プロフィール
概要
13区出身のS級喰種。甲赫。
23区の喰種収容所(コクリア)に収容されていたが、「アオギリの樹」のコクリア襲撃の際に脱走した。
非常に素直で純真無垢な男性。嗜好や言動、話し口調などがかなり幼い。ヒナミ同様、喰種なので学校には行っておらず、社会性や知識がかなり欠如している。なので勉強が全くできず、よく言葉の言い間違えや聞き間違えをし、字もほとんどまともに書けない。また、天然な性格もあってか、たまに常識はずれな言動をとることがある。かわいい。
ヤモリを「あにき」と呼びかなり懐いており、彼をかばって収容されていた。
ヤモリのことを兄のように慕っているが、兄と言うよりは、完全にナキの父親である。
また、同じ「アオギリの樹」のメンバーであるアヤトは、ナキに憎まれ口を叩きながらも仲が良く、何かと彼の面倒をよく見たり気にかけたりなど、ナキの兄的な存在でもある。
まるで赤子のように感受性が豊かで、感情の差がわかりやすく極端で落ち着かない事が多い。
気弱でたいへん泣き虫であり、おっちょこちょいかつ頭はあまりよくないが、とても心優しく、仲間を身を挺して庇うなど、真っ直ぐで芯が強い一面も持ち併せる。また、人懐っこくかなりの甘えん坊であるが、本来の性格なのか、限られた人(喰種)の中でしか育っていないという環境のせいもあってなのか、社交が苦手で、内向的かつ内気であり、仲間や自身が心を開いた相手以外には、なかなか馴れ合う事ができなかったりと、人見知り気味な性格である。
脱走後は、双子喰種ガギ&グゲと共に「アオギリの樹」のメンバーとして活動し、ヤモリの仇敵にあたるカネキを討つことを目的とする。
アニメオリジナルストーリーである√Aでは、コクリアへ収容される前の護送中に車から脱走した。
カネキがヤモリの仇とは知らずに出会い、彼から「ヤモリ」の文字を教えて貰った事で心を開き良い人と認識している。
(ヤモリを共食いした噂はアオギリの樹の一般兵の耳にも入っており、ナキ自身が知っているかは不明である)
東京喰種:reでは人間オークション編から登場。ヤモリ一門の承正やホオグロからは、「アニキ」と呼ばれ慕われている。
刃の首領であるミザとは姉弟のような関係である。
オークション戦で、ミザから注意されているのにもかかわらず敵に突っ込んでいったりと、その子供らしく無邪気な性格は変わっていない。
しかし、流島編では亡くなった仲間を一人一人想い涙を流していたり、傷を負いながらも
「あの世であにきに誇れる最後がいい!」と言って戦うなど少し成長している部分も見られる。
しかし、カネキがヤモリを殺した相手だと気づき激怒し、カネキに戦いを仕掛ける。
だが当然敗北し、その後、カネキの中にヤモリの赫子や面影を見出し、心を開き忠誠を誓う。
24区に移ったときには、カネキに教育を受け語彙力が格段に上がった。(ただし月山の名前は間違えていた。)
襲撃された際には、部下やミザと共に非戦闘員を逃がすために捜査官達と戦闘。逃し終えた後も時間を稼ぐためにボロボロになりながらも、仲間を想い戦い続け、鈴屋班の半井たちと思われる捜査官に討たれたのだった。
···と思われたがVとの決戦のときに突如現れ奇襲を仕掛ける。さすがのVの芥子も「報告と違う」と驚かざるを得ず、勝利に貢献した。
なおこの際24区の戦闘の影響か左腕を失っていた。
結果として多くの犠牲者を出した戦闘の中生き残り、終戦後も捜査官と共同戦線を張った。
また、ミザからは好意を寄せられていたが、本人は当然ながらまったく気づいていなかった。
···だが、終戦後に時が経ち、なんということか結婚して、9人の子供までもうけていたという、まさかの予想外過ぎる出来事が判明した。