ボンベロ
ぼんべろ
「俺はここの王だ。ここは俺の宇宙であり、砂糖のひと粒までが俺の命令に従う」
「おまえは俺の友を奪い、また友を救いもした。
今、俺のなかではおまえを救いたい気持ちと罰する気持ちとがせめぎ合っている。
俺は自分から、どちらを選択しても後悔するだろう」
「ありがとうってなんだ!」
「ありがとうって。ありがとうなんて言われることは、ひとつもしてない!」
殺し屋専用の食堂「キャンティーン」のオーナー。
横暴かつ尊大な性格だが、料理の腕はプロ以上で、
話を聞いただけで料理の味を再現してしまうほど。
自分の仕事が日々焦燥しながら生きる殺し屋にとってのオアシスであることに誇りを持つ反面、
店の秩序を守ることに厳しく、店内で狼藉を働く輩はたとえ“客”であっても容赦なく制裁を下す。
食に対しても深い造詣と敬愛を持ち、「何を食うかが大事」を信条とする。
人をあまり信用しないタチで、ブルドッグの菊千代を唯一の相棒とする。
子供時代、組織の長であるデルモニコに拾われて殺し屋となり、
後に「食は誰にとっても魂の救済であり、食によって殺し屋を癒し
生きながらえさせる場所を創りたい」という彼の依頼で殺し屋から足を洗って現職に就いた。
そのため、デルモニコに深い恩義を感じており、
彼が何者かに謀殺された際は静かな怒りをあらわにした。
カナコに対しては愚鈍な人間であることを理由に当初は嫌悪と侮蔑を顕わにして対応し、
今までの他のウェイトレス同様すぐ死んでも構わないと見下していた。
しかし彼女がボンベロに対しても臆せず相対する姿勢を見せ、死が常態化した裏の世界で
人間としての力強さを身に着けていく中で彼女を見直し、
彼女を生かしてやりたいという意思に目覚めるようになる。
原作小説では、無礼図の姪っ子である炎眉という女性と恋人同士だったという。
原作でのカナコからの容貌の印象は、『髪を短く刈り込んだ、がっしりとした目つきの鋭い男』。
独自に幼少期からの生い立ちが描写されており、自分に関心の無い母と義父の暴力、
挙げ句には信頼していた人物から強姦されそうになるなど
救いのない世界に打ちひしがれている中、桐生貿易商会なる組織に拾われ、
真の漢になる方法を教わりつつ料理の技術を学ぶ様が描かれた。
また、後に相棒に付けることになる菊千代という名は、
商会に入る際に組員から付けられた彼のあだ名である。
そういった境遇故か、似た境遇のキッドと戦った際にはキッドを本名で呼んだり、
彼の最期を見届けた際には悲しげな表情を浮かべていた。
コメント
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すべて見る誰が為に往く
ダイナー、二皿目お代わりしてきた勢いで書きました。 原作はちらっと読んでいたのですが、原作には原作の映画には映画の世界が作られていてどこまでも引きずり込まれます。 ここからちょっと雑談 思ったんですけど、懇親会前に「ディーバを出せ」「カナコ、一緒に行こう」からの「こいつはまだお前を疑ってるのさ。そうそれでいい」の発言。一回目は(スキンが)まだお前(カナコ)を疑っている(本当に裏切らないか)。だと思ってたんですけどあれ、(カナコが)まだお前(スキン)を疑ってる(自分を殺さないか)。って事だったんですね、とんでもないマウントだったことにびっくりしてますいいぞもっとやれ2,509文字pixiv小説作品- グアナファトにて、
光目映き春の日に、そのひかりたる君を見ゆ
ある花の日に、女に光を見出す話。 表紙素材は『【素材】』(https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=65543563)よりお借りしました。6,329文字pixiv小説作品 *君は僕の弱点*
ご閲覧ありがとうございます。 映画『Diner ダイナー』二次創作小説。 カナコとボンベロ、本編後の妄想です。 お店が休みの日こそ二人ぼっち世界でイチャイチャしてるといいなぁという妄想が広がりました。 ボンベロが音痴なのは、彼を生きた大俳優氏の鼻歌がたまにその片鱗を見せることから起因しています。あくまで個人的な偏見と妄想ですので悪しからずお願い致します。 ボンベロほど『目は口程にものを言う』人もそういないのではないかと。言葉にしないだけで彼はとても感情豊かで、カナコもその機微を受け取るたび嬉しいのだと思います。 “報酬”と言った名目のお料理から始まった愛情表現が、どんどん分かりやすくなっていったらいいなぁ。 カナコもボンベロも美しい二人なのは言わずもがなですが、お互いそこにも惹かれあってるんだろうなと交差する視線から感じるところです。 