概要
イルか屋次女「空」の実の父親。本名は不明。空からは「ゴリラ」「親父」「父ちゃん」と呼ばれている。刑務所で手話を習ったらしく手話が出来る。本人曰く気が短い。
空の話によると、一緒に暮らしていた頃は、仕事もせず、空の母を働かせてぶらぶらしてて、たまに家に帰ってくると、娘と妻に暴力を振るっていたらしい。空の母によると「年中暴力を振るう男」だったそうだ。そして、妻が男と浮気して家を出た際には、後を追いかけて浮気相手を殺したも同然の半殺し状態にし、空の母の通報で逮捕された。刑務所を出所した後すぐに、娘が営んでいる便利屋とも知らずに、イルか屋に妻探しを依頼しにやってくる。(空はこの時仕事でいなかった。)
海、碧、おっちゃんの3人にムショ帰りだという事を脅し文句に威圧的に振る舞い「今日中に見つけ出してこい」と無理難題をふっかける。おそらく依頼を断る口実として、お金がない事を見越した海から「前金払いで」と言われると、銀行から盗んだ金を前金にして依頼を無理やり受けさせた。(この時海は「使えないお金は駄目~と悲鳴をあげていた)
その後依頼を無事遂行した海から居場所を知らされると、一目散にその場所に向かい、妻と乱闘になる。だが、駆け付けた空の涙を見た事で、空に謝りながら「他人様に涙を流してもらったのなんざ産まれて初めてだ。ましてやそれが自分の息子だったなんて」とわが子を息子だと思っていたというトンデモ発言をしながら涙を流し、「心を改めた」と発言した。
その後はイルか屋の手伝いをするといって、真面目に働いていたが、3日目に決心が鈍ったのか空達が溜めていた金を盗んで逃走した。
イルか屋に入る時に、ドアを半壊にしたり、噛んだアイスの棒を依頼する店の床に吐き出すなど無作法な行動をしたり、中々帰ってこない海に業を煮やして留守番をしていた碧に八つ当たりで掴みかかかったり、乱雑に碧を放り出したりと非情な印象を受ける人物だが、空を「俺」と言っているから息子だと思っていたなどの発言や、妻に向かって「お前の好きにすればいい」と言った後、妻が自分の事を意に返さないとギャグ顔でショックを受けたり等とコミカルな一面もある