台湾、福建省などの閩南派の人々は首吊り自殺者を「肉粽」と言った。これは、首吊り自殺者が粽のように見えるからだ。また首吊りが連鎖する怪異を「肉粽」という。
そうして主に自殺者が多いが、事故などで死んだ者たちは世の中を恨んで死ぬため首吊り紐は7人みさきのようにつぎの自殺者を呼び込む。
その「肉粽」の怪異を追い出す儀式として、「送肉粽」を行う。
行う時は「跳鐘馗」を行う。「跳鐘馗」とは、道士が道教の司命神である「鐘馗」を身に宿し、化粧を施し各廟の神像と城隍神の祭壇を作り生きた鶏、アヒル、もも、マンゴーなど様々な供物をして地蔵菩薩の護法神将である官将首とともに禹歩をしながら、邪気を払ってく。
最初は故人が死んだ場所、故人の家を周り首吊り紐や遺品を集め邪気を払っていく。
この時、故人の関係者や道長、鎮長、宮主以外立ち会ってはならず、各家は扉に霊符を張り、箒に霊符を貼って逆さまに外にだす。これは「肉粽」の邪気から身を守るための処置である。
また家のものは立ち会っても見てもいけない。
もし見てしまったら最後まで「送肉粽」についていかなければいけない。
また参加者は七つの約束を守らないといけない。
1海辺のものは拾ってはいけない。
2ネックレスや輪っかになるものは参加してる途中身につけてはいけない。
3名前をよんではいけない。
4隊列からはぐれてはいけない
5住民問わず人家の扉をひらいてはいけない
6後ろを向いてはいけない
7儀式終了後には廟にお参りしてから家に帰ること
このようなルールがありタンキーと共に河川敷に行き遺留品を燃やしてにその灰を流す。
送肉粽の映像はあまりないが、ホラー映画「粽邪」で事細かく残してる。