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聖フィロソフィア学園哲学科

せいふぃろそふぃあがくえんてつがくか

大学生創作サークル『Punica』(読み:プニカ) によってyoutube・twitterを中心に投稿されているプロジェクトタイトル。略称は「フィロ学」。実際に活躍した実存主義の5名と同じ名前を持った学生たちと主人公を中心に物語が進む。
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作品解説編集

概要編集

太陽に輝く白亜と青い海がきらめくとある小さな国、エナティア。

そこには「聖フィロソフィア学園」と呼ばれる、世界中の英知があつまる最高峰の哲学単科学校があった。

ひょんなことから、憧れの聖フィロソフィア学園の学生寮の管理人をすることになったアナタは勤務初日に“前任者の夜逃げ”を告げられる。

予期せぬ知らせに不安が高まる中、主人公は個性豊かな哲学者の卵たちと出会い、前任者が夜逃げした理由を知ることになる――

(公式説明文より抜粋)


2024年9月現在、第2章までが投稿されている。



登場人物編集

彼らはあくまでも実際の人物と「同じ名前を持っている」だけであり、本人のキャラ化ではない。


セーレン・キルケゴール編集

「ああ! それとももしかして、呪われてるのは君の方かな?」


主体的な真理を追求し、実存主義の先駆者と呼ばれる彼と同じ名前を持った高等部3年生。

基本的な考え方は史実のキルケゴールと同じ。本編で主人公が一番最初に出会う主要人物である。

オリジナル設定として、後述のフリードリヒ・ニーチェとの仲がとても悪いというものがある。彼らの日常を描いた「フィロ学ぷち!」では、王様ゲームにてニーチェとしりとりをすることになったキルケゴールが、強制的にしりとりの「り」から「離縁」へ繋げ終了させた。なお本編ではニーチェと出会った瞬間「げっ、ニーチェ!」と叫ぶなど嫌悪感をあらわにした。

時々情緒不安定であるようで、異なる名前を名乗るところを目撃した人が居るとか居ないとか。

史実上の性格を反映してか、バレンタインチョコの総数が実質ゼロなど人間関係が希薄であるような描写もある。ただニーチェ以外の4名とはごく普通に会話している。

その他ご飯に目玉焼きを載せただけのものを炒飯と呼んだり過去の苦痛を匂わせる表現があったりと、ネタやシリアスに事欠かない。


容姿は薄い水色っぽい髪で左目を隠した、いわゆる片目キャラ。3年生ではありながら、5人の中で最も背が低く俗に言うショタ枠に入るような見た目。ミニキャラでの立ち絵で内股で立っていたり萌え袖をしていたりと、全体的にかわいらしい容姿になっている。

瞳は水色で、イメージカラーも水色。制服の上に聖職者のような上着と十字架を掲げ、キリスト教信者であった史実を反映している。


誕生日:5/5

身長:161cm

体重:43kg

趣味:日記を綴ること

得意科目:数学

苦手科目:体育

好き:角砂糖山盛りのコーヒー

苦手:背神者

備考:高等部生の中で一番お酒に強い



フリードリヒ・ニーチェ編集

「へぇ。……あなたは長持ちするといいですね」


ニヒリズムの超克を説き「神は死んだ」で有名な彼と同じ名前を持った高等部3年生。誰に対しても敬語を使い、普段は寡黙であまり多くを語らない。

キルケゴールに続いて2番目に出会う主要キャラだが、おそらく主人公からの第一印象は群を抜いて悪い。「暗い感じ」「率直に言って怖い」「感じわる」など、見た目や話し方などが相まって酷いことになっている。

キルケゴールとの仲は前述のとおり犬猿。学園内では喧嘩が絶えないらしい。本編で主人公の命がかかった重要な場面でも喧嘩をしていたほど。時々ニーチェがキルケゴールからの嫌味を受け流しているようにも見えるが、一触即発の空気感という描写を見るに彼もキルケゴールに対して相当な苛立ちを覚えているようだ。

