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「遺言をお聞かせ願います」


概要編集

暗号学園のいろはに登場するキャラクター。主人公いろは坂いろはとは違うクラスの1年D組に所属。その1年D組の学級兵長。


プロフィール編集

1年D組学級兵長


人物編集

サラサラツヤツヤで美しい黒髪に紫色のボロボロなフードを被っており、美しい紫色の垂れ目で、プルプルで美しい唇が特徴的の美人で、全体的にボロボロな格好をしているキャラクター。

1年D組は(遺言解読クラス)のため、「遺言をお聞かせください。」が口癖である。

口調は敬語で一人称は「私」であり、丁寧な話し方。

性格は真面目だが的外れなことを言うことが多く、天然な性格でもある。


経歴編集

初登場は他兵長と同じく第22号で、彼女の初登場のセリフ(厳密には違うのだが)は「『みんな』の意味がわからない」陸繋島とんぼと同じように馴れ合うのが苦手な性格と思わせるようなセリフだった。

第25号『学級兵長講和会議』では発起人として会議を仕切っていて、この会議では「独占しているクラスがあるようなので、念のため暗号バトルにおける眼鏡兵器の使用はどうぞご禁止に。」という戦うことが前提の要望を出していた。育雛醇乎から出題された「アラクネアリアドネ」では⑦を選んでおり、F組と対戦することになった。この時に、いろはは眼鏡兵器を使用して解答することになったため、彼女が「待つのです。A組よ、人の話を聞いてなかったのですか?眼鏡兵器の使用は禁じたはずですよ。」と割とキレ気味で言うも、いろはからは「禁止したんはバトル中の使用やろがい。ほんだら、バトル前の今は使い放題の『何でもあり』でっせ。ホンマ」

と返され、彼女は困惑した様子で「情緒どうなってんのこの子…?」と思っていたりするなど、ここら辺からおもしれーキャラ感が出ていた。

第30号にて、洞ヶ峠凍にA組を裏切ってD組につくよう提案するが、断られる。この時に彼女は自分の戦略(ゆめ)を語る。その戦略(ゆめ)とは「ピラミッドを建てること」であり、凍からも笑われはしないものの驚かれる。彼女は次なる世界大戦で人類が滅亡すると考えており、そのため500億モルグを手に入れ、全人類が収容できるだけのピラミッドを建立することが彼女の目的であった。この時に「遅い話になんの意味があるんです?明日死ぬかもしれないのに。遺言も残すことも叶わずに。」というセリフを発しており、このことから彼女の過去は決して軽くないことが予想される。

その後第31号では牡丹山春霧からF組と同盟を組んだことが明らかになる。

学年大将念々対戦決勝戦『三竦み捕物帖』では「ヘビさんチーム」となり、第34号では亜鉛亜鈴骸骨雀メタンガスと共に濃姫家雪の尻尾を取ることに成功し、本来ならば尻尾を取られたら暗号を出題するはずなのだが、濃姫家雪は優雅にティータイムを行っていた。他2人は若干キレたり(1人完全にキレていたが)していたが、彼女はおおらかな気持ちで待っていた。そこから「庶民ゆえに数の数え方を知らないのでしたら、茶話代わりに1から教えて差し上げても構いませんのよ?」と濃姫に言われ、流石の彼女もキレ気味でカウントダウンをスタートさせた。カウントダウンが終わりそうなところでようやく彼女は暗号を出題した。この時彼女は驚いたような表情を見せていた。すぐさま彼女は「戦闘機」というかなり難易度が高い答えを解答しようとするも、他2人の解答は違う答えであった。つまり、濃姫は3人にそれぞれ等しい答えを与え、実力…度量の違いを見せつけた。この現実を知った彼女らは撤退することを選択した。

そこから第35号の扉絵では、濃姫に敗北して自軍のアジトに戻ろうとしているところを夜鳴鶯アンヴァリッドに狙われている様子が描かれていた。第37号にて東洲斎享楽夕方多夕の尻尾を取っている様子が描かれていたが、暗号バトルに敗れ捕獲することができずに『三竦み捕物帖』がタイムアップとなり、「ヘビさんチーム」は2名捕虜に出されていたため敗北が確定していたこの現状に絶望したのか、悔しそうにフードで顔を隠していた。

第38号では「葬儀場はここですか?捕虜数でも生存者数でも惨敗した我々の。」と自らの敗北を引き摺りながらの登場をした。が、濃姫から「そんな自虐はおやめなさい。制限時間が45分だったらあなた達の優勝ですの」とフォローされ、彼女は照れ臭そうに「ありがとう。死にたくなります。」と返していた。


