おうとするとライチュウ(通常の姿)、パチリスデデンネといった壁が立ち塞がる。更に数少ない差別点となる「すりかえ」に関しても、同タイプのプラスルの存在が重い。

ダブル向けのポケモンとして設定された割には際立って有利な点が無い。寧ろこの設定によるスペックが後の世代になるにつれ、仇となっている感が増している気がするのだが…。


ラブカス編集

不遇要素:1劣、3低、5特B、6主

不遇時期:第3世代~

最終内定作品:SV

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
433055406597330

特性:すいすい/(隠れ)うるおいボディ

主な競合相手:フローゼルネオラント

ハート

このページで取り扱っているポケモンの中でもトップクラスの不遇ぶりと思われるポケモン。

素早さはそこそこ高く、第3世代の「すいすい」持ちでは最速だったが、他の能力があまりにも足りず技による差別化すら許されない悲しさ。第9世代に入って「がむしゃら」を習得できたのは良かったが、未だ問題は山積みである。


コロトック編集

不遇要素:1劣、3低、4鈍、5特B

不遇時期:第4世代~

最終内定作品:SV

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
778551555165384

特性:むしのしらせ/(隠れ)テクニシャン

主な競合相手:ドーブルワナイダー

コロトック

攻撃力はそれなりにあるが、残りの能力が不安で鈍足低耐久。しかし「ねばねばネット」や「ほろびのうた」等個性的な技を多く覚えるので、それを活かした起点作りが主流。

しかし行動の確保に難があり、ドーブルの方が若干素早い上、豊富な型で撹乱しやすい。また、耐久で差別化を図ろうすると今度は同じ「ねばねばネット」の使い手であるワナイダーに板挟みにされてしまう。


ウミトリオ編集

不遇要素:1劣、5特A、3低、6技

不遇時期:第9世代~

最終内定作品:SV

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
35100505070120425

特性:ぬめぬめ/びびり/(隠れ)すながくれ

主な競合相手:フローゼルカマスジョー

20231016

種族値はそっくりさんのダグトリオと全く同じ。なのだが攻撃技はみず・じめん・あく(しかもいずれも威力90以下)しかなく、特性もこの低耐久で被弾前提の特性が2つ、「ステルスロック」や「じわれ」も覚えないとダグトリオの強みがおきみやげ」以外ことごとくオミットされている。これでは差別化どうこうの話ではない。

登場からというもの使用率は万年圏外であり、禁止級が解禁されたS18シングルから使用技リストに「どろかけ」が入っていることも、このポケモンの如何ともしがたい性能を物語っている。


その他の対戦における不遇ポケモン編集

オニドリル編集

不遇要素:1劣、3低、5特A/B、6技

不遇時期:第1世代~

最終内定作品:BDSP

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
6590656161100442

特性:するどいめ/(隠れ)スナイパー

主な競合相手:ドードリオムクホーク

022 オニドリル「ドリルくちばし」

第1世代から上位互換にドードリオが存在していただけならまだしも、さらにほぼ上位互換であるムクホークが登場したせいで多重劣化と言う悲しいにも程があるポケモン。しかも使い勝手のいいひこう技の威力が第1世代からずっと威力80の「ドリルくちばし」止まりで主力技不足気味。

同タイプ唯一のじめん技ドードリオに掻っ攫われ、実質的にドードリオの完全劣化と言わざるを得ない立ち位置となっている。以前にも増して不遇な状況に置かれてしまっている。


