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主人公根島由佳吏に対し、ゆかり法によって遺伝子を含める総合的な相性のマッチングに基づき選定された結婚相手(現時点では婚約者)。


プロフィール編集

CV:牧野由依

年齢16歳
誕生日3月31日(早生まれの為、由佳吏より1学年上)
身長152cm
好きな食べ物
好きなもの
特技折り鶴を綺麗に折ること
所属文芸部

人物像編集

ドイツの血を引くクォーター。

理城学院女子高等学校に通う2年生で、有名な進学校の中でも主席の座をキープしているほど成績優秀。

現在は完治しているが昔は病弱で長期入院を繰り返し、まともに通学できるようになったのは中学生になってから。そうした影響で同級生との接し方がわからず、不器用な性格も災いし周囲からは浮いた存在になっている。

学校では皮肉を込めて「サナダムシ」と呼ばれ陰口を叩かれており、本人もそれはかなり気にしている。


非常に真面目で純粋な一方、スカートを履いていない下着姿であることを忘れ由佳吏と会話し、非礼を詫びて土下座してきた彼を許しつつ「正しい土下座の作法」を説明、美咲と友人になって感激した胸の高鳴りを『恋』と勘違いしたり、破廉恥な夢を見た際は文献を漁ってキスによる免疫力について徹底的に調べるなど、箱入り娘な部分も相まってかなりズレた天然。


「パンツが喋る訳ないじゃない! どうせ2年の子から聞いたんでしょ! それともホントにパンツから聞いたの!? 誰のパンツよ!?」


……割と残念な美少女だが不正を嫌い、曲がったことや筋の通らないことには真っ向から異議を唱える誇り高さも備えており、それはたとえ国家が相手でも一歩も引かないという姿勢を見せている。博識なだけに意外と冷静で大人びた部分も。

子供好きであり、由佳吏の幼い妹きずなからも非常に懐かれている。


上の空だった由佳吏に怒るなど初対面時の印象はかなり悪かったが、お互いに「怖かった」ことが理由と知ってすぐさま和解。基本的に男性は苦手だが由佳吏には自分でも驚くほど心を許し、彼の方からも自然体で接せられる珍しい女子として評されている。


由佳吏から高崎美咲との恋模様を聞くや否やロマンチックな感銘を受け興味を抱き、協力を申し出て美咲の気持ちを探るべく対話した末に交友を深め生涯初めての友人を得ることになった。以降、表向きは由佳吏の婚約者という立場でありながら二人を応援していく。


しかし、実際は恋というものがどういうものか、政府通知の決定に逆らうことがどういう結果を招くかを全く理解しておらず、由佳吏と美咲をそれぞれ大切に想っているので二人の仲を取り持ちつつ「ずっと皆で一緒にいたい」と考えるが、その矛盾点を仁坂悠介からは辛辣に指摘されることになる。


そうした批評もあり由佳吏との具体的な関係性がわからないまま皆で幸せな時を過ごしていく中、通りすがりの若者にちょっかいを出され、反発した結果彼女を庇って由佳吏が一方的な暴行を受けてしまう。

決して敵わない相手であっても、莉々奈の名誉と心を守る為に立ち向かい傷だらけになった由佳吏を涙ながらに抱擁する。

その時から、二人にはこれまでと違う“何か”が…。


因みに、初対面で処女呼ばわりされた為、仁坂のことはずっと「ヘンタイ」と認識している(実の所あながち間違ってはいない)。


余談編集

初登場時の台詞やツインテールでお嬢様風な外見のせいで誤解されがちだが、キャラクターとしては所謂「ツンデレ」では全くない。この点については雑誌の特集で原作者と担当声優の会話においても言及されている。アニメ版からの視聴者にも、本格的な登場となった第2話早々「予想外な性格だった」と評する声も多かった。


また、原作者による裏設定では服は自分で選んだものではなく、母親が着せたい服を買い与えてて、それを良し悪しも考えずにそのまま着ているらしい。

美的センスについても「人の顔の美醜に物凄く、とてつもなく疎いので顔面偏差値が20は違うであろうネジと仁坂の顔の差についても仁坂のが少しパーツが派手だなくらいしか思ってません」とのこと。


原作者のツイッターによって判明したが、アニメ版では残念ながら上述の抱擁イベントは尺の都合で削られてしまっている

二人の関係性を変える重大な決定打だったのに、スタッフが一体どういう考えなのかは不明。OPとEDではそれを踏まえたカットがちゃんと存在しているのだが…。


その可愛らしさや真心のある良い娘っぷりに加え、ヒロインの片割れである美咲の心情や行動原理が物語の構成上意図的にぼかされていることも手伝い、必然的に感情移入しやすくファン人気は非常に高い


関連イラスト編集

真田莉々奈りりな

真田莉々奈


関連項目編集

恋と嘘

根島由佳吏 高崎美咲
















最新刊ネタバレ注意編集













紆余曲折を経て由佳吏と距離を無自覚ながら縮めていくが、莉々奈の出した結論は「やはり由佳吏は美咲を選ぶべき」だった。


政府通知を破談にする方法として、両者の仲がどうしようもないほど拗れて決裂した場合、国家の審問をパスすれば婚約は解除され白紙になると調べ上げた彼女は、人前では徹底的に仲違いした演技をすることを提案。

かけがえのない二人に何の憂いもなく結ばれてもらう唯一の方法であり、自分は新たな政府通知で決められた相手と恋をして幸せになると告げ、戸惑う由佳吏を諭して提案を受け入れさせると、新たな婚約相手との練習と称してキスを要求する。


涙ぐみながら交わす深い口づけの後、手を繋ぎ合ったまま夜空を見上げる莉々奈が微笑んで彼に告げた一言は月が綺麗ねだった…。


なお、それより以前に彼女の由佳吏に対する心境を聞いた美咲はこう呟こうとして止めている。


「それは恋だよ」


※ただ、この別離を決意する流れの中で明らかに由佳吏の中で莉々奈の存在が、法律上の婚約者や単なる仲の良い友人でないことが示唆されているが…?

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