概要
『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて、1994年から連載。
主に酒や肴や居酒屋、酒の場の雰囲気、季節料理などを捉えたテーマが主となっている。
時事ネタが豊富ではあるが1000話記念回「千客万来」のコラムによると「酒ほそ世界では、時間がとてもゆっくり流れている」とのことで、作中の時間は数年程度しか経っていないらしく「連載開始時点で29歳の宗達は、現在も30代半ばくらい」とのこと。
30周年記念の特別企画!Boichiとのコラボ&懐かしエピソードのリメイクを行っている
あらすじ
お酒を飲む時はお酒の味はもちろんだけど、季節、天気、お店、雰囲気、酒の肴…なども重要! より美味しく、より楽しく、お酒を飲みたい人に贈る「酒飲み」指南書! 大雪、台風、大事件…年に何回かの「特殊な日」には外でお酒を! 「非日常」は何よりの酒の肴!(公式より)
主な登場人物
岩間宗達
中年にさしかかっている俳句と薀蓄好きな呑兵衛の営業マン。酒と名の付くものならば、純米大吟醸から紙パックの安酒までどんなものでも嗜む。辛党であり甘いものとさつま芋が苦手。趣味は俳句。
粋人を気取りたがるが天の邪鬼でへそまがり、流行りものは好まないが基本食わず嫌いなので意外とすぐ順応する。
三浦かすみ
宗達の同僚なOL。宗達の江戸文化散策に付き合うなど仲は良いが、すぐ遊廓の話になる上そういう文化を美化するところは嫌がっている。
スピンオフ「かすみたなびく」では主人公を勤めていた。
付かず離れずの関係を長年続けていたが……?
淡口麗
宗達と仲が良い女子大生。元々は彼女の父親が宗達の取引先課長なのだが、そっちは殆んど出なかった。
二人だけで夜遅い時間まで呑んだり、川下りツアーで「肩に手くらいまわしたら?」とからかうなど好意はあるようだが、口にはしていない。
かすみと面と向かって会った事は無いが、遠目で見たことはあり「ショートカットのおねえさん」と認識している。
竹股*
宗達の悪友その一。山形出身のサラリーマンで、ノンビリとした平和な性格。だが郷里の味に関しては頑固で、居酒屋の芋煮を「これは山形の芋煮じゃない」「本場と違うのはいいけど○○風とか書いておくべき」と憤慨していたことも。
斎藤
悪友その二。フリーのイラストレーターで、やや皮肉屋の気がある。三人でいるとツッコミに回ることが多く、どっちが龍馬っぽいかと言い合う二人に挟まれたときは「うざってぇなあ、日本中龍馬気取りが一杯で……」とボヤいていた。