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息子がかわいくて仕方ない魔族の母親

むすこがかわいくてしかたないまぞくのははおや

息子がかわいくて仕方ない魔族の母親とは、十五夜氏による漫画である。
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概要

十五夜氏による魔族による子育てをテーマにしたオリジナル漫画。もともとはTwitter上で連載されていたが、このたびめでたくとなりのヤングジャンプで正式連載となった。
ローレムとゴスペル親子を中心としたほのぼのとした日常が基本だが、作品世界での人間と魔族の関係を主軸としたシリアス回も多い。

なお、(特にシリアス回で)ミスリード的な表現が多く、一見すると悪役っぽく描かれた新キャラが実は騒動とは無関係ということも多い。

あらすじ

魔族のローレムは生まれたばかりの息子がかわいくて仕方がない。そんなローレムと息子のゴスペルを中心としたほのぼのとした日々が描かれていく。

主要人物

  • ローレム

この物語の主人公。赤い四本角と白い髪、白い翼が特徴の魔族。尾は体毛に、翼は羽毛に覆われているなど恒温動物のような特徴が多く見受けられる。スタイルも抜群で、元々かなりの巨乳であるが十五夜氏曰く『描く度にデカくなっていく』とのこと。
豪快な性格で息子のことを溺愛しており、その一挙手一投足にメロメロになっている。
現在の姿からは想像できないが、昔は「殲滅の狂炎」「破壊神」と呼ばれ、人間にも魔族にも恐れられる乱暴者だった。
実際、後述のベロニカやアリス、ジークなど、彼女の過去を知る、または実際に彼女の被害に遭った者は劇中に数多く登場している。
魔族としての特性として極めて強力な発熱・発火能力を持ち、これが狂炎という異名の由来になっている。この特徴から熱さにも滅法強い。
更に魔獣化を行使し戦闘形態へ移行すると手足へ刺々しい外骨格が生じる。
これらはスマートフォンを軽く撫でただけで両断するほどに鋭い。
今も「殲滅の狂炎」の二つ名と実力は健在であり、後述のエリザ親子の絡みで自治区の魔族と戦闘になりかけて魔獣化した時は、「うるせえ!!」と一喝しただけで周囲が火傷するほどの熱風を撒き散らし、「戦えば原形を留めない」と相手を戦意喪失させたほど。
その過去から人間や魔族から警戒されたりと苦悩することもあるが、周囲に助けられながらよき母親になろうと日々頑張っている。
なお、特に仕事はしておらず、生活費は千春やメリーに面倒を見てもらっている。

  • ゴスペル
ローレムの息子。赤ちゃんでまだ単語しかしゃべれない。単行本三巻の描き下ろしにて一歳の誕生日を迎える。
その行動にローレムだけでなく読者もメロメロになること間違いなし。
Twitter上で成長した姿を確認できる他、本編でも想像図としてしばしば成長した姿が描かれる(描かれるのは主に少年期であるが、15話では青年期も登場した)。
母親と同じく発熱・発火の能力を持ち熱さに強いが、尻尾や翼は母親と違い爬虫類を思わせる重厚なもの。
かなりの重量と筋肉量を誇り、実際彼の体重は尻尾や翼込みで45話(単行本2巻収録)の時点で何と16kg
人間の一歳児の平均体重が7~11kgであることを考えれば、推定生後数か月~十カ月程度の彼が如何に重量級であるかわかると思う(そして当然と言えば当然だが母ローレムも大概重量級であり、こちらは何と97.82kgにもなる)。
このことから乳児としてはかなりの身体能力を誇り、尾と翼で自身の体重を支えることもできるほど。
※なお、彼の父親(即ちローレムの夫)に相当する人物は長らく登場しておらず登場人物の口からその存在が語られることもなかったため読者の間では様々な推測が飛び交っていたが、単行本2巻収録の38話にてそれらしき人物の後ろ姿が描かれた。
この人物が果たして本当にローレムの夫、ゴスペルの父親であるのかは公式からのアナウンスが無い為依然として不明である。
ただ、ローレムと向かい合って語らう様子や、ゴスペルのそれとよく似た爬虫類的な翼や尻尾の描写(後に背景で登場した魔族親子の描写に基づく推測であるが、系統の異なる個体同士の間に産まれた子は同性の親の形質を濃く引き継ぐとの仮説がある)から可能性は高いとの説が有力視されている。