生きるか死ぬか生かすか殺すか、そんな極限の状態のなかで静かに成熟した愛ですが お日様の下に出た途端に恋人らしく睦まじく発展していたらかわいいです。 今回も菊千代はお散歩に行ってました。 放飼だし勝手に出歩いてそうだなぁと思ってます。 もうすぐボンカナにぴったりの花の季節ですね🌸 ボンカナに出会ってから季節が巡るのが楽しいです。 ----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎-- 公式、原作、ご本人様たちに一切関係のない二次創作となっております。 お粗末ではありますがクレーム等は受け付けておりませんので、閲覧は自己責任にてお願いします。 また、引用転載などご遠慮頂けると幸いです。 表紙画像はフリー素材をお借りしました。 ----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎-- 少しずつ妄想を書き留めていきます。 お楽しみいただけましたら幸いです。3,604文字pixiv小説作品手向けの花は風に舞い
一日とあけずに新作です 映画後、ボンベロがカナコの店にたどり着くまでのスキンとカナコの話 スキカナ、と言うよりもボンカナ前提のスキ→カナに近いです カナコちゃんは割とスキンに対してはプラス寄りで書かせてもらいました ボリジの花言葉 勇気・憂いを忘れる・心を刺激する・私はすべてを失った・不幸な愛情・保護・心がわり・安息 お好きな花言葉を当てはめてみてください 追記:ちょっと誤字脱字修正しました さらに追記&戯言 沢山の人に読んでもらいとても嬉しいです、ここからは私の個人的な語りなのでどうぞこの話を呼んでいただいたあとにもう一度見ていただければと思います 今回ボリジの花を選んだのは、花言葉全てにあの三人の関係性が詰まっているんじゃないかと思ったところからでした カナコはスキンとボンベロから自分らしく生きる勇気を貰い、スキンにとってカナコとボンベロのお陰で憂いを忘れて、ボンベロにとっていつかカナコとスキンが安息の場所となる。それと同時に三人に共通して言えてしまうのが「私は全てを失った」 これは母であるかもしれないし恩人であるかもしれないし愛かもしれないし生きる理由かもしれないし唯一の友の存在かもしれない。どれにせよカナコ達三人は必ず何かを失っています。それを補うかあるいはさらに傷が抉られるかは本人達の生き方次第ですがなんとなくこの言葉が1番の決め手になりました。 心変わり、と聞くとあまりいい印象ではないですがこれはカナコにとってはとてもいいことであったと思います。無機質で誰も信じないと決めたカナコが自分を、また他人を信じることを決めた心変わりはまさしく本編のことではないでしょうか 思ったより長くなってしまった…w なにはともあれ本当にありがとうございました。 前作に続きシリアスなものが続いたので次はもっとほのぼのしたやつかこーと4,971文字pixiv小説作品*雨男*
ご閲覧ありがとうございます。 映画『Diner ダイナー』二次創作小説。 カナコとボンベロ、本編後の妄想です。 体操着袋の彼を書くことに、少し迷いがありました。私自身が、特に映画でのカナコと彼の関係に上手く言えないものを感じていたからです。 しかし何度観てもカナコはボンベロが好きだし、ボンベロもカナコに絆されすっかり骨抜きなわけで。(というのが一個人的な見解です) ボンベロにとってもカナコにとっても大切なひとだった体操着袋の彼は、だからこそ二人の関係をより密接にさせたのだと、しかし失ったものは傷となって痛むのだと、ファントムペインのようなものでカナコを泣かせてしまいました。 カナコはずっと我慢強い子だったから、弱るとボンベロもまた弱るんじゃないかな。 書きたかったのは糖度高めのイチャイチャです。 菊千代をもっと出してあげたい… ----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎-- 公式、原作、ご本人様たちに一切関係のない二次創作となっております。 お粗末ではありますがクレーム等は受け付けておりませんので、閲覧は自己責任にてお願いします。 また、引用転載などご遠慮頂けると幸いです。 表紙画像はフリー素材をお借りしました。 ----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎-- またしっちゃかめっちゃかですが、 楽しんでいただけると幸いです。7,228文字pixiv小説作品チョコよりも甘い褒賞
