概要
声 : 潘めぐみ(Nintendo Switch版)
『ファミコン探偵倶楽部』の登場人物の1人で、綾城キクの一人娘。綾城完治、あずさ、二郎とはいとこ。タイトルの『消えた後継者』とはユリのことも示している。
20年前に駆け落ちして家を出て以来、現在も行方不明。村ではとても美しいと評判の女性だった。とても優しい性格で異母弟の綾城和人とも仲が良かった。しかしその優しい性格ゆえに、綾城家や父の商売のやり方には疑問を感じていた。
年齢はディスクシステム版ではあずさや香と同い年の設定だが、NintendoSwitch版では5歳年上に変更された。
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物語の重要人物の一人
ネタバレあり注意
主人公の実の母である。
ユリは遠山隆雄(とおやま たかお)という男性と駆け落ちした後、一人息子(主人公)をもうけて八束町で幸せな日々を送っていたが、隆雄は町で見かけた喧嘩の仲裁の入ったときに誤って喧嘩をしていた男を殺してしまう。しかも運の悪いことに殺された男は町の有力者の息子で、そのせいで隆雄は刑務所に入れられてしまい、獄中死してしまう。
さらに隆雄の家族であるユリには死んだ男の仲間による嫌がらせが始まり、家に放火までされてしまう。ユリは赤ん坊だった主人公を火事から助け出すために大やけどを負ってしまい、今までの無理がたたって、一時は起き上がれるほど回復したが容態が急変して亡くなってしまった。火事は明らかに放火だったが、有力者の圧力で事件はもみ消され(隆雄の事件のときは隆雄が悪いような一方的な記事が書かれた)、そのせいでキクはユリの死を知ることができなかった。
死の間際、家を出るときにキクからもらったお守り(後継者の印が安置されている土蔵の奥の扉の鍵が入っている)と手紙を主人公に残していた。
タイトルの『消えた後継者』とはユリのことを示していると同時にユリの息子(主人公)のことを示していた。