そして、第110話で、父親がジークであることがローレムから明かされた。

  • メリー
ローレムの双子の妹。黒い髪、黒い羽、尻尾を持つ。
姉とはかなり容姿が異なり、身体の一部を触手の如く変化させることができるなどパッと見ただけでは全くの別種にすら見えがち。後述の通り特性も姉とは全くの別物と言ってよく、外見上の共通点と言えば精々体型と角くらいのもの。
姉とは違いしっかりとした性格で、スマートフォンを使いこなすなど現代にもしっかりと適応している。
本編開始以前は姉と離れて暮らしていたようで、ローレムを訪ねてきたときその変わりっぷりに驚いていた。
長きにわたりローレムと二人きりで暮らしていた為、彼女の過去についても当然詳しく、時折姉の黒歴史を蒸し返してはイジるが、姉や甥への愛は本物であり、愛する者への不条理へ静かに憤る様はある意味で姉以上に恐ろしく(気味の悪さは姉以上)怪物然としている。
ただそんな彼女も普段は明るく陽気で愉快な好人物で、千春を「ちーちゃん」と呼ぶなど、親しくなった相手をすぐにあだ名をつける癖があるなど茶目っ気に溢れた性格をしている(そしてそれだけにキレた時の不気味さと恐ろしさが生半可ではないのだが)。
特性として如何なる形態にも変化可能な万能細胞を持ち、種族を問わず様々な傷病を治療することができる。彼女はこの能力をビジネスに活用しておりかなり名の知れた資産家である模様。
ゴスペルからは「めぇ」と呼ばれている。
ちなみに時間軸は不明だが娘が出来るらしい。

  • 西村 千春
連載版から登場。人間の女性でローレムやメリーの大親友であり、ゴスペルもなついている。小柄で華奢な体格がコンプレックスの19歳。
職業はフリーターで、メリーと再会するまでのローレム親子の生活費や物資も彼女が出していた。
出産直前の(当時はまだ狂暴だった)ローレムを助けたことが切っ掛けで彼女たちの面倒を見るようになる。実家は産婦人科で、ローレムはそこでゴスペルを出産した。
後述の鬼病で死にかけ、メリーの身を挺した治療により回復後、これ以上自分たちに関わらない方がいいとメリーに諭されるが、それを良しとせずに魔族との共生をテーマにした学科のある大学に行くことを決意し、その後もローレム達をサポートしている。
後に美波から正式にローレム親子のサポートスタッフ(バイト扱い)を頼まれる。
様々な魔族と触れ合うにつれ、「彼女たちが強すぎる自分の力に振り回されているとても弱くて優しい存在」と気付き、自分にできることを模索していく。
登場当初は茶髪に染めていたが、鬼病の治療の副作用で図らずも元の黒髪に戻ってしまった(ただ彼女はこれを悲観せず、その後も黒髪を維持している辺り気に入ったようである)。

  • アリス
アイマスクで目元を隠した魔族。魔族の生活必需品を取り扱う店『アリスショップ』の店長。
豪快だが金勘定には厳しい。劇中の女性魔族としては小柄で華奢な方だがこれでも成人済み。
店を訪れたローレムに、過去に奪われた積み荷を弁償するように迫るが、(メリーから資金をもらっていた)ローレムがあっさり払い、母親となったことで丸くなっていたことに驚く。
超音波操作の特性を持ち、視覚に頼らずとも聴覚のみで周囲の状況を詳細に知ることができる(寧ろ特性を発動した状態で瞼を開いてしまうと脳への過負荷から却って体調を崩すため普段は敢えて目を隠しているという)。
またこの特性は汎用性が高く、手を触れずに離れた位置の物体を破壊するなど攻撃にも応用可能(初披露の際には来店したローレムを攻撃するつもりが誤射してしまい店の品を破壊するというヘマをやらかしたが)。