クールキャラ的なニーチェだが、「フィロ学ぷち!」ではどこか抜けている彼が多くみられる。真面目故に、ハンカチを拾ってくれたヤスパース(後述)に対して感謝の気持ちを首から足首ほどの長さの手紙を送りつけた。またいたずら好きのサルトル(後述)の簡単ないたずらにひっかかったり、「私を滅ぼすに至らない全てのことが私を強く…」などと言って大寒波の中火鉢に当たらず死にかけたりと、ギャグ要素が多い。

また他4人が雪の中遊んでいる中一人で勉強している。バレンタインのチョコレートも妹からの1個のみのため、キルケゴールと同じくあまり人間関係にリソースを割いていないと思われる。


容姿は長い黒髪を後ろでまとめ肩に垂らしており、同様に前髪も重ためで全体的に暗い印象。長方形の眼鏡をかけている。

瞳は紫色で、イメージカラーも紫色。制服の上に学校指定と思われるベストを着ている。他4人と違い一切制服に装飾や腕まくりなどの施しをしていない。


誕生日:10/15

身長:177cm

体重:60kg

趣味:ピアノ

得意科目:音楽

苦手科目:数学

好き:観劇

苦手:弱者

備考:高等部生の中で一番字が綺麗



ジャン=ポール・サルトル編集

「ハァ……コイツいつもこうなのか?」


実存主義の旗手であり、その卓越したカリスマ性で世を席巻し自由を説いた彼と同じ名前を持つ高等部1年生。「なァ」「何でもねェ」など、小文字カタカナをよく使う、不良のような生徒。

ニーチェに続き3番目に出会うキャラ。不良キャラということもあり2番目同様初対面は主人公に「殴らないでください」「殺さないでください」などと怯えられていた。

彼は最年少でありながら授業にあまり顔を出さず、他キャラへよくいたずらしたりと問題行動が目立っている。ハイデガー(後述)にそろそろ授業へ出ろと怒られた際には「オレの本質はオレで決める!!」などと言って血が出るほど強力な本質パンチをくらわせていた。

「フィロ学ぷち!」だけでも5名中2名に適当なことを言って惑わせ、ハイデガーには殴ったり雪玉を投げたり暴力的。決して人が嫌いでこうしているのではなく、単に面白いからやっていると思われる。適当なことを言った例として、キルケゴールに言った「七輪の上でタップダンスをしながら読書するといい」(いいとは?)などがある。

ただ人には好かれているようで、バレンタインには5人の中で最も多い10個のチョコを貰っていた。なお本人は誰から貰ったのか覚えていない為隠れモテ男なのかもしれない。

明らかに問題児のサルトルだが、高階級の生まれの為意外にもテーブルマナーは完璧。


容姿は非常に奇抜で説明する部分が多いためひとつひとつ紹介。髪は左側の4割ほどが黒、残りの右側が毛先が緑のピンク髪。耳にはたくさんのピアスが開いている。制服カッターシャツのボタンを開け中にピンクシャツを着ており、腰にはスカーフのようなものと金色のジャラジャラ? がついている。極めつけにはピンクのクロックスを履いている。

瞳は右が銀色、左が金色であり、イメージカラーは濃いピンク。金色の丸眼鏡をしているが、何度か外して動いているため伊達メガネの可能性がる。

オッドアイなのは史実のサルトルが斜視であったことに由来していると思われる。


追記:フィロ学本編 第九頁「口説」前編 にて彼メインのストーリーが開始。


誕生日:6/21

身長:170cm

体重:60kg

趣味:本の執筆

得意科目:文学

苦手科目:地理

好き:自由

苦手:甲殻類

備考:高等部生の中で一番足が速い



マルティン・ハイデガー編集

「この学園に相応しいかどうか、俺が最初に見てやる」


存在について考えぬき、20世紀最大の哲学者と評された彼と同じ名前を持った高等部2年生。2年生ながら高等部の学級委員長を務めたり生徒会に所属するなど、かなりの優等生。

サルトルに続き後述のヤスパースと共に、主人公の前に4番目に現れるキャラ。ネタバレ防止のため、初対面時の彼の詳細はこちらには記載しない。ぜひyoutubeで確認してほしい。