ご褒美のほしいカナコの奮闘。 スキンとボンベロとのあったかもしれない幕間。 表紙素材は『小説表紙用素材 [季節イベントシリーズ -Vt.01-]』(https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=67143525)よりお借りしました。5,003文字pixiv小説作品*星に願いを*
映画『Diner ダイナー』二次創作小説。 公開1周年です。おめでとうございます。 ----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎-- 去年ですかもう…早いなぁ、て感じなのですが 毎日のように劇場に通って映画を観ていた日々が懐かしいです。自粛なので尚更。 しかし相変わらず毎週のようにBlu-ray再生してはもんどり打ってる幸せな日々です。 10月目黒での限定上映も含め、観れる限りはとにかく映画館に足を運んでいたので、そういえば初日は7月だったか…といろいろな感慨が尽きません。 この作品に出会って自身の人生の価値観を変えられました。仕事とかで悩むことがあると、ふと、ボンベロやカナコの言葉に背中を押されています。監督そしてやはりボンベロを生きてくださった大俳優様に感謝が尽きません… 豪華な俳優陣、絢爛たる色彩、クリエイターの才能が敷き詰められた映像美、そして強いメッセージ性のある脚本。すべてに魅了され続け自分にとってなくてはならない作品となりました。 素晴らしい映画を、本当にありがとうございます…。 ----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎-- そんなボンベロとカナコの、本編後の妄想です。 公式、原作、ご本人様たちに一切関係のない二次創作となっております。 お粗末ではありますが閲覧は自己責任にてお願いします。 また、引用転載などご遠慮頂けると幸いです。 表紙画像はフリー素材をお借りしてます。 映画そして原作を読むと、なんとなくボンベロもカナコも、手放しに幸せを手に入れる環境に慣れることはないんじゃないかなと…。 孤独を知ってる2人だからこその距離感は、近すぎず遠すぎず、程よくだと良い。 強い部分弱い部分を晒し合うことでだんだん心を寄せ合っていく2人が本当に愛しいです。 うだうだと書いてしまいましたが、 ほんのりこちらと繋がっています。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12937690 2人にとってお互いが唯一無二であるが故に、不安になったり、幸せを願ったり、恋人らしく想い合っていて欲しいです。尊い…… 毎度ながら長々と失礼致しました。 ブクマやいいね、いつもありがとうございます。 こちらもお楽しみいただければ幸いです。9,438文字pixiv小説作品- 転校生は大莫迦な子
転校生は大莫迦な子?
ダイナーで学園モノが書きたかった初心者です。 今まで小説を書いたことがないので語彙力も乏しければ文章もガタガタですが… 読んでいただけたら幸いです! よろしくお願いします!1,555文字pixiv小説作品 *愛と絆の日*
ご閲覧ありがとうございます。 **ラスト加筆修正しました**2020.02.18 元殺し屋シェフの食堂の映画版、二次創作となっております。拙い文章ではありますが楽しんでいただけますとと幸いです。 こちらもまたボンベロとカナコの映画その後妄想です。 ----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎-- ボンベロの過去に触れてますが、ほんのりと捏造を含みます。一般常識的なところから少し遠ざかっていたらいいなぁと思っての描写です。 ブロとの会話とか読むと、彼も結構ふつうの男の人って感じもするんですが。あくまで二次創作として読んでいただけると幸いです。 また、お料理の行程についてはまっったく料理をしない人間が書いてるので深く突っ込まないでください。ごめんなさい、間違いが発覚次第つど修正致します…。 アメジストは2月の宝石ですが、 「真実の愛」「永遠の愛」の意味があります。 また、作中も触れますがメキシコではバレンタインは恋人も性別も関係なく、愛を確かめ合う絆の日という意味があるそうです。 プレゼントを贈りあってお互いに愛を伝え合うって、素晴らしい文化だなぁと思い、日本も似たようなところがありますが(違うのは同じ日に返さないことくらい)ボンカナにイチャイチャしてもらいました。 あのピンクの壁のかわいいお店で、美しい二人がぎこちなく、でも確かな距離感で愛し合ってるなんて妄想するだけでニコニコしてしまいます。 ボンカナのことを考えてると幸せになれるので、 ぜひ二人にもずっと幸せでいてほしいです。 それだけなのです。。。 また長くなってしまいましたが、少しでも楽しんでいただけるとうれしいです。 ----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎-- 表紙はフリー素材お借りしました。 引用、転載等は一切ご遠慮くださいますと幸いです。5,048文字pixiv小説作品- DINER(漫画版)のあの人とか