カモネギ(通常の姿)編集

不遇要素:1劣、3低、4鈍

不遇時期:第1世代~

最終内定作品:剣盾

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
529055586260377

特性:するどいめ/せいしんりょく/(隠れ)まけんき

主な競合相手:ウォーグルネギガナイト

出荷

決定力無し・鈍足・低耐久の三重苦で、合計種族値も377と非常に低い。

技に関しては独特の「フェイント」や「リーフブレード」があるがまともに撃たせてもらえるかと言うと…。

第8世代ではネギガナイトの発表で遂に念願の不遇卒業を果たすかと思いきや、進化前がガラルの姿であり、結局不遇卒業とはならなかった。新要素のダイマックスの追加により、アタッカーで見た場合の耐久の改善と「まけんき」の発動機会の増加、新たに「インファイト」を習得する等の強化はされたものの、それらがもろ被りしているウォーグルに余計見劣りしているという点が増してしまい、見劣り出戻りの憂き目に。


レディアン編集

不遇要素:1劣、2タA/B、3低、5特A、6技

不遇時期:第2世代~

最終内定作品:BDSP

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
5535505511085390

特性:はやおき/むしのしらせ/(隠れ)てつのこぶし

主な競合相手:バルビートイルミーゼ

レディアン ひかりのかべ

攻撃・特攻は共に低くアタッカーとして使うには厳しい。それに加え、特防は高いのだがHPが足りない上に弱点が多いためサポーターとして使うにも難がある。

耐性もむし単と比べ弱点を増やすだけになっており、バルビートやイルミーゼと比べた強みに乏しい。それらとの差別化まで考えると型がほとんど固定になってしまい、使いどころが非常に悩ましいポケモンである。


サニーゴ(通常の姿)編集

不遇要素:1劣、3低

不遇時期:第2世代~

最終内定作品:剣盾

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
655595659535410

特性:はりきり/しぜんかいふく/(隠れ)さいせいりょく

主な競合相手:ジーランスカジリガメ

0222番サニーゴ

攻撃技・変化技が共に豊富で、3つある特性も全て優秀であり、技や特性だけならジーランスカジリガメ等の同タイプに引けをとらないどころか変化技のレパートリーでは同タイプ随一なのだが、種族値がついてこない。

HPに努力値を振ればそれなりに硬くはなるがメジャーどころに弱点が多く、鈍足が祟って何も出来ずに落ちる事が多々ある。鈍足すぎる故「トリックルーム」の依存度が非常に高い。

一応ミラーコートで反撃くらいはできるのだが、いわタイプ側の弱点が物理寄りなことが災いし使いどころが難しい。


アゲハント編集

不遇要素:1劣、2タA/B、3低、4鈍、5特B、6技

不遇時期:第3世代~

最終内定作品:BDSP

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
6070501005065395

特性:むしのしらせ/(隠れ)とうそうしん

主な競合相手:バタフリーガーメイル

魅惑の蝶

数多くいるむし・ひこう複合では恐らく最下層に値するポケモン。同タイプのメジャー級ポケモンに劣るだけならばまだしも、同様に厳しい立場にいるガーメイルの更なる下位互換という地位に甘んじている。

ひこう複合ではあるのだが、一致ひこう技が「エアカッター」止まり。等倍程度であれば半減「むしのしらせ」+「むしのさざめき」(一致補正込みで威力101)の方がダメージが出るという始末。

この記事の不遇要素に全て何らかの形で属するというという珍しくも不名誉なポケモン。一応「とうそうしん」はこのタイプでは唯一だが、お得意の「ちょうのまい」と全く噛み合っていないのがなんとも…。


エネコロロ編集

不遇要素:2タA/B、3低、5特A

不遇時期:第3世代~

最終内定作品:BDSP

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
706565555590400

特性:メロメロボディ/ノーマルスキン/(隠れ)ミラクルスキン

主な競合相手:ペルシアン(通常の姿)、ミミロップ

万物無想(ノーマルスキン)

全体的に種族値が不足しており、その低さは1進化ポケモンの中でもぶっちぎりの低さ。

素早さ100以上がデフォルトの他の猫ポケモンと比べても低めの素早さ種族値は何か悲しい…。

専用特性「ノーマルスキン」も全技が一致技になる一見強力な特性だが、実際は「めざめるパワー」か「しぜんのめぐみ」が無ければゴーストタイプに完封、耐久の高いいわタイプはがねタイプにほぼ完封されると言う困ったもので、はっきり言ってデメリット特性であり死に特性同然(第8世代ではいずれも消滅したため、ゴーストタイプ相手に実質なす術も無くなった)。

