犬塚シノ
いぬづかしの
角川つばさ文庫より出版されている「サトミちゃんちの8男子」「サトミちゃんちの1男子」のキャラクターである。
里見サトミの執事を務めている。家は超大金持ちの山下家の執事の1家である。
誕生日は5月1日、血液型はA型。
一人称は「ボク」。また、常時敬語を使う。(ただし、独り言やモノローグ、親友のケノ)には中性口調である。
好きなものは歌うこと、草花、庭いじりで、特技は家事全般、発明、司会。
歌の上手さについては不明だが、サト8①にて「下手なカラオケ」と言われていたこともある。
作品内で最初に登場した8男子だが、呪われた順番は3番目である。
背は8男子の中で1番低い。(コアラであるシンベーは除く)最初小学生と間違われたほど。また、1巻、2巻では山下ブンゴに「チビ」と呼ばれていた。(あくまでも三人称)
頭髪は外ハネのショートヘアで、茶髪である。同じ茶髪キャラであるブンゴは赤みがかった茶髪であるが、シノはどちらかというと黄土色に近い。
目は大きく、瞳の色は茶色。
彼の特徴は空気が読めないことである。これは執事としては致命的で、山下家から厄介払いされていた。(それで里見家に来た)
また発明が得意で、里見家に自作のセキュリティシステムを張り巡らせている。これは縄や網から作られていて、それぞれ「○の○号」と名前がつけられている。(例)ミの7号
親からは「目的のためなら手段を選ばない子」言われている。(本人は褒め言葉だと思っていたっぽい)
イギリスで執事の修行をしていたらしく、イギリス時代の成績はトップだった。だから成績は優秀……という訳では無く、角川つばさ文庫「おもしろい話、集めました。①」では追試になっていた。
ビーズ
また8男子はサトミの所持するブレスレットのビーズにも深い関わりがあり、色はそれぞれの肉球マークの色だが、呪われると黒くなる。
また、ビーズにはそれぞれ英単語が書いてあり、呪われるとその言葉も変わる。この設定は、里見八犬伝の「如是畜生発菩提心」を連想させる。
シノの場合、通常時はライトパープルのビーズで、言葉は「CARE」で、呪われた時は黒のビーズで、言葉は「RONERY」だった。
呪われ方
シノが呪われたのは1巻の終盤。
ブンゴの呪いを解き、サトミ、ミッチー、ブンゴ、あとサトミのおじいちゃんが2階でサトミの犬化についてガヤガヤしている途中、サトミの犬ミミがシノの逃げる音を聞き取る。それで男子3人は外へシノを捜索、サトミは家で色々嗅ぎ回ってた。(物理的な意味で)そこで冷蔵庫にシノの匂いがついてないか嗅いでいた時に、シノが帰ってくる。手芸店に行って、かぎ針とレース糸を購入していたのだ。その一瞬で、サトミは得意(?)の犬化を披露する。シノはサトプーを庭に連れて行き、サトプーを胸に抱いてレース編む。その間、シノは大好きな歌、小坂明子の「あなた」を大熱唱する(テイストが古い)。シノは歌の通りにするには子犬が足りないと言い、(バラとパンジーも叶える気満々で、サトミは是非それなら叶えて欲しいと思っている)サトミが犬のままでいれば困ると、自分がサトプーを飼うと告げる。しかしその時ブンゴ、ミッチー、おじいちゃんが駆けつける。シノを山下家にあったミの7号で捕らえ、犬化して喋れないサトミの代わりにシノの悩みを聞き、呪いを解く。(主にブンゴが呪いを解いた)
- サト8①
サトミが起きる時に掃除機かけながら大熱唱。伝説の幕開けである。
また呪われた時にも大熱唱。ここで「下手なカラオケ近所迷惑」と言われる。
呪いが解き終わった時にはミッチーまで大熱唱。
- サト8②
物語の冒頭、サトミが起きる時にまた掃除機かけながら大熱唱。
呪いが解き終わった時にも再び大熱唱。
- サト8③
ケチャップ対カラシマヨネーズ戦争後片付け時に大熱唱。しかもこの時ケノまで熱唱。ミュージカルがチームに。
もしかしたらケノのアイドル活動はここから始まったのかもしれない。単なる憶測に過ぎないが。
- サト8④
カラオケ大会中に大熱唱。ケノを巻き込み、落ち込んでたケノを励ますことに大成功。シノなりの気遣いである。
- サト8⑤
祖父の犬塚ショウサクの気をひくために大熱唱。山下家潜入の作戦である。
- サト8⑨
シモウサ王国の船の上で大熱唱。いつもよりもねちっこかったらしい。