何度も彼が主人公を助ける描写はあるが、時々ポンコツな行動をする。

同学年のヤスパースとは共に行動したりお茶会をするなど仲が良い。先輩にはしっかり敬語を使っていたり、バレンタインで後輩からチョコを4個貰っていたりすることから年齢問わず好意的に見られているようだ。ただ個性が濃いメンツの中で比較的まともということもあり、先輩後輩たちの謎行動によく振り回されている。主人公にも手を焼いており、第2章では主人公の下手くそな面接に代わってハイデガーが受け答えしている。

ニーチェと哲学の話をしたり、ニーチェの明らかに間違った道案内を「偉大だ!」と言ってついていく描写などから、尊敬のような思いがあるのかもしれない。

2023年9月現在投稿されているフィロ学第2章では唯一登場しており、主人公との絡みが多くみられる。2023年9月15日に投稿された動画 第八頁「怪異」後編 では彼のスチルが公開された。


容姿は濃い茶色の髪をオールバックにし真ん中の髪が数本落ちた、なんとも真面目な風貌。胸ポケットにはメダルのようなものと数本紐っぽいものが垂れている。これらは他生徒にはないため、生徒会員の印だと思われる。

瞳は青色で、イメージカラーも青色。制服は長袖をまくっているのみで目立った着崩しはない。


誕生日:9/26

身長:184cm

体重:75kg

趣味:編み物

得意科目:数学、物理

苦手科目:文学

好き:詩

苦手:機械

備考:高等部生の中で一番前回試験成績が良い



カール・ヤスパース編集

「うんうん、愛だね!」


他者と実存的に交わることを説き、それを「愛しながらの戦い」と呼んだ彼と同じ名前を持った高等部2年生。常に物腰柔らかで、ふわふわと微笑んでいる。

ハイデガーと共に、主人公の前に4番目に現れるキャラ。穏やかではありながら好奇心旺盛で、非常に楽観的な性格。不思議な出来事には興味を引かれるようで、そのせいか主人公にはドMだと勘違いされたことがある。

怪しい宗教団体からチラシを貰った際には「良い紙ですね!」と言い、効果音として「やすぱ~す」が使われている。本編と「フィロ学ぷち!」を合わせてもほとんどの場面で笑顔であり、彼の性格のよさがうかがえる。時々「よかったあ」「んえ」など可愛らしい言葉を使う。

人当たりが良く、話を聞くのが上手いため他生徒とも非常に仲が良い。サルトルが保健室にてサボりに来た時には、一緒にいたヤスパースに相談に来る人やお礼を言いに来る人が絶えなかった。中でも同学年のハイデガーとは特に仲がいいと思われ、よく一緒に行動している。

人当たりがいい彼だがバレンタインで受け取ったチョコは5個と意外と少ない。「フィロ学ぷち!」にて彼がお菓子を作る描写があるため、貰うより渡した数の方が多いのかもしれない。なおその漫画にて作っていたケーキを食べたサルトルの反応は「粉っぽいってか粉」。これにヤスパースは「越えられない苦しい経験が本当の幸福への第一歩」と応えている。メシマズなのかわざとなのかははっきりしていない。


容姿は薄い金髪のセンター分けで、少し太めの眉が特徴的。制服カッターシャツに薄い緑のブレザーを羽織っている。大寒波の際はブレザーを脱ぎ、青いマフラーをしていた。可愛らしい印象の彼だが、以外にも身長は5人の中で1番高い。

瞳は黄緑色で、イメージカラーも黄緑色。


誕生日:2/23

身長:185cm

体重:72kg

趣味:お茶会

得意科目:心理学

苦手科目:政治学

好き:人と話すこと

苦手:意地悪

備考:高等部生の中で一番動物に好かれる



その他の重要人物編集


プラトン

聖フィロソフィア学園の学園長であり、幼い頃の主人公を拾い育ててくれた恩人。

主人公を管理人に推薦したのもこの人物。


誕生日:?