不遇の原因の一つである火力面を中心とした低種族値の問題は未だ解決していない。いっそ火力面を諦めて「なかまづくり」や「スキルスワップ」を習得できれば後続のゴーストタイプやいわ、はがねタイプへの起点作りができそうだが、それでいいのか専用特性…。


ポワルン編集

不遇要素:3低、4鈍、6技

不遇時期:第3世代~

最終内定作品:BDSP

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
707070707070420

特性:てんきや

主な競合相手:ブーバーンゲッコウガ

ポワルン

専用特性「てんきや」により天候ごとに自身のタイプが変わる唯一無二の個性を持っているが、オール70の低種族値故に火力・耐久・素早さいずれも不足がち。一応珍しいほのお×こおりという技範囲を持っていたが、他のポケモンで「めざめるパワー」を使った方がよいというのが実情。

そればかりか第6世代でゲッコウガが登場。「へんげんじざい」により「はれたすがた」でないと「めざめるパワー」でほのお技の威力を軽々超えてくる高性能の持ち主である。第9世代で「へんげんじざい」は弱体化したものの、ポワルン自体の能力不足がどうにかならない限り不遇卒業への道は遠い。


ミノマダム(くさきのミノ)編集

不遇要素:1劣、2タA/B、3低、4鈍、5特A

不遇時期:第4世代~

最終内定作品:BDSP

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
6059857910536424

特性:きけんよち/(隠れ)ぼうじん

主な競合相手:キレイハナハハコモリ

ミノマダム

種族値が全体的に中途半端で、素早さは絶望的。そこそこある耐久もこの耐性のおかげで帳消し。「ちょうのまい」+「ギガドレイン」くらいはできるのだが、4倍弱点のないくさ単タイプにも「ちょうのまい」を覚えるポケモンがおり、独自の強みとは言えない。

一応所持している特性は割と優秀ではあるものの「きけんよち」は弱点が多すぎるせいで本来の相手がどのタイプの技を撃ってくるか予測してうまく交代読みを決めるという仕事がやり辛く、隠れ特性の「ぼうじん」はくさタイプであるため粉系の技は元々無効、せいぜい天候ダメージで「きあいのタスキ」が潰れないようになるくらいしか利点がなく事実上特性不利に該当してしまう。


ガーメイル編集

不遇要素:1劣、2タA/B、3低、4鈍

不遇時期:第4世代、第6世代~

最終内定作品:BDSP

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
709450945066424

特性:むしのしらせ/(隠れ)いろめがね

主な競合相手:ウルガモスフェローチェ

ガーメイル

むし・ひこうタイプとしては唯一、攻撃と特攻が共に高めのポケモン。

第5世代では強力な積み技である「ちょうのまい」や「ひこうのジュエル」とのシナジーが注目され「アクロバット」の習得によりこれと特殊技を交えた二刀流スタイルで戦う事で差別化が可能になり一旦は不遇卒業を果たした。

しかし第6世代ではノーマル以外のジュエルが消滅した事で「アクロバット」の使い勝手が悪化し、攻撃の高さが種族値の無駄遣いによる鈍足低耐久の露呈、「イカサマ」の被ダメージ増加という形で仇となってしまい再度不遇入りとなってしまう。


マスキッパ編集

不遇要素:1劣、2タA/B、3低、4鈍、5特B

不遇時期:第4世代~

最終内定作品:BDSP

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
7410072907246454

特性:ふゆう

主な競合相手:モジャンボパンプジン

シェ~エ~!

