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DokiDokiLiteratureClub!

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どきどきりてらちゃーくらぶ

『Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部!)』とは、Team Salvatoにより制作されたビジュアルノベルゲームである。

Will you write the way into her heart?

(彼女の心に届く詩を書いてくれる?)

This game is not suitable for children or those who are easily disturbed.

(このゲームはお子様や精神を乱されやすい方には向いておりません。)

重大な警告

本作は、ネタバレされず、全く何も知らない状態でプレイするのが一番面白いゲームである。だが、数多くのサイトではネタバレのバーゲンセール状態となっておりゲーム自体も刺激に弱い人には衝撃が強すぎる部分があるので、そこを十分に注意していただきたい。

初見の衝撃を損ないたくない方は、なるべく前知識を入れない状態でこのゲームをプレイし、本作を最後までクリアした上で検索や情報収集をする事を強くおすすめする。

概要

Team Salvatoによって制作されたビジュアルノベルゲーム

脚本・プログラミング・音楽はアメリカ人のDan Salvato(ダン・サルバト)。キャラクターデザインはSatchely、背景はVelinquentが担当。

略称は主に『DDLC』。日本語版タイトルは『ドキドキ文芸部!』。

2017年9月22日Steam及びitch.ioで公開(Pay what you wantであり、何円で購入するかはプレイヤーが決める。無料も可)。対応機種はWindowsmacOSLinux。ゲームエンジンはRen'Py。最新バージョンは1.11。

公開直後から爆発的な人気を博し、わずか2ヵ月で100万ダウンロードを達成、2021年現在は世界で1000万ダウンロードを記録している。また発売から僅か数日でミームを量産するようになるなど、英語圏のオタク層に大きな反響を及ぼした作品である。

その衝撃的な展開と内容で瞬く間に世界中で話題になり、海外大手メディアのPolygonでは本作を「2010年代における100のベストゲームの第66位に位置づけ、ネット流行語100では2018年に65位を記録している。

公式紹介文

(公式サイト及び配信サイトから引用、文章は翻訳・一部意訳)

こんにちは、私はモニカ!

文芸部へようこそ!私の夢は大好きなことを通して、特別なものを作り出すこと。新入部員のあなたには、その夢をこの可愛いゲームで実現させるお手伝いをしてほしいの!

部活は毎日個性豊かなかわいい部員たちとのお喋りと楽しい活動でいっぱい!

幸せを大事にする、太陽のように元気なサヨリ

芯が強くて、ちょっと小悪魔なナツキ

本の世界に安らぎを見出す、ひかえめでミステリアスなユリ

…そしてもちろん、部長のモニカ!それが私!

私はあなたがみんなと友達になって、文芸部をみんなにとってより特別な場所にするお手伝いをすることにすっごくわくわくしてるわ。でも、私がもうあなたを恋人だと言えるなら──誰よりも私と多くの時間を過ごすって約束してくれる?♥

作風・内容

エンディングまでのプレイ時間は3~4時間程度。所謂海外産のゲームだが、日本の学園モノ恋愛アドベンチャーゲームやギャルゲーを強く意識されており、背景もキャラクターも日本っぽいものの、公式で対応する言語は今のところ英語だけである(非公式ではあるが、有志による日本語化パッチが配布されている)。

ストーリーは、男子高校生である主人公が、幼馴染の女友達に誘われて学校の文芸部に入部し、個性的な4人の美少女である部員達と仲良く日常を過ごし、コミュニケーションや交流を楽しむという展開である。一般的なアドベンチャーゲームと違い、途中で現れる選択肢と、本作ならではの要素である詩の作成によって物語が進行していき、それぞれのキャラクターと絆を深め親密になれるルートへ分岐するという斬新なシステムである。

作中では、文芸部にて自分達が作った詩を互いに見せ合うことになり、一日の合間に詩を書く必要がある。並んだ単語の中からプレイヤー自身が詩に使うものを選択することで詩が完成し、その時に選んだ単語によってそれぞれのキャラクターの好みの詩になるかが決まる仕組みとなっている。単語はそれぞれのキャラクターが好むもので、可愛い固有名詞から形容詞、擬音、哲学的な用語、陰鬱なものなど、様々である。

そんな明るいデザインと可愛らしい見た目により、一見すると一般的な美少女アドベンチャーゲームと思えるが、オフィシャルサイトやゲームでは「子供や感情に動かされやすい人には向いていない」という注意書きがされており、さらにSteamにおいてつけられたタグでは「精神的恐怖」などと明記され、なんだか不穏な空気が漂うゲームである。

実際に「サイコロジカルホラービジュアルノベル」と謳われるタイトルで、上記に書かれている通りの、ただの恋愛劇では終わらないその衝撃的な展開と内容、詩と恋愛が織りなすその恐怖で瞬く間に世界中で話題となった作品である。

登場人物

主人公

プレイヤーの分身となる男子高校生。

これといった趣味も持たず、部活に所属することも考えていなかったが、幼馴染のSayoriに誘われ、文芸部に入部することになる。それぞれ個性豊かな女子生徒たちに囲まれ、今後彼女たちとの関係の進展を仄かに期待するが…

Sayori(サヨリ)

主人公と同じ学校に通う幼馴染の女の子。

文芸部では副部長を務めており、主人公を文芸部へ勧誘した張本人。天真爛漫で明るく、元気いっぱいに楽しいことばかり考えているが、主人公に毎朝のように起こされるなど少々ルーズなところがある。その持ち前の明るさで文芸部の雰囲気を和やかにし、周りを幸せにすることが原動力として、部内で起こった些細なイザコザの仲裁に入ったりなど、個性の強い面々の間を取り持つ潤滑油のような役割を果たしている。

Natsuki(ナツキ)

文芸部に所属する小柄な少女。

主人公たちよりも一学年下の後輩で、部員では最年少であるが、強気にふるまい、誰に対しても強めの口調で当たる。しかし根は素直であり、主人公や性格趣向が正反対のYuriとも打ち解けたいとおもっている。可愛いものを大事にしており、またお菓子作りが得意で、部内ではよくカップケーキを振る舞っている。

Yuri(ユリ)

文芸部に所属する女子生徒。

黒髪のロングヘアーが印象的なお淑やかでミステリアスな雰囲気を持つ、本の虫で小説を愛する文学少女。物静かと人見知りな性格で、発言を考え込んで会話中に黙り込んでしまうことも多々あるが、自身の好きな本の話題になると饒舌になる。部内では、皆に美味しいお茶を振る舞うために拘りのティーセットを常備したり、主人公に対しても早く部に馴染めるように本を貸し与えたりするなど細やかな心配りを見せる。

Monika(モニカ)

文芸部の部長。

才色兼備で学校でも人気が高く、主人公からすれば高嶺の花のような存在。個性豊かな部員たちの取り纏め役であり、文芸部の活動について様々な提案をしている。新入部員である主人公に対しても親身に接してくれており、詩の執筆などについて色々なアドバイスをくれる心強い存在。部活面でも恋愛面でも、物語の最期まで主人公を引っ張ってくれる案内役でもある。

追加コンテンツ

DDLC Fan Pack

本作のダウンロードコンテンツ。リミックスやアレンジ、未完成やゲーム未収録曲を含むオリジナルサウンドトラック。デスクトップ用とモバイル用の2種類が収録された、CG高解像度版の壁紙。開発者のメモなどが含まれたコンセプトアートデジタル冊子が収録。価格は寄付という形で10ドル、日本円では980円で発売されている。

リマスター版(コンソール版)

Doki Doki Literature Club Plus!(ドキドキ文芸部プラス!)

本作の完全版で、2021年PlayStation 4 / PlayStation 5 / Nintendo Switch / Xbox One / Xbox Series X / Xbox Series S / Steamで発売。追加要素に加え、ビジュアルのHDリマスター化が行われている。詳細は該当記事を参照にて。

TwitterでのDMCA悪用問題

(参考:【地獄】Twitterで嫌いな人間を凍結させる方法|Jini|note絵師・作家・アーティスト・クリエイター・その関係者、その人達を応援するすべての方々へ。|なん / .nan|note

2019年9月頃からTwitterでは、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)を悪用して、捏造した虚偽通報を繰り返すことによりDDLCの二次創作絵を投稿している者を凍結させる、「李大輔」と名乗る悪意のある個人がいる。この通報により、ターゲットにされた日本人やアジア圏の無数のアーティスト、そして公式アーティストのSatchelyまでもが凍結され、現在もなおTeam Salvatoに大きな被害が発生している。

Twitter公式にTeam Salvatoが問い合わせたが、対応できず事実上凍結は防げない無政府状態となっており、TwitterにてDDLCの二次創作絵を投稿される者には、警告・注意喚起と共にアカウントを分ける、またはpixiv等の国内サイトに投稿する、そもそもDDLC絵をあげないといった対策や措置が呼びかけられている。

DMCA自体は、アメリカ限定の著作権法であり元々は海賊版のコンテンツに対処するためのものだったが、簡単に言えば通報すれば即座にコンテンツが削除されるというものである。pixivのような国内サイトでは、正当な著作権者の権利が守られる日本の著作権法に基づく為、いわばアメリカの著作権法であるDMCAは通用しない。

Twitterサポートに共有しているが返答すらなく、誤BANの解除もできない、というかDMCAの通報も確認する管理体制がなく機械的な処理だけの犯罪の無法地帯、現状ではもはや運営とは呼べない完全無政府状態の日本公式Twitterも未解決の大きな要因である。このTwitter公式の状態については、実際に解決に臨んだTeam Salvatoの者と話をした上での見解になっている。その為、悪意ある通報が止まるとも限らない中、自衛をするのが一番早い対処法なのである。

つまり、以上のDMCAとTwitterという相性最高の要因により、現在もこのような最悪の状況が続いており、Team Salvatoは協議しながら対策と回復に努めているといった状況となる。

関連動画

公式トレーラー

  • Doki Doki Literature Club! Trailer

関連タグ

開発スタジオTeam_Salvato
スタッフDan_Salvato Satchely Velinquent
ジャンル洋ゲー フリーゲーム ギャルゲー ビジュアルノベル ホラーゲーム ほのぼのダーク ハートフルボッコ
関連事項文芸部(DDLC)
表記揺れDDLC / ドキドキ文芸部! / 心跳文學部 / 두근두근문예부
登場人物Sayori(DDLC) Natsuki(DDLC) Yuri(DDLC) Monika(DDLC) MC(DDLC)
二次創作・派生
users入り
関連作品
  • DokiDokiLiteratureClubPlus!:2021年に発売された完全版
  • Project Libitina:次回作と思われるゲームの名称(ネタバレ注意
  • かたわ少女:オール外国人制作・日本風ギャルゲーつながり
  • MoeEra:ロシアのビジュアルノベル、一部本作との共通点がある
  • ゆめにっき / Eversion:Dan Salvatoが、これらのゲームに見られる「不気味の谷現象」に強く影響を受けている

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