菊千代とボンベロと その4
ギデオンと菊千代がお喋りをしてしまう話。何気にベースはボンカナだったりする。 初登場時は禍々しさ全開だったギデオン、気味悪いヤツだと思っていたけれどもあの長い過去話を読んでから好きになりました。ぜひ幸せになってもらいたいなあ。 ※コミックス読んでないとよく分からないと思います。11,289文字pixiv小説作品 *特別な日へ*
映画『Diner ダイナー』二次創作小説。 カナコとボンベロ、本編後の妄想です。 公式、原作、ご本人様たちに一切関係のない二次創作となっております。 お粗末ではありますが閲覧は自己責任にてお願いします。 また、引用転載などご遠慮頂けると幸いです。 表紙画像はフリー素材をお借りしました。 ----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎----------✂︎-- メイキング特典映像で、クランクアップの際に語られた言葉がとてもとても印象深く、言葉では表現できないほどの愛に満ちていて、感銘を受けました。 ボンベロを生きてくださった大俳優様の生まれた今日を、心からお祝い申し上げます。 と、特別な日に寄せて、明かされていないボンベロの誕生日について捏造し書いてしまいました。 映画版のデルモニコが、彼を生んだ巨匠を色濃く再現していることに釣られこんな表現をしてしまいましたが 実際に日付が近いこともあるので、もしご指摘をいただくことがありましたらすぐに取り下げます。 ご不快に思われる方がいらっしゃいましたら、お申し付けください。先に心からお詫び申し上げます。 ボンベロ自身が、心にとても大きな傷を負ったまま、カナコという存在に救われながらそれを抱えて生きているんじゃないかと妄想しました。 もしかしたらあの事故を防げたかもしれないと、そう思っていたからこそ、偉大なるデルモニコが事故で死んだなんて──と、一人後悔を募らせていたのかな…。 たった一人、使命を全うすべくひたむきに料理を作っていた頃には気が付かなかった喪失感は、生き延びた彼を蝕み、苛むかもしれない。 ボンベロが時に見せる何を考えているか分からない、物憂げな表情は、そんな後悔を物語っているんじゃないかと、勝手に妄想しています。 発想の起点はボンベロとデルモニコのお2人からですが、あくまで二次創作ということを前提に、お楽しみいただければ幸いです。 言い訳のような前置きですみません。 どうぞよろしくお願い致します。7,132文字pixiv小説作品眠る少女といびつなふたり
おねんねカナコのそばで、この二人絶対こういう会話(とおセセ)してたでしょ!というアレを書きたかったお話です。とても短い。 スキン生存時点でのボン→スキ→カナ→ボン(以下略)の関係がすべて独りよがりの自己満足でしかないという点が大変エモくて好きです。そういう目で行間を読んでください。1,883文字pixiv小説作品- ED後-ダイナーの日常-
帰る場所は。
いやぁ。応援上映たのしかったぁ。ボンベロとスキンが出るだけで私もだけど語彙力低下しすぎでw顔がいいしか言えない生物だった。 マテバのムシキングは一生笑える。ありがとうこの叫びを言ってくれたお姉様😘 今回の話は一応映画後なんですけどボンベロの帰ってくるタイミングがお店が空いている時だったらというものです。 カナコのダイナーに来ている常連さんたちが喋ったりします。 子供達に囲まれるボンベロと菊千代が見たかったんだもん!後悔してない!!6,745文字pixiv小説作品 - 転生後ボンカナ
夢見が悪いカナコの話
映画………どこもかしこも終わってしまいましたね……食堂不足の皆様は如何お過ごしでしょうか?? 私は生ボンカナ不足して咽び泣いてます……😭😭円盤買ったら一時停止しながら摂取するから我慢……😭😭😭 そして!前作の評価皆様ありがとうございます🥳🥳🥳 続きを!との声に書かせて頂きました! 少し触れたボンベロの布団に入るカナコが見たくて……笑 糖度高め(当社比)を楽しんで頂けたら幸いです。3,746文字pixiv小説作品