全体的に不遇と言われるくさタイプの中でも相当立場が厳しいポケモン。

攻撃は100と低くなく、高威力の「パワーウィップ」を持っており火力はそこそこ。しかし鈍足低耐久に加えくさ単の崩されやすい耐性が活躍を阻む。

それだけならまだしも特防以外が全てモジャンボに負けているという有様。HPの差で特殊耐久も大した差はなく、技の方もモジャンボの方が圧倒的に豊富である。

USUMでは「じごくづき」「アシッドボム」を習得し、モジャンボとの差別点を一応得る事は出来た。しかし特性や種族値の面において更なる強化が施されない限り、不遇からは抜け出せないのが現実。


ミルホッグ編集

不遇要素:1劣、2タA/B、3低、4鈍

不遇時期:第5世代~

最終内定作品:USUM

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
608569606977420

特性:はっこう/するどいめ/(隠れ)アナライズ

主な競合相手:オドシシブニャット

警備員

第5世代の序盤ノーマルポケモンであり、この世代の最終進化ポケモン中合計種族値ワースト

攻撃面では先輩達や同期の様な芸当が出来る訳でもなく、かと言って「さいみんじゅつ」等の変化技で上手く立ち回ろうとしても低すぎる種族値が足を引っ張り正直厳しい上、「さいみんじゅつ」軸のノーマル単なら、技範囲が広くサポート役としての適性が高いオドシシやより素早く所持特性も優秀なブニャットを使った方が良いという始末。

