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サウジアラビアの編集履歴

2014-02-19 15:26:02 バージョン

サウジアラビア

さうじあらびあ

アラビア半島にある中東の国。中東の中では珍しい親米国家。

中東にあるアラビア半島の大部分を占める国家。

首都はリヤド。

世界の代表的な産油国の一つである。

イスラム教聖地であるメッカがある。

サウジアラビアに関連する事象

  • サウジアラビアの国名が意味するところは、「サウジ=サウード家」の「アラビア」である。つまりサウード家による絶対王政である。宗教警察が日々目を光らせており、戒律に反することがらへの弾圧は厳しく、たとえば酒が存在しない。どれくらい徹底しているかというと、闇市場が存在しないくらい。
  • このほかギャンブルポルノ、「偶像崇拝」とみなされる物品の所有・収集、魔術オカルト、イスラム教(特に国教であるワッハーブ派)やその開祖ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフへの批判が禁じられている。また王家への批判も厳禁。
  • 一部クルマ好きの間ではとてつもなくぶっ飛んだ、しかも日本のそれとは全くスタイルが異なるドリフト(いわゆる「サウジドリフト」)が行われる地としてその名が知れ渡っている。
  • その反面、世界で唯一(つまりイスラム国でも唯一の)「女性が自動車を運転してはいけない国」でもある。サウジアラビアはクルアーンとハディース、スンナ(ムハンマドの言行録と慣行)を憲法とする。イスラム教をベースに統治が行われているのだが、イスラム教の極めて保守的解釈から女性の地位があまりに低い。一切肌を露出してはいけない。イスラム教は主に「スンニ派」「シーア派」の2つがあるが、サウジではスンニ派を国教としており、それ以外の宗教の信仰は極めて制限される。例えば他宗教の聖典や宗教用具を持ち込むことができない。同じアブラハムの宗教の聖典である聖書でさえもである。
  • 公開処刑がいまだに行われているのも特徴。イスラム教の教えに合わないことをした者を殺すというとんでもない理由で面目を保つ「名誉殺人」もまかり通っている(「名誉殺人」はイスラム教でも禁じられているため、部族や家系の面子を守るため、という側面が強いが)。周囲の国々からは非難の声を上げようとする者はいるが、世界最大の産油国ゆえに石油の輸出を止められてしまうことを恐れ、表立った非難にはなっていないことが多い。軍事大国アメリカと親しいことも無関係とは言い切れない。処刑場も場所を転々としながら運営されている。
  • 日本からの直行便はなく、観光目的では団体ツアー以外はお断り。上記から想像できるように、渡航危険区域にも指定されており、そもそも観光客を受け入れないスタンスらしい。なお、イスラム教の聖地メッカがあるため、イスラム教徒=ムスリムは巡礼目的での入国が許されている。たびたびムスリムでない者が変装してメッカに忍び込んでは、逮捕されて処刑あるいは厳罰に処されているとのこと。
  • 裁判はアラビア語で進められ、被告がアラビア語を理解しなくても関係ない。そのため、うかつにイスラム教の戒律に触れてしまうと拷問で極刑に処される可能性もある。
  • 国旗に書かれている文字は、イスラム教に入信するときに唱える必要のある一文で、「アラーのほかに神はなし。ムハンマドはアラーの使徒なり」を意味している。つまり国旗そのものがイスラム教と密接につながったものであり、半旗にすること・縦向きで掲示することが禁じられている。
  • 上記の理由で他国の常識では考えられない理由での処罰、国外追放などを行うことが度々ある。2013年にはアラブ首長国連邦から来ていた3人の外国人男性を「イケメンすぎて女性達を惑わす」との理由で国外退去処分にして話題を呼んだ。このうち1人はイラク人のモデル兼カメラマンのオマール・ボルカン・アルガラであり、この騒動が縁で日本のイベントに呼ばれたりもしている。

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