ウンディーネ
うんでぃーね
水辺に棲む妖精で、パラケルススの四大精霊論において『水』の元素を司る精霊とされる。
ほぼ女性だけの種族で、人間に恋をすることがあるとされる。
この精霊をモチーフにしたキャラクターなどは多く、ゲームなどでは召喚獣のように扱われる。
概要(精霊としてのウンディーネ)
錬金術の大家・パラケルススによって提唱された、四大元素を象徴するの精霊のひとつ。
ギリシャ神話に登場する精霊・ニンフが原形とされ、湖や泉などに住んでおり、その中を自在に泳ぎ回ることができるという。性別はないが、ほとんどの場合美しい女性の姿をしているといわれる。
四大元素の精霊には魂がないとされるが、ことウンディーネにおいては、人間と恋をしてそれ成就し、子供を授かれば魂を得られるとされた。しかし、愛する男性が水辺でウンディーネのことをけなすと、愛を失ったとして、精霊として元いた水辺へと帰らなければならないという。また、その愛する男性が別の女性に情が移った場合には、その女性を殺さなければないらないという掟があるらしい。
これがヨーロッパの文筆家の想像力を大いに刺激し、彼女らを登場させた恋愛物語がいくつも執筆されることとなった。
創作での扱い
原典と同様に麗しい美女の姿をした水の精霊として扱われることがおおく、場合によっては女神のような扱いをされることもある。