また「でんこうせっか」等の先制技を覚えそうで覚えない。


不遇入り議論中ポケモン編集

現在は不遇入り議論中ポケモンはいません。


過去に議論されたが不遇でもないとされたポケモン編集

該当するポケモン議論された世代不遇でもないとされた理由
スリーパー第7世代単純な性能や特性面で見れば各方面でライバルが存在するが、「すりかえ」からの「かなしばり」等変化技に目を配ればトリッキーに戦える。元々耐久面ではそれなりに優秀で、一部タイプと特性が被るヤレユータンとは攻撃技で十分差別化可能。第9世代では「アンコール」「ふういん」といったトリッキーな変化技を新たに習得。
セレビィ第7世代禁止級。種族値は全体的に優秀で、くさタイプ唯一の「ほろびのうた」持ち。配布個体ではくさタイプでは珍しい「わるだくみ」も習得可能。そして第8世代では数少ない「いやしのすず」使いとなった。
ドクケイル第7世代同タイプのモルフォンの存在に加え習得技が攻撃技に偏っている問題はあるものの、モルフォンとは役割的にも差別化可能。当初から耐久ポケに対する積ませ性能が凄まじい技が揃っており、一度起点を作ってしまえば優位に立ち回れる。第5世代以降では「ちょうのまい」の習得で積みアタッカーとしても運用可能。
ジュペッタ第7世代第4世代で仕様上火力がガタ落ちしたものの、「おみとおし」+「トリック」や「ねこだまし」や「ふみん」等でダブルバトルでの偵察役として活躍可能。そしてメガシンカで「いたずらごころ」からの先制「みちづれ」「かなしばり」「おにび」という強力な武器を得た。第9世代では「アンコール」を習得。
ネオラント第7世代よびみず」はトリトドン、「おいかぜ」からの「とんぼがえり」はペリッパー等がいるが、これらを唯一両立可能であり、ダブルバトルで味方をみずタイプから守りつつ「おいかぜ」を展開可能。USUMでは「あやしいひかり」を習得。第9世代では「エアスラッシュ」「ひやみず」等を新たに習得したが、「ねっとう」が没収の憂き目に。
ヨノワール第7世代第5世代で「しんかのきせき」が登場した事により、進化前のサマヨールに見劣りがちにはなった。しかしこちらはサマヨールと異なり持ち物が自由に選べる点に加え、サブウェポンも豊富で攻撃面で考えたら十分に戦える。そして鎧の孤島では遂に念願の高威力ゴースト物理技「ポルターガイスト」を教え技で習得し、主力技不足問題も解消。
エムリット第7世代同タイプ同特性のクレセリアアグノム等の存在が気になるが、バランス型の種族値のおかげで型が読まれにくいという個性がある。「ふぶき」+「ふういん」+「トリックルーム」で霰パ・トリパにも(ドーブル以外で唯一)対抗可能。冠の雪原では「わるだくみ」「アンコール」「バトンタッチ」を習得。第9世代ではUMAトリオ専用技である「しんぴのちから」を習得し、攻撃しながら火力の底上げが可能に。
ダイケンキ(通常の姿)第7世代耐久や素早さは物足りない感じがあるが、みず単タイプでありながら「メガホーン」「エアスラッシュ」を習得出来る点では差別点になり得る。攻撃技が豊富であり、どのような型で来るのか読まれにくいのもポイント。「げきりゅう」持ちで「アンコール」を覚え、かつ「カムラのみ」消費により130族抜きが可能なのはダイケンキのみ(ニョロトノも同じ技構成が可能で「あめふらし」で火力を上げられるが、HPが「げきりゅう」発動ラインになった頃には雨が止んでしまい、ダイケンキと同じ物理耐久と特殊火力は出ないため)。第9世代では「ドリルライナー」「アクアカッター」「ゆきなだれ」等の技を多数習得。
ギギギアル第7・8世代サブウェポンが貧相がちだが合計種族値は悪くなく、無駄も少ない。専用技「ギアソーサー」「ギアチェンジ」等でその他はがねタイプとはしっかり差別化可能。ダブルバトルではプラス・マイナスの特性持ちのパーティにて味方の能力値上げを担うサポート役となる。サブウェポン不足の問題も第7世代では「いわくだき」をZワザにする事で解消可能。第8世代ではZワザと一部の技の没収が施されたが、「ギアソーサー」は未だ専用技として健在であり、「ギアチェンジ」で必要最低限の火力も確保可能。また「トリックルーム」からの「てっていこうせん」で退場する新たな役割も得た(似たような芸当が可能なはがねタイプこそいるが)。
クリムガン第7世代第7世代で「ふいうち」やまひ状態の弱体化等に加え、フェアリータイプの台頭で逆風が一気に吹いたが、「かたやぶり」からの「ステルスロック」、「いのちのたま」+「ちからずく」等は健在でその他ドラゴンタイプとは差別化可能。「へびにらみ」も優秀な個性の一つ。
ゴーゴート第7世代所有特性がいずれも自身のスペックと噛み合わないと言われているが、合計種族値は一般ポケモンの中では高く「ウッドホーン」や「ミルクのみ」等耐久向けの技も習得可能。第7世代では自らも「グラスフィールド」を習得し「くさのけがわ」が発動しやすくなったのも嬉しい。しかし第9世代では「ばかぢから」が没収の憂き目に。
フレフワン第8世代当初から「アロマベール」で「ちょうはつ」を気にせず「トリックルーム」を展開出来る存在として重宝されており、トリプルバトルが廃された第7世代でも独自性を確保していた。第8世代でブリムオンマホイップといった似た事が出来るフェアリータイプ持ちの後輩が登場したものの、技範囲は2体とは異なり変化技も一部2体が覚えないものも多い。
ケケンカニ第7世代弱点多数と中途半端な耐久が気になるが、こおりタイプの物理アタッカーではブラックキュレムに次ぐ火力を誇る。かくとう技との相性補完により広く等倍以上を取る事が出来る他、特性も全てその性能と噛み合っている。低い素早さは「トリックルーム」で十分補える。
フォクスライ第8世代種族値配分と習得技のミスマッチが気がかりだが、(当時としては)悪タイプ唯一の「はりこみ」持ちである事や、「はりこみ」込みで最大火力の「イカサマ」ができる事、ガラル地方のあく単タイプで唯一「ファストガード」持ちである点で差別化は出来ている。特性が被る同タイプのレパルダスとは耐久面で差別化が可能。またダブルバトル専用の大会であるガラルルーキーズでは通常特性の「かるわざ」を活かして一定の活躍を果たした。
ワナイダー第9世代種族値面で難があるが、後攻「とんぼがえり」or「おきみやげ」による無償降臨、トラップを警戒する相手に「ともえなげ」、習得者が少ない「ねばねばネット」や専用技の「スレッドトラップ」等変化技を駆使したサポーターとしては優秀。隠れ特性の「はりこみ」も「であいがしら」等の先制技と相性がいい。現在のSV環境においては「ともえなげ」「ねばねばネット」の習得者が少なく市場を独占している状態であり、シングルでの使用率が2023年4月現在でランク圏外を免れている。
イキリンコ第9世代特性から見れば多くのライバルに見劣りしがちだが、「いかく」+「ちょうはつ」+「すてゼリフ」+「いのちがけ」が両立出来る唯一性で差別化可能。「はりきり」型ではランク補正による火力補強では無いため「てんねん」に強く、A特化で工夫すればHBに特化したドオーヘイラッシャをそれぞれ1発圏内に持ち込める。

