※この記事には、『Doki Doki Literature Club!』のエンディングのネタバレを含んでいます。
「聞こえる……?」
「やっほー、私よ」
「えっと……私がピアノを練習したりしてたのは知ってるでしょ?」
「まぁ……まだ全然うまくないんだけど、本当に、全然」
「でもあなたのために歌をつくったから」
「できれば聞いてもらえたらって思って」
「すっごく……すっごくがんばってつくったから」
「だから……ね!」
> music.play("ddlc.ogg")_
> _
オーディオの再生 "ddlc.ogg"…
概要
『Doki Doki Literature Club!』の主題歌。ゲーム内では、4周目の全エンディングのエンドクレジットで流れる楽曲である。作中でピアノを練習していたモニカが、曲を作曲しピアノを弾きながら歌う。長さは1分47秒。
ゲームには、クレジットとプライヤーがゲーム内で取得したCGのカットシーンが表示される。またキャラクターの声が実際に聞こえるのはこれが初めてで、声優のJillian Ashcraft(ジリアン・アッシュクラフト)氏がモニカとして歌っている。
コード進行と、曲とメロディーはメインテーマと同じだが、他の楽器よりもピアノが多く、最後と3番目のコーラスにいくつかのバリエーションがある(なお背景の画像はメインテーマの画像と同じ)。
この曲はモニカがゲーム内で「ddlc.ogg」を再生するコマンドを入力して曲を再生しているが、実際は「credits.ogg」に収録されている。
制作の背景
(参考:ファンからの質問に答えるスレッド・リリース1周年記念の本人実況から)
Dan Salvatoによると、エンディングをモニカが歌うのはかなり早い段階から決まっており、これまで経験した他の「エンディングソング」の効果(ゲーム『Portal』を思い出しながら)を考え、モニカに彼女のストーリーを語らせる為にもそれをしようと思い至った。
自身の中にあるイメージとよく似ている声の持ち主を探し、上手に歌えるがプロのような人ではなく、モニカの気取った感じの声が欲しく、親友のいとこにモニカと年齢も近いぴったりの人が居た。
「想像していた彼女の声と違う」と考える人がいることは既に分かっていたが、ゲームのエンディングの為の必要な犠牲だと感じていたという。
最初の一節は、メロディを口ずさんだら自然と思い浮かんだが、それ以外は歌詞がゲームの進行に合わせてあるため、けっこう苦労したという。
3番の歌詞は一番孤独で落ち込んだ感じにしたく、2番はモニカがプレイヤーに近づけないことの不安感を表している。最後の一節は文字通りの意味であり、もうモニカはほのめかす必要がなくなっている。
これがあなた(プレイヤー)のために用意しているエンディングであり、もしこれがうまくいかなかったら、あなた(プレイヤー)のことは諦めてゲームを終わりにすることを意味している。