縁りて此の葉は紅に
よりてこのははくれないに
この世界には、二つの種族が暮らしている。獣耳、翼、尻尾などを有する――『幻夷』。それらを持たない――『人間』。 二種族の共存が始まり、早数百年――
紅葉で栄える、山裾の地方都市『継椛実町』。幻夷発祥の地と伝わるこの町で、笹浦清司は一人の少女と出会う。
「――やっと逢えた……!」
それは、古来より幾度となく物語の中で紡がれてきた光景。
獣耳と尻尾――幻夷の少女は瞳を潤ませ、唇をほころばせる。秘めた想いを伝えるかのように、頬を上気させ、精一杯の言葉を紡ぐ。
「えっと、えっと。わたしの……ううん、わたしは――」
――そう。これは由緒正しく、古式ゆかしい恋物語(ラブストーリー)――
「わたしは――――ご主人のペットだよっ♪」
ではない!!
愛の告白――もとい、ペット宣言をした少女の正体。彼女の存在によって揺るがされる、幻夷と人間の関係。
……よりもなによりも、自称ペット少女の襲来で激変する清司の周辺。
これは共存の歴史に刻まれる、新たな一ページ。共に栄える――共栄の物語。
幻夷の集う、この継椛実町で彼が向かう先は――
木那里 もみじ (きなり もみじ)
CV:茅ヶ崎リリィ
年齢相応の見た目だが、言動が子供(子犬)っぽいため、幼めに見える。
「ご主人ご主人!」と常に尻尾をパタパタ振っている子犬イメージ。
元気系というよりは、感情を素直に表して上下幅が大きい感じ。
彼女が主人公の前に現れたことにより、様々な状況が変わり、物語が始まる。
笹浦 すずな (ささうら すずな)
CV:桃山いおん
小さくて、とにかくエロい体つき。
(胸もだが、黒タイツむちむち太ももとか、肉付きのいいお尻とか)
自身の容姿を理解して、活かしてくる計算高い小悪魔だが、
臆病なところがあり、困難からはすぐに逃げようとする。
ツリ目系よりは、デフォ眠たげ半目(ジト目)ニマニマ笑みのダウナー系。
稜未 小乃葉 (たるみ このは)
CV:春乃いろは
おっとりおねーさん風味だが、超子供体系。
主人公のことを我が子のように甘やかしてかわいがる。
無乳とぷにぷにのお腹がアピールポイント。
斑鳩 和羽 (いかるが かずは)
CV:奏雨
常に自信満々で男女ともに憧れる、
生徒会長でもしてそうな(してないのに)クールビューティ。
その実体は、なにをするにしてもダメな残念美人。
なのにやたらと自信過剰。
ドヤ顔のまま、激マズ料理を提供したりするタイプ。
本人はできてると思ってるから厄介。