特殊な事情で対戦における不遇ポケモンの対象から除外されたポケモン編集

該当するポケモン不遇から除外される理由
アンノーン習得技が「めざめるパワー」しかないが、そもそもアンノーンは他のポケモンとは一線を画す不可思議な存在であり、技が1つだけなのもそれを印象付ける個性と言える。故に存在自体がアイデンティティであり、不遇ポケモンの対象からは除外。
ミツハニーヤトウモリ♂は進化前でありながら進化することができないという特徴を持ったポケモンたちだが、それが彼らの系統の持つ進化の個性として組み込まれている。故に存在自体がアイデンティティであり、不遇ポケモンの対象からは除外。
フィオネ禁止級。何をしてもマナフィの見劣りにしかならず、差別化が事実上不可能。そもそもマナフィの下位互換的存在として生み出された可能性が高く、前述のポケモン達同様存在自体がアイデンティティであり不遇ポケモンの対象からは除外。
バドレックス(通常の姿)等別フォルム使用が前提該当ポケモンはほぼ個体を直接変化可能で、対戦上でも別フォルムで使用される事が普通であるため、不遇ポケモンの対象からは除外。
クチート等元メガシンカ持ちの一部そもそも剣盾では廃止になったとはいえ、ポケダンポケマス等の外伝作品では続投している他、GOでも後に追加要素として導入された。またいずれ来るであろうXYのリメイクで復活が確実視されている。もっともXYリメイクは何年も先の事になる事が予想され、メガシンカ復活までこれらのポケモン達は本編作品で厳しい立場にたたされるだろうが、先実装の有無によって差し戻しや卒業を繰り返していては編集側に切りがないため、不遇ポケモンの対象からは除外(Zワザダイマックスの恩恵を受けていたポケモンの一部に関しても同様)。

まとめ編集

ここに列挙されているポケモンたちは不遇ポケモンの中でも極端な例。

実際にはかなり膨大な数のポケモンが最終進化でありながら対戦で滅多に見ることのないポケモンとなっている。

だがそんな彼らも一定のファンを持ち、対戦で輝けるような強化が期待されている。

不遇ポケモンに活躍できる要素を探してみる事で新たな発見があるかもしれない。ないかもしれないが。


関連リンク編集


バトルにおいて大活躍しているポケモン達。ある意味ここの記事とは正反対。なお、かつて不遇だったポケモンが厨ポケに大化けする事もごく稀にある。

この記事で不遇と扱われているポケモン達は外伝作品で意外と活躍してたりする。特にポケダンポケモンカードポケモンGO等ではそれが顕著に現れている(逆も然り)。本編で活躍できない分の一種の救済措置とも取れる。

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