概要
主人公。ゴミを集めて積み上げるという仕事を700年間続けている量産型のゴミ処理太陽ハイブリッドロボット。
集めたゴミを体内に入れ、キューブ状に圧縮する機能を搭載している。壊れても他のパーツと交換する事で容易く修理可能な設計がある。また、両目の間には鉄をも切れる高熱レーザーを備える他、太陽エネルギーで彼の機関電池を充電するソーラーパネル、音声録音・録画機能、異常気象感知、そして自身をキューブ状に変形(収縮)するという機能も搭載している。
彼以外にも無数のWALL・Eがいたが全て機能を停止しており、共食い整備の対象となっている。
性格は好奇心旺盛でちょっと寂しがり屋。
長い年月の間に、感情を持つというシステムエラーが生じた。仕事の傍ら、趣味でゴミの山の中から自身の感性に合った宝物を集めている。宝物の1つ、ミュージカル映画『ハロー・ドーリー!』のビデオに憧れ、いつか誰かと手をつなぐことを夢みている。宝物の中には植物もあり、これが原因で宇宙に飛び出すことになる。
突如、地球にやって来たEVEに一目惚れして以来、彼女と手を繋ぐことを望むようになり、EVEが宇宙船アクシオムに回収されてからは彼女を追いかける為にアクシオムに乗り込み、そこで様々なトラブルを巻き起こしていく。
余談だが、劇場パンフレットでは、性別は「男の子」と記されている。
結末
物語終盤でAUTOの一撃を受け損傷、さらにホロディテクターに挟まれて大破し、機能停止の状態になってしまう。地球帰還後にEVEの手で修理された際、当初は感情を失ったかのように思えたが、EVEが手を繋いでも反応がないことに絶望し、別れのキスをしたことで自我が戻り、彼女と結ばれる。