本名: ヘレン・高原・ラ・グィード
高校1年生。通称ヘレン。日本人の父とフランス人の母との日本国籍のハーフで、名前も外国風である。5年前、家族旅行中に乗っていた車が電車に衝突する事故に遭い、それによって両親と自らの視力・聴力・言葉を失ってしまう。現在は父の弟である叔父のもとで生活している。目も耳も口も不自由だが、相手が手の平に書く筆談や点字、ヘレンがボードに書く筆談などで意思疎通は可能であるほか、料理も作れるなど、一般人とほぼ変わらない生活を送ることができている。愛犬であるヴィクターとは幼い頃からの兄妹のような間柄で、普段の生活や外出の際には彼に手伝ってもらっている。優しく天真爛漫な性格で、三重苦という障害にもかかわらず明るく幸せに生きている。リハビリの際についた不思議な力(esp)により、ヴィクターともテレパシーのような意思疎通が出来るようになったほか、様々な不思議な出来事に関わることになる。その能力は様々なものを引き付け、ヘレンを助けもすれば危険を引き寄せる元にもなったりするため、ヴィクターからはその能力は危険であると見なされ、同時にヘレン自身の身の心配をされているが、当のヘレン本人は「ヴィクターは気にし過ぎよ」と笑って済ませている。2回目の連載からは高校(普通学校)に編入し、通う事となった。なお、事故のためか中学校には通っていない。