概要
ヤマハ株式会社がVOCALOIDの開発中に内部用に作成した女声データベースを製品化したものがVY1である。
VY1にはキャラクターが設定が無く、サンプリング元の人も明らかにされていない。
開発段階では、コードネーム「MIZKI」(ハナミズキが由来)と呼ばれていた。
発売
VY1は最初はVOCALOID2として2010年9月1日に発売された。ちなみに前日の8月31日は初音ミクの発売日でもある。
パッケージにはピンクを基調にしていて、簪や扇子が描かれている。
販売はビープラッツが行っている。
2011年10月21日にはVOCALOID3としてVY1V3が発売された。
ジャケット外側イラストはマンボウの姉氏によるもので、黒地に簪が描かれている。内側イラストは蛾未来氏が描いており、和風の物達が浮遊した絵になっている。
販売はヤマハミュージックジャパンが行っている。
2014年12月にはVOCALOID4としてVY1V4が発売された。4つの声質(Normal、Soft、Power、Natural)があり、VOCALOID4の新機能を全て使える。パッケージイラストは坂本ヒメミ氏が描いており、簪を中心に多くのカラフルな楽器などが扇子の形になっている。
またiPad用として「iVOCALOID-VY1」、iPhone用に「VocaloWitter」のアプリケーションが発売されている。
さらにVY2と一緒にVOCALOID5へアップグレードが決定。歌声にますます磨きをかけてくれるだろう。
ヤマハ直属の第一VOCALOIDとしての立場か、何気にヴァージョンアップの対応が早い。まだ変わっていない他のボカロ達が羨ましがっているだろう。
VY1のイラスト
創作キャラクター
VY1には公式のキャラクター設定が無い。
そのため、VY1をキャラクターとして描く場合は、自分でVY1をキャラクター化するか、他の絵師がキャラクター化したVY1を描くことになる。
パッケージが薄いピンク=桜色基調で、キーアイテムとして扇子(デラックス版)やかんざし(通常版)が描かれている事から、和服のイメージで描く人も多いようだ。
キャラクター化されたVY1にはタグとして開発段階でのコードネームMIZKIが付けられる事が多いが、そこから連想してかあの人のステージ衣装風のイメージで描かれる場合も(先述の通り中の人は非公表だが、「たぶん違う」という意見が多い模様)。
また、どこかその彼女が演じた代表的キャラクターを思わせるイラストもあったりする。
パッケージの姿
姿を持たない
公認キャラクター
2011年5月29日に開催された「VOCALOID FESTA02」(ボカフェス2)とコラボレーションし開催されたpixivの企画ボカロ計画、そのなかから優秀賞作品としてヤマハがリミコ氏のイラストをキャラクターの1つとして公式採用した。
名前は「コブシキク」。
CUL
ボーカロイド番組「VOCALO Revolution」のオリジナルキャラクターCUL。
その声としてVY1が使われていたが、VOCALOID3としての製品化にあたり喜多村英梨の声を基に別のボーカロイドとして開発される事になった。
詳しくは→CUL
関連タグ
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