CV:村瀬歩
概要
本作の主人公。ゲームと金平糖が好きな16歳の高校生。
頭脳明晰で全国トップクラスの成績を誇るが、夢中になれるものがない日常に退屈していた。そんな時、突然現れた謎の女・魅音によって非日常なバトルに巻き込まれていく……。
〈ネタバレ注意!〉
実はこのゲームを一度クリアしているが、その際の記憶を失っている。
能力
- 詭弁家(ソフィスト)
能力は「相手があなたの能力だと思った能力」である。
使用対象が啓の能力だと思った能力を使える。啓が能力対象に指定するだけではなく、相手の方も啓のことを自分が戦う相手やパートナーなど何かしらの相手と認識してないと発動できない。また、指定した対象が気絶ないし死亡しても能力をオフにするか能力対象を変更しない限りはその能力を使い続けることができる。
能力内容が相手のイメージに左右されるため、既存の能力とは異なる能力(例:木の枝を何でも切れる剣に変える能力→見えない斬撃を放つ能力と誤認)として発現することもある他、実際に見たことが無い能力でもイメージできれば使用できる。流石に限度はあるらしく「ずっと無敵」のような能力を発現させることはできず、既存の能力の強化版にすることもできない。また、啓自身はどういう能力だと思われたのかを実際に使用してみるまで把握することができない(肉体変化を伴い見た目で分かる能力は除く)。
あまりに他人依存すぎるため単騎であれば能力内容がバレた時点でほぼ無力化(自爆する能力をイメージされるだけで詰み)される。そのため、他の能力とは比にならないほど情報の秘匿が重要となる。一方、能力内容を知っている味方がいれば事前に打ち合わせをしておくことで、視認可能な範囲にその味方がいるかぎり任意の能力をキープできることに加えて合図などを通して思った能力を変えてもらうことにより別の能力への切り替えができるという側面も持つ。つまり、最大効率かつ安全に運用するには能力内容をバラせる=生殺与奪を委ねられるほど信頼できるパートナーが必須となる。そのため、極力パートナーと共に行動しなければならずパートナーと分断されると顕著に弱体化する。また、「(パートナーが要らないほど強いにもかかわらず)パートナーと行動する」という部分から能力を見破られるリスクもある(啓と同じ能力を持つキャラがそれにより能力バレした)。なお、彼我のイメージの齟齬によるトラブルを防止するため、基本的には互いが見たことのある能力を使用する。
一応、単騎であっても能力バレしていなければ「複数の能力を使い分けられる」という情報を相手側に伝えておくことにより、相手側にその場面で使われたくない能力を想定させる、あるいは特定の能力を想起させる言動を行うことで強引な能力の切り替えは行える。しかし、これらの場合は相手側が見てきた能力の種類に大きく依存することとなり、彼我で共通認識のある既存の能力のみで戦術を組み立てる必要が出てくる。