  • テレサ
アリスショップで働く魔族。長身に青い肌と黒白目、そしてローレムやメリーにも匹敵する程の巨乳が特徴。
クールで大人びた性格に見えるがこれでも18歳で、内面は更に幼いかのような描写もある。
劣等種であったために人身売買に出されていたが、アリスに拾われた過去を持つ。

  • フーガ
魚が好物な魔族の少年。人間世界の文化がよくわからない野生児で、メリーが後見人になっている。
水棲傾向が強い種族らしく、尾は魚類、取り分け深海性の鮫に似る。
特性は強烈な冷気の操作と氷の生成。幼少期に自身の特性を制御しきれず凍死しかけていた所をローレムに救われ、以後彼女に恩義を感じている。

  • セーラ
フーガが海で知り合った水棲型の魔族の少女。フーガに思いを寄せている節がある。
特性は発電・放電。水棲種族かつ身体の各所に見られるヒレのような意匠からして、モチーフは発電魚のシビレエイ辺りか。

  • 小荒井美波(こあらいみなみ)
魔族管理局の審査指導官。未だ軋轢の多い人間と魔族の共存のために奮闘している。
後述のCATT等に未だ警戒されているローレムを、特観扱いとすることで保護した。
共存の夢を果たすためには体を張ってまで魔族を守ろうとすることもあるほど。

  • ガロン
管理局の警備指導官の魔族の男性。美波の側近兼ボディーガード。特性は瞬間移動。
比較的細身乍らも厳つい外見の老人であり、目付きの鋭さは初対面のゴスペルが泣き出すほど。
劇中の描写から、幼い時の美波に助けてもらったことがある模様。

  • リゼット
美波の計らいで特殊保護観察エリアに引っ越したローレム親子のマンションの隣人。吸血鬼に似た魔族であり、日光に弱く、人間の血液が主食で好物の血液型はB型。気弱な性格。年齢は単行本3巻の書下ろしから計算すると8歳。どうやら一人暮らしの模様。
壁にあけた穴(後で美波に怒られたが)からよくローレム親子のところまで遊びに来る。
食料である血液は正規の機関を通して支給されたものだが、在庫に応じて自ら注文するという形式を取っている。この形式が災いしてとんでもない目に遭ったことも……。
特性は不明だが、血液を飲むと瞬時に負傷が治る体質であることが、4巻書下ろしで判明している。

  • ベロニカ
特観エリアの病院に勤務している魔族の看護師。特性は一度触れたものを自由に動かせる物体操作。
4本腕で、西日本の方言を思わせる独特な喋りが特徴。とんでもないゲーム好きで、劇中では新作に熱中するあまり三日徹夜して尚仕事に赴こうとしたこともある。

  • バレンタイン
世間で注目されている魔族アイドル。特性の変身能力と歌唱力で人間との共存の懸け橋になるべく奮闘しているが、生まれ持った特性の欠陥により大事件を起こしかけてしまう。
偶然にもローレム親子に騒動を鎮めてもらったことと、メリーの治癒能力で欠陥を治してもらい、彼女たちに恩義を感じている。
実は自治区出身で、エリザ親子救出の際にローレム達に協力した。

  • ジーク
管理局とは別系統の公安の魔族対策機関「CATT(キャット)」に所属する魔族。本編の数年前にCATTが行い、失敗した「ローレム討伐作戦」唯一の生き残りであり、手に彼女に負わされたと思しき火傷の跡がある。今もローレムを警戒しており、職権を乱用してまで彼女を監視する。
外見は爬虫類的で、角や翼爪などがかなり刺しく、例えるなら天然のソードブレイカーとでもいうべき凶悪な形状をしている。特性はそれらの刃状の器官から魔族の特性を封じる毒液を出すというもので、対魔族に特化した魔族。CATTで唯一ローレムに対抗できる存在らしく、上司もそれ(及び、過去のローレムの所業)を承知しているため彼の独断を強く諌めることができず、クギを刺す程度に留まっている。
目付きも悪く発言も過激、他に事件が起きてもローレムの監視を優先しようとするなど、読者もかなり不安がっていたが、昨今の連載ではほんの僅かではあるが態度を軟化させつつある。
千春やゴスペルとは会ったことはあるが、今のところローレムとは直接対峙していない。

当初はローレムの敵っぽく描かれていたが、美波に協力したり、CATT上層部に不穏な動きがあることを感づいていたりとその行動には謎が多い。
そして、第110話でゴスペルの父親であり、監視と見せかけて陰ながら見守っていたことが明らかになった。

  • マルコ
アリスショップの新人店員、つまり、テレサの後輩となった魔族の少年。

  • ドローレス
テレサの妹。
生き別れだった姉を探しており、再会後、成り行きでアリスショップに就職する。
テレサと違い普通の魔族だが、テレサを強く慕っている(反対に、(テレサを差別していたらしい)両親は嫌っている)。

  • エリザ
関西弁で話す魔族の女性。常に小声で話していたり、笑っている時にいきなり無表情に戻るという変なところがある。ママ友を欲しがっていたローレムに話しかけられたことをきっかけに彼女と友達になった。
劣等種であり、過去に一度だけローレムと会っている。劣等種であることには今も引け目を感じている。

  • ヘルガ
エリザの娘。ゴスペル同様まだ赤ん坊であり、歩行は掴まり立ち、言葉は自己紹介ができる段階(ゴスペルは反対に歩くことはできるが自己紹介できない)。
実は、彼女の亡き父ベルトルトは魔族の自治区の次期族長だった魔族であり、その関係で母と共に拉致同然に自治区に戻されるが、ローレム達に助けられる。

  • スピカ
4巻書下ろしに登場する魔族の少女。海水浴のためにメリーが購入した無人島にいた。
極端に無口無表情で人間が苦手。あるトラウマを抱えている。
その後、連載版でも登場。トラウマは少し癒えたのか性格はかなり明るくなっているが、人間が苦手なのは相変わらず。

用語


  • 魔族
人間とよく似ているが、角や羽をもつものが多い。人間と敵対していた時期もあったようだが戦争に敗れ、かなり数が少ないらしい。
魔獣化という戦闘形態のような姿を取れる。
個体ごとに様々な特性を持つが、制御できずに成長する前に死んだりと、それに振り回されることも多い。
特性や翼を持たない「劣等種」もおり、魔族の中でも差別されている。
現在は人間の管理下に置かれているが、保守的な魔族は「自治区」と呼ばれる人間たちが干渉を禁じられた町で自給自足の生活をしている。
なお、魔族とは名乗っているが、それは空想上の悪魔に似ているためにそう呼ばれるようになっただけであり、別に地獄から着た悪魔とかではない。

  • 鬼病
魔族の体内で変異したウイルスに引き起こされる病。魔族には風邪程度で済むが、人間に感染すると高確率で死に至る。
千春が感染した時は、メリーの治癒能力を駆使しても一か八か回復できるかというほどだった。
現在では予防ワクチンがあり、特観エリアに引っ越した後でローレム親子が予防接種を受けている。

  • 特殊保護観察エリア
通称「特観エリア」。
人間の町で魔族が暮らすには偏見だけでなく、様々な面で行政の許可や周囲のサポートが必要であり、そういったものを得ることが困難な魔族でも安心して暮らすための居住区。魔族向けの住居などの施設が充実している。
字面だけ見ると、問題のある魔族を隔離するための場所と勘違いされがち(実際、ローレムはショックを受け、メリーは激怒して魔獣化しかかった)だが、実際はその逆。
第2巻終盤以降の物語の主な舞台。

関連イラスト

twitter投稿版「息子がかわいくて仕方ない魔族の母親」
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