メタバース暗号学園での問答(かなり長くなります)編集

そこからはメタバース暗号学園に参加している様子がなかったりなどSNSでも話題になっていたが、第43号にてメタバース暗号学園の観戦役として洞ヶ峠凍、濃姫家雪と共に登場した。同話第43号ではいろは坂いろはと小芝井躾のコンビに対し「あのふざけた性格は、お堅い大将とは相性が悪そうです。」とコメントしており、濃姫からは「…お堅い?どなたが?」と言われる始末。彼らのコンビネーションを見せられ、「…訂正します。ゲーム脳と夢見るリアリスト。仮想現実ではいいコンビです。」と意地になりながらも語っていた。第45号では夕方多夕VS縊梨慕の『エンドレス・クラップス』では夕方に対し、「見てください。当たり前のように20面サイコロを振るつもりのようです。」とコメントしていたが、濃姫から「いえ、柘榴口さん。たゆたんは煽りに乗ったわけでなく。6面サイコロや12面サイコロでは、勝ち目がないと自認しているだけですの」と返される。そこからも彼女は「なるほど。クラップスなら複数振りがむしろ当然!合計値なら各々の数字が小さくとも…」とコメントしていたが、またしも濃姫から「それも違いますの」と一蹴された。などなど、彼女が何かを言っては濃姫に否定されるという典型が完成していた。

ちなみに第47号から開戦される『軍法麻雀』ではルールを理解してない濃姫にルールの説明をするという役割であった。

そこからは第50号にて凍に「仲間を裏切るような暗号兵はこの学園にはいませんよ。いくら戦略(ゆめ)のためでもね。あなたとて例外ではなかったでしょう。凍博士」と言っており、凍は恥ずかしそうに「あれ?あったっけそんなこと?確かに戦略(ゆめ)のためならそうかもな。だが現実のためなら?」と返した。

そして第52号では地下242階にて、要塞村鹵獲VS儚石楠花が『翡翠リヴァーシー』というゲームで開戦した。この時も彼女は「あの2人もツキが弱いのですか?」と質問するも濃姫に「ツキもヒキも無関係ですの。目を瞑っても硬貨は指先で凹凸を解読できますので」と返された。


ここからは単行本未収録の部分です。








第53号では彼女は徐綿菓子に対し、「ローグライクで周回プレイとは、さすがは東洲斎派。にして元縊梨隊の徐綿菓子。地下を這い回るのはお家芸ですね。」と割と辛辣なことをコメントするも濃姫から「いえ柘榴口さん。褒められた行為ではありませんの」と返された。いろはが綿菓子に対し、暗号を出題し本意を伝えたことに対して彼女は「『真意を伝える』。暗号兵ならば確かにあるべき姿ですよ。」とコメントし、濃姫からは「ええ、まったく異論ありませんの。完璧に仰る通りですの。」とかなり肯定し、ここでようやくYES姫になった。そこから第54号ではいろはの裁判で、傘連番状を使わずに「被告人が有罪とされるならわたしは一緒に死にます。ひとりじゃ死なせないし、ひとりじゃ生きさせません。」と意思を見せる縁沙に対し、彼女は「…?え?本当にそれだけ?使わないんですか?例の署名は?」と困惑した様子で疑問を浮かべていた。が、後ろの観戦席に座っていた遂七不思議ピケから「使わなくていいんだったよ。あれはあくまで萌え袖「焚き付けるための新聞紙だった」と答えられた。いろはの裁判の結末を見た後、彼女は「アルゴリズムをバグらせる不規則発言。絣縁沙を実証実験から外した理由はこれですか。」と凍に質問するも「にひひ。違うって」と否定された。そこからは第55号で、脱落した要塞村鹵獲について「さすがに疲れが出ましたか。」とコメントするも、「いや、匿名希望(暗号学園のいろは)が『7』含みの数ばっか回してた。ダンスのリズムでそれに引っ張られたんだぜ。」と返された。そして第56号にていろはが出したXワードに対し、「どうして…?そうは言っても、解答をもっとも原始的に暗号化しただけのことでしょう?これが遺書の解読なら無効なだけですよ?」と疑問を浮かべ、濃姫から「わかってませんの。柘榴口さん。『暗号に対して暗号で答える』この所信はデジタル暗号学園への…いえ、暗号学園そのものへの革命ですのよ?」と返された。


余談編集

彼女のカラーが判明されたのは第37号のセンターカラーであり、フードのカラーが紫であることに意外だと感じた人は多いのではなかろうか。

余談だが、彼女と濃姫のやりとりはSNSでも話題になっており、濃姫のことを否定姫だと呼ぶ人もいた。このやりとりをされた回数(濃姫以外との問答も含む)はおよそ10回以上に及んだ。

彼女がここまで的外れなことを言う理由として、ファンの間で「死者の意図を読み取るプロだから逆に、生者の意図は読み取れない」という説が考察されていた。

ちなみに本当に余談ではあるのだが、投稿主からすると彼女のことは匿名希望の次に美少女だと思っています。


そして(ネタバレ注意)編集

2年後の彼女は髪を切ってショートヘアーにするなどの変化が見られた。要塞村鹵獲と共に不沈空墓へと向かう様子が描かれた。


関連イラスト編集

イラストが増えてくれることを祈ります。


関連タグ編集

暗号学園のいろは 濃姫家雪 洞ヶ峠凍

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