身長:175cm

体重:71kg

趣味:レスリング

好き:目に見えないモノ

苦手:デマゴーグ


アリストテレス

聖フィロソフィア学園高等部主任。主人公からは「アリス兄さん」と呼ばれている。

最近の悩みは若者言葉がわからないこと。


誕生日:?

身長:180cm

体重:64kg

趣味:標本作り

好き:自然

苦手:不合理


その他にも魅力的な人物が多数存在する。



公式コメント編集

「聖フィロソフィア学園(以下、フィロ学)」プロジェクトは、簡潔に申しますと「哲学者キャラクター化創作」プロジェクトです。

「人は何のために生きるのか?」「人の幸せとは何なのか?」

哲学ってなんだか小難しくてわからないしつまらない!何の役にも立たないんじゃないの?

哲学という言葉を聞くとこんな反応をする方が多いと思います。情報化の進む昨今、私達の身の回りには情報や娯楽が溢れ何をするにも時間が足りない世の中になりました。

コンテンツはどんどんインスタント化し、そこらじゅう楽しいことの飽和状態。そんな環境でつまらない偏屈な学問(しかも長い)を好き好んでやろうとするか?──否。

門戸が狭いとかそれ以前に、門の前に集まる人が少ないのです。

しかし哲学は人間が生きていく上で最も重要なモノだと言っても過言ではありません。哲学といえば先に挙げた問いだとか、何やら頭のいい人が議論し合う敷居の高い学問、と思いがちですがそれだけではない。

“哲学”はとても身近で、日常のあらゆるところに潜んでいます。もともと哲学、つまりフィロソフィアは知を愛するという意味であり、何かに対して考えることそれ自体が哲学足りうる可能性に満ちているのです。

また先ほど申し上げた通り、現代社会は情報にあふれています。そんな世界で、批判的に物事を考える能力は必ず役に立ちます。


なのに!


それを鍛えられるチャンスがあたり一面に転がっているのに字面とイメージだけで拒否反応を起こしてスルーするのはもったいない!

しかしチャンスをものにするには哲学は難解すぎるし、楽しくなければ意味がないし、ハードルが高すぎる!(ついでに時間も無い)。

何も説明されずに分厚い本だけドーンとお出しされたら「うげぇ」となってしまうのが人間というものです(一部の変態を除く)。

でも色んな人に興味を持ってもらいたい!分厚い本などではなく、もっと気楽に、「ちょっと覗いてみようかな?」と思ってもらえるようなカタチは何かないものか!



「そうだ、キャラクター化だ!」

日本が誇る擬人化文化―哲学者はもともと人ですが―をうまく活用できれば興味が惹けるのではないか。

幸運なことに、哲学者にはいわゆる奇人変人の類が多く逸話を聞くだけで面白い人もたくさんいます。ではその方々をみんなに受け入れられやすいようにキャラクター化して、何なら学生にして同じ学園に入れてしまえばそりゃあもうめちゃくちゃ面白いのでは?

そして、彼らが紡ぐ青春コメディ劇を提供できれば、既に難解なことが好きで面白いと感じる人だけでなく、実は考えるのが好きだけど食わず嫌いをしている人にも興味を持って貰えるような──

哲学の入口になれる、いや入口の前に人を集められるコンテンツになるのではないか!?

そうして始まったのがこの「フィロ学プロジェクト」です。



用語説明編集

聖フィロソフィア学園 (せいふぃろそふぃあがくえん)編集

主要キャラ5名が在籍し、主人公が高等部管理人を務める学園。校則が無く、自由な校風で有名。また敷地面積がとても広く市民の出入りが自由なため憩いの場にもなっている。


誤謬 (どくさ)編集

学校内でたびたび起こる不思議現象。物語本編に大きく関わっている。


順次追加



外部リンク編集

公式サイト編集

https://philogaku.studio.site/


Twitter編集

https://x.com/Philo_gaku?s=20


Youtube編集

https://www.youtube.com/@Philo_gaku




関連タグ編集

聖フィロソフィア学園哲学科 フィロ学

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