概要
三重県を放送エリアとするテレビ単営局だが、アナログ放送時代は伊勢湾を通じて愛知県のほぼ全域、岐阜県の一部にまで電波が飛んでおり、在名古屋局が取り上げない放送(野球とか)聴取のためブースターを利用してまでも見ている人がいた。デジタル化後も愛知県の海沿いや三重県に近い場所や標高の高い場所でも受信できる場所がある。
独立局であるものの(予算の関係上放映権の安い)テレビ東京系列の番組の放送も多い。しかし通販番組への依存率が特に高い。それでもテレビ愛知が視聴できないエリア(三重県の南部、西部はびわ湖放送)に住んでいる人にはテレビ東京系列の代わりとして視聴されている。
テレビ東京系列でもないのにこの局のリモコン番号が「7」なのは中京圏のテレビ局のリモコン番号が会社の設立順(テレビ東京系列であるテレビ愛知は1983年設立)に決められたため。
デジタル放送においてはメインチャンネルの071とサブチャンネルの072を持っているが、普段はメインとサブで同じ番組を放送している(これはどこのテレビ局もだいたい同じ)。しかし最近072チャンネルで気象情報や株式情報番組を放送している。その代償としてマルチ編成を行っている時間帯のハイビジョン放送を断念せざるを得なくなった(ただし、基本的にマルチ編成は平日の朝から夕方までであり、この枠は基本的に通信販売の番組や安価に放送可能なドラマ、地方議会の中継などであり、画質にこだわる必要はそれほどない)。
在名民放で放送しない関西ローカル番組を放送している。また、テレビ愛知で放送されない独立局アニメを岐阜放送と一緒に放送しているが、実はテレビ愛知は東海3県のほとんどの独立局アニメを押さえてしまっているので、ここ(と岐阜放送)で放送される独立局アニメは年4,5作程度でしかない。ただし、「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」に関しては、テレビ愛知が押さえていたにもかかわらず放送にこぎ着けている。
開局当初はテレビ局であるにもかかわらずスタジオを作る計画がなかった。しかし「スタジオがないのはテレビ局として如何なものか」というまともな感覚を持った人が居たためか、会議室を無理やり改造してスタジオにしたという伝説を持っている。また、アメリカの音楽専門テレビ局MTVが三重テレビに「MTV」の使用申請許可を求めたという噂がある。三重テレビは先述のように1969年に開局、アメリカのMTVは1981年に開局している。
中日新聞およびその関連会社、東海テレビなどの資本が入っており、岐阜新聞系列の岐阜放送(非常に中日新聞系列と仲が悪いとされる)と協力することは殆ど無い。