注意!キャラクターの設定に関わる重要なネタバレが含まれます。
概要
早乙女と共に、2000万枚を売り上げた早乙女の伝説のメガヒット曲『愛故に…』を作曲した人物。
ゲーム本編の時間(音也達が早乙女学園に在籍時)より約15年前、アイドルとして活躍していた早乙女は事務所から身辺整理を言い渡され、夢と恋の二択を迫られた結果、恋を捨てた。早乙女が自分よりもアイドルであることを選んだと知った後、彼女は早乙女の前から姿を消した。実は当時お腹の中に子供がいたものの、早乙女には当時そのことを告げていなかった。
その後、妊娠していた男の子を一人で出産するも、運悪く彼女が搭乗した飛行機が事故に遭い、飛行機は砂漠地帯へと墜落。彼女の遺体が発見されなかったため、消息不明扱いとなり、日本では死亡とされた。早乙女は別れた際のものと思われる彼女からの手紙を今でもなお持っており、彼女のことについて後悔し続けている。
日本に残された子供は、彼女の妹であり、子供にとって叔母にあたる人物の下で育てられるも、子供が5歳程の時に病死。当時叔母は独り身であっため、子供は児童養護施設に入れられた。その後も、子供はそのまま15歳まで養護施設で育った。早乙女は子供の存在を知った後も父親と名乗り出ることはなかったが、足長おじさん的な匿名での援助を定期的にしていた。
実際は運良く一命を取り留め、砂漠に通りかかった現地の人間に助けられていた。
しかし、その時既に彼女は、名前と日本人であるということ以外、早乙女のことも息子のことも含め、自分に関するあらゆる記憶を失ってしまっていた。その後アグナパレスの宮殿にて国王に見初められ、王妃として迎えられる。
そうして、アグナ国王との間に生まれた子供こそが、愛島セシルである。
異邦人であったことから王宮での立場が弱く、正式に妃と認められるまでは、セシルと共に離宮で暮らしていた。セシルも王宮での立場は良くなかったが、父と母には愛されて育った模様。