【重大な警告】この先、『Doki Doki Literature Club!』の重大なネタバレを含んでいます。このゲームを一度でもプレイ及びクリアしていない方、またゲームのイースターエッグをまったく知らない方は記事の閲覧が推奨されません。
第三の目を開け
ナイフ越しに、彼女の柔肌をあたかも自分の触覚の延長で有るかのように感じ取ることができる。
私は身悶えする。この手に負えないほどの快楽に抗おうと何かが、ひどく微かであるが奥底で叫んでいる。
それでも、既に狂気に侵されているのを自覚している。私は……自分を抑えられない。
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月次実験データ報告書 2004年1月5日
被検体情報
名前 | リビティーナ - XXXXXX |
---|---|
生年月日 | 2001年1月5日 |
性別 | 女性 |
年齢 | 3歳 |
身長 | 88.9cm |
体重 | 14.06kg |
病棟 | A |
許容値 | 114 |
意識レベル(001-100) | 100 |
被験者備考
最終更新 2003年12月5日
2003年12月5日現在、この項目の編集は禁じられている。以前の情報は削除済。
追記:被検体に個人的感情を抱いた結果、試験結果になんらかの偏向が認められた場合、
今後は死をもって処罰されるものとする。
身体試験結果
BMI | 17.8 |
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HR | 90 |
SP | 101 |
DP | 59 |
TMP | 98.6 |
視力 | 正常値 |
聴力 | 正常値 |
歯 | 正常値 |
性器 | 正常値 |
疼痛耐性(01-10) | 03 |
身体試験結果(第三の目)
HR | 160 |
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反応時間(ms) | 1 |
強度 | N/A |
局所歪 | 434 |
減衰ひずみ | 29 |
正値性(01-10) | 01 |
感度(01-10) | 09 |
抑制力(01-10)01 |
身体備考
最終更新 2004年1月5日
以下の症状(行動)が時折記録されており、今後の試験では無視する必要がある。
痙攣、音声チック障害、噛みつく、流涙症、嘔吐、絶叫、調査員に害を加える、
自傷行為、見当違いの笑い
いかなる自傷行為も直ちに中断させなければならない。
試験結果
身体的反応テスト | 100 | 成功 |
---|---|---|
情緒反応テスト | 100 | 成功 |
物理的制御テスト | 32 | 失敗 |
感情制御テスト | 22 | 失敗 |
第三の目活性化テスト | 100 | 成功 |
第三の目抑制テスト | 08 | 失敗 |
性反応テスト | N/A | N/A |
小規模脅威反応テスト | 100 | 成功 |
小規模脅威除去テスト | 100 | 成功 |
生命的脅威反応テスト | 100 | 成功 |
生命的脅威除去テスト | 100 | 成功 |
試験備考
最終更新 2004年1月5日
性反応テストは思春期になるまでは実施しない。
以下の試験を回避することを要求をした。
第三の目活性化テスト第三の目抑制テスト、生命的脅威反応テスト、
生命的脅威除去テスト
全ての要求が拒否された。
リビティーナはまだXXXXXXの終了から回復しておらず、
近い将来にそうすることはないだろう。
これらの試験を続けてもリビティナの健康状態は悪化していくだけだ。
あなたは同じシナリオが続くのを防ぐのに必要な対策を避けているのですよ、博士。
あなたを神ほど信頼している人たちがいないのですか。
報告書 終わり
概要
Team Salvatoによる近年公開と思われるゲームの名称。
ただし、Satchely(サチェリ)は参加しないことは明らかとなっており(DeviantArtのFAQから)、Velinquentも一切コメントはしておらず、公式から次のアーティストも発表されていない(参照)。
ゲーム内での情報は、ユリの最後の詩などの暗号、「秘密の詩」、そしてイースターエッグを解読することによって辿り着ける特設サイトのみによって断片的に窺い知れる(詳細を語れば、sayori.chrに隠されたQRコードを読み取ることでサイトに飛ぶことができる)。Webサイト自体には、ユーザーがWebサイトにアクセスした時に表示されるデフォルトのindex.htmlページ以外のファイルは含まれていない。
リリース当初はこのサイトとの関連性は不明だったが、短いテストログのようなものだったため話題に上がるようになった。
monika.chrのコード化された文章の多くが「2018」を示していた為、2018年にこのプロジェクトの詳細が公開されると思われていたが、2024年現在も詳細は明らかになっていない。その為、おそらく作中の年代を示すものと思われる。
詳細
リビティーナ(Libitina)
特設サイトでは、「リビティーナ(Libitina)」という名前の3歳の少女に対する実験の報告書が載せられている。それによると、少女は家族を失った孤児であり、精神的なショックから未だに立ち直れていない状況にある。そして、何らかの施設内において、痛みへの耐性や脅威への対応・排除のテストなどといった、精神的・肉体的苦痛を伴う異常な実験の被験者となっている。
その実験に抵抗し、泣き叫び、呼び、混乱し、時には嘔吐や痙攣、攻撃的な行動や逆に笑い出す少女を見かね、何とか助けようとした研究員もいたが、彼らは信仰に篤い人物である「ドクター」と呼ばれるチームリーダーによって処分されたようである。
リビティーナは2001年3月9日生まれであり、ナツキ以外の文芸部員たちも同じ年に生まれている。『マルコフの肖像』や詩「mdpnfbo,jrfp」など、Project Libitinaに言及するテキストがユリに関連するものが多く、現在はユリがリビティーナではないかという考察が優勢である。だが、ユリ以外の.chrファイルもそれぞれリビティーナを指し示しており、必ずしもユリだけではないと注意してほしい。
またLibitina(リビティーナ)は、古代ローマ神話における、死と葬儀をつかさどる女神の名前でもある。
「第三の目」
実験の目的は、少女が持つとされる、非常に強力だが制御が難しい超自然的な力として示唆されている「第三の目」という能力を引き出し、利用する為のものと思われる。
ゲーム内には幾つかの言及があり、ユリが愛読する小説『マルコフの肖像』とその表紙に描かれた目の紋章、あるいは、内容の明かされる事のない彼女の詩「深紅の瞳の残像(Afterimage of a Crimson Eye)」に関連するという説がある。また、monika.chrの解読から「第三の目」は時間や空間の操作に関係するものではないかという考察もある。
だが「第三の目」とは何なのかがどこに語られておらず、ただ憶測されるだけに留まっている。また「第三の目」も架空のものでなく、かつて実際に行われた人体改造手術でもあり、額にドリルなどで穿孔するもので、それによって「新たな知覚を得る」ことができたと主張する者もいる。
エリッサ(Elyssa)とレニエ(Renier)
Elyssa(エリッサ)とRenier(レニエ)という二人の人物の存在も知られている。
二人が同一人物であるかは分からず、前者はリビティーナと同じ被験者と思われ、後者は施設の研究員であるようだが、「ドクター」と同一人物なのかは判明していない。
『マルコフの肖像』には二人の姉妹が登場し、人体実験を行う施設への言及があるようだが、それがリビティナとエリッサなのかは不明である。エリッサとレニエの名が登場する「特別な詩」は、二人以外の誰かの視点から描かれており、かつその人物は「施設」内にいると思われる。
その他情報
natsuki.chrを解読することで現れるシークレット画像には、ゲーム内に登場しない女性の姿が描かれている。彼女に関しても一切の情報がなく、リビティーナ、あるいはエリッサと同一人物なのかどうかも判明していない。
また「ドクター」が信仰に篤い人物であることから、『マルコフの肖像』に現れる「宗教的施設」との関連性も強い。
「サヨリ」「モニカ」「エリサ」「レニエ」はリビティーナのあだ名の可能性がある。ただし英語版も日本語版も六文字だったため、便宜上付けただけの記号である可能性も否めない。
関連動画
- Game Theory: DDLC解説 日本語字幕 part1
- Game Theory: DDLC解説 日本語字幕 part2