概要
ミリアランという種族の女性で、同じ種族の女性ジェダイ・マスターであるルミナーラ・アンドゥリィに師事するパダワンである。
ジェダイのフォースを使った技術の中でも予言や治療の技を扱う才能に秀でており、ジェダイ騎士団における治療者サークルにも加わっている。
映画エピソード2の直前を描いた小説「崩壊の序曲」では惑星アンシオンの和平任務でオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーの師弟と行動を共にし、エピソード2では惑星ジオノーシスで起きた壮絶な戦いを生き延びた。
そしてアニメ『クローン大戦』では惑星イラムの寺院でライトセーバーを作成する修行を行っているところに爆破用バトルドロイドの襲撃を受けるが、ルミナーラとの巧みな連係で脱出を果たした。
アニメ『クローン・ウォーズ』では同じく女性のパダワンであるアソーカ・タノといくつかの任務で共闘するうちに親友になる。しかし、一方でほぼ同時期を描いた別の作品では惑星ドロンガーで戦争による負傷者を治療する任務に当たり、戦場での凄惨な現実を目の当たりにすることになった。
その影響なのかは不明だが『クローン・ウォーズ』の第5シーズンではバリスが「ジェダイが銀河系に戦争の惨禍をもたらしている」という考えに取りつかれ、暗黒面に堕ちる事となる。
彼女はジェダイ聖堂で職員として働く夫を持つレッタ・ターモンドという人間女性を実行犯に仕立て上げてジェダイ聖堂を爆破するテロを起こし、