「お前の"羽"じゃどこへも跳べない」
プロフィール
概要
アオギリに一時的に参入していた喰種ニコも認める美形で、姉と似た中性的なイケメン。
幼少時は父である霧嶋新と姉の三人暮らしで人間社会に溶け込んで暮らしていたが、
父を喰種捜査官に捕捉され、親しくもしていた近隣住民に恐怖心と共に疑われ、
彼らも姉弟ともども喰種対策局に殺されかける。この経験から人間に対し、侮蔑と憎悪を抱き、
人間に対するスタンスの違いから姉と袂を分かつ。
その後、力でもって他の喰種や人間を屈服させる思想を持つ集団「アオギリの樹」の一員となり、幹部の座に上り詰める。姉と同じウサギのマスク(色は黒)を使用していることから、CCGからは「黒ラビット」と呼ばれており、喰種捜査官を多数殺害している。
人間が通う学校に居場所を持ち、友人もいる姉を見下し敵意を持っている。だが実は今でも姉への屈折した愛情を抱き、遠回しに庇ったり殺されないように気を遣っていた。その想いをトーカを助けに現れたカネキに見抜かれ、激情するが敵わず身体の骨を半分折られ、『半殺し』にされた。
劇中では粗暴な面が目立っていたが、実際はトーカと顔だけではなく性格も似ている。
更に根っからの悪人ではなく、カネキに忠告を与える他に4コマ漫画でヒナミを襲わないなど本来の優しさが垣間見える。 同じく「アオギリの樹」に所属しているナキには、一見素っ気ない態度をとっているようだが、行動を共にしたり一緒にいる事が多かったりなど仲も良く、彼の世話を焼いたり気を配ったりなど、まるで兄弟のような関係である。
ちなみに、カネキと父親がよく似ているので初めて会った時から気に入らなかったらしい。
赫子
ただし、姉と違い両方の翼を持っている。
東京喰種√Aでは(ネタバレ注意)
アニメオリジナルストーリーである√Aではカネキとの戦闘中ノロに回収され、カネキに『半殺し』はされずに済んだ。
カネキがアオギリに入ったことにより行動を共にしているが関係は良好とは言い難い。
その後、カネキと共にコクリアから脱走したナキと合流する。
原作とは違い、√Aではコクリアで篠原特等の持つ実父のクインケ-アラタ-と対面。
甲赫との相性の関係もあり敗北するもアラタのクインケに拳を当て、今までにない切なげな表情を浮かべていた。
仕留められる寸前に半赫者化したカネキが乱入し、隻眼の梟によってカネキと共に救出された。
√Aは主人公のカネキがアオギリの樹にいることで原作より出番が多くなっている。
『東京喰種:re』
「アオギリの樹」のラビット(レートSS)となり、ヒナミと共に行動している。また、独自に佐々木のことも追っている。
真戸暁が父の敵だと述べており、過去のトーカによる捜査官殺しもCCGではラビット=アヤトによる犯行となっており、故意に姉の捜査官殺しを被っている模様。
言動や考え方など、前作と比べてだいぶ穏やかな物腰になっている。
人間オークションではビッグマダムの護衛として参加し、CCGの襲撃の際はオークションの商品として潜入した鈴屋什造と交戦。その後、マダムの護衛を無視し劣勢状態のナキを助けに行き加勢に入る。捜査官達を次々に倒していくが、ビッグマダムが駆逐されたことで結果的にアオギリの樹は敗北。さらに佐々木の救援に向かったヒナミをホール内に取り残す結果となった。その後、タタラにヒナミの救出のためコクリア破りを提案するが、却下されてしまう。
流島編では6区リーダーの万丈数壱と接触し、万丈率いる6区の喰種と共にヒナミの救出のためコクリア破りを敢行する。なぜかコクリアのセキュリティキーを入手しており、コクリア防衛にあたっていたカネキが起こした独房の解放による混乱に乗じて、天蓋からコクリアに侵入。同じく防衛にあたっていた有馬貴将に襲撃されるが、6区の喰種に扮したトーカと四方蓮示に救われる。再度有馬に襲撃され窮地に陥るが、ヒナミを救出したカネキに救われる。その後、ヒナミと合流し最下層の廃棄プレス場にある排出口から脱出。排水路に到達するが、応援に駆け付けた安浦清子によって重傷を負わされる。
24区に移った際には最深部へと潜り調査をしていており、24区にいた喰種から過去になにがあったかを聞き、協力してもらっている。地下にいたため、CCGに24区が襲撃された際には無傷でいた。
(おまけ漫画では何があったのかをミザに聞いているが、色々ありすぎて無我の境地に達している。)
最終決戦ではカネキを先に進ませるべく、一人で大量の竜の落とし仔を引き受ける(この時、『クソアニキ』とこっそり呼んでいることから、内心カネキのことは認めた様子)。決戦後は赭子の濁流に飲み込まれたカネキを救出した。
最終話ではヒナミと距離を縮めている場面が描かれた。