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喰種の編集履歴

2014-04-12 00:59:41 バージョン

喰種

ぐーる

喰種(グール)とは漫画『東京喰種』に登場する、人の姿をしながら人を喰う存在である。

概要

体内に赫包という状器官を持つ人食いの怪物。見た目は人間と変わらないが捕食や戦闘を行う際、その目が赫々とした赤色に変わり(赫眼)、感情の昂ぶりにしたがい赫包の種別に応じたタイプの捕食器官「赫子」が赫包からうねるように出現する。


食人は単なる「嗜好」ではなく、本能に根差した「食性」であり、コーヒーは飲めるが、固形物では人肉しか栄養源にする事ができない。同族の肉も食えるがあまり美味しくはないようで敬遠される傾向にある。


人間が食べるような食物も口に含むだけなら可能だが、喰種の感覚ではおぞましい味覚と食感を伴い、その場で吐きたくなるほどのものである。そのため人間社会に溶け込む喰種は「人間の食べ物を美味しそうに食べるフリ」を習得することになる。


喰種には人間の四倍から七倍の筋力と強靭な再生力がある。嗅覚をはじめとする感覚器官も優れており、赫子が与えるさらなる戦闘能力も相まって、生身の人間にはなすすべもなく対人用程度の武器ではまず対応できない。同族が持つ赫子か、赫包を加工して製造される対喰種武器「クインケ」なら、喰種にダメージを与え、倒すこともできる。

Rc細胞

喰種が持つ特殊な細胞であり、特に赫包はRc細胞の塊と言える。因子(Rc因子)そのものは人間にもあり数値にすると200から500、喰種の場合は1000から8000となる。Rc因子を検出する技術が確立しており、高額ながら検知用のゲート型装置も開発されている。


喰種が人間を捕食するとRc細胞は赫包に蓄積され活性化される。そのため人肉をきちんと食べていれば赫子の性能を発揮しやすい。

人間との関係

その食性から「人類の天敵」とも呼べる存在であり、人間社会からは当然のごとく敵視され、警戒・抹殺の対象である。

日本においては喰種対策局という組織が設置され、そこに属する喰種捜査官が同組織で製造されるクインケを用いて日夜喰種の捜査と殺害を行っている。


喰種は人肉を食べなければ生きていけないため、人間社会に溶け込みつつ、ひそかに人間を捕食するか、捕食を行えない者は人肉を提供できる者から買い取って食料としている。人間社会に溶け込んだ喰種にとって、捕食時や戦闘時に目撃され面が割れてしまうことは死活問題であるため喰種捜査官と対決したり狩り等に出る場合は基本的に仮面を装着する。


喰種は人間と非常に似た精神を持ち、知り合った人間に対し友情愛情を抱くこともある。逆に食料とするだけに飽き足らず、見下し、ペットのように飼い、惨たらしく殺すショーを愉しんでしまう者も多い。

赫子ごとの分類

笛口雛実のように複数のタイプの赫包を持つ者もいる。

羽赫

きらきら

付近に赫包を持つタイプ。赫子は羽か翼のように展開し、四種類の中でも非常に俊敏。

射撃攻撃を行えるため遠近両方に対応できるが、消耗しやすい。


代表的な喰種:霧嶋董香霧嶋絢都

甲赫

肩甲骨下付近に赫包を持ち、放出される赫子は金属質で頑丈な性質を帯びる。耐久力に優れるが、その装甲の重さゆえスピードを発揮し辛い。


代表的な喰種:月山習笛口リョーコ霧島新

鱗赫

感じさせてェ…?

付近に赫包を持ち、鱗に覆われた触手か触腕のような赫子を展開する。しなる赫子から繰り出される一撃の威力はピカ一。さらにRc細胞の結合力に優れ、再生力に優れるが、結合のしやすさは脆弱さにも繋がっており、再生力を超えたダメージを負えばひとたまりもない。


代表的な喰種:神代利世金木研大守八雲

尾赫

尾てい骨辺りに赫包をもち、尻尾のように伸びる赫子を展開する。ミドルレンジでの戦闘を得意とするが、その他は突出した長所も短所もない。決め手には欠けるがバランス面において優れ、尾赫タイプの赫包から作られたクインケは新米の喰種捜査官に持たされることも多い。


代表的な喰種:西尾錦神代叉栄瓶兄弟

赫子ごとの相性

赫子ごとに戦闘における相性が存在する。羽赫はスタミナに難があるため持久戦になれば耐久力のある甲赫に不利となる。

甲赫は耐久力に優れるが鈍重なため鱗赫の強烈な攻撃をもろに喰らいやすい。

鱗赫は中距離戦に対応し目立った弱点の無い尾赫にダメージを入れるのが難しい。

尾赫は高速かつ近距離と遠距離でも戦える羽赫に対し不利となる。

さらにそれぞれの赫子から染み出るRc細胞は、有利な相手の喰種に対して強力なとして作用する。


まとめると(尾赫を除き)肉体のより下方の位置に赫包を持つ喰種に対し不利、ということになる。

亜種

隻眼の喰種

喰種と人間とのハーフ。名前は赫眼が片目のみに発現することに由来する。人間の血が入ってはいるが、人の食物をとることはできず、人間と喰種を食する。喰種が母親の場合は吸収され、人間が母親の場合は喰種に必要な養分(人肉)を得ることが出来ず餓死するため、誕生することは極めて珍しい。

雄のと雌のロバから生まれるラバが両親よりも優れた能力を持つように、隻眼の喰種は通常の喰種より強力な存在とされる。

赫者(かくじゃ)

同族を喰らう喰種の中からまれに現れる強力な個体。「覚者」とかけたネーミングである。元々持っていた赫子のほか、全身を包むように発現する赫子を獲得している。赫者の赫子からつくられたクインケは全身を覆うとなる。

関連タグ

あんていく アオギリの樹

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