概要
「TONIO」とは、2010年7月14日にひっそりと英国ZERO-G社から発売されたVOCALOIDである。
ボイスプロバイダーにテノール歌手が起用されているため、声は中低音でオペラっぽく伸びがあり、渋カッコいいええ声。
同社のPRIMAと対になっているVOCALOIDである。
※ひっそりと
VY1の発売時期とかぶった
外見
オペラを意識してか、パッケージには英国紳士らしい髭を蓄えた青年の写真が起用されている。
同社VOCALOIDのMIRIAMとは違い、写真の男性はボイスプロバイダーとは別人。
(実は販売されている画像素材を使用したものであり、よく見るとフォーマルな服装ではなかったりする。)
一方、台湾での販売に向けて新たに用意されたパッケージイラストは上述のオリジナルパッケージと異なり、ユニコーンのような角が生え、茶髪に顎髭を蓄えていて貴族のような服装とメルヘンなデザインになっている。
手がけたデザイナーはAKRUさん。
この時27歳、183cm、78Kgという設定も追加されている。
そんなトニオは現在3体のみの髭を蓄えている貴重なVOCALOIDだったりする。
これは台湾版でも顎髭という形で継承されている。
二次創作でのイメージ
Primaと合わせてオペラロイドと呼ばれたり、
他言語と比較するため英語圏のVOCALOIDとしてひっくるめてイングロイドと呼ばれたりする。
VOCALOIDの二次創作によく見られる「好きな食べ物」には、カクテルのマティーニが定着している。
これはSONiKAのX(旧Twitter)公式アカウントによるこちらの投稿から広まったとされている。
https://x.com/SonikaVocaloid/status/20091565802
btw. Tonio refused to swim. He says he's suspicious of any liquid that isn't at least partly martini based.
また、製品のバグでとある発音記号が「＠」になっており、＠が入った状態でD3以上の音を出すとエディターがクラッシュする爆弾を抱えている。
コアなファンの中で彼の鳴き声は「＠」。
オリジナルの写真イメージや声から、上品・厳格・ミステリアス・几帳面な人柄で描かれることが多いが、
上記の発売時期や知名度の低さやバグなどから、ファンからは不憫なおじさん扱いされることも多い。
同社製VOCALOID
実は9人家族。Tonioは6番っ子の次男である。
関連イラスト
オリジナル版のイラスト。
台湾版のイラスト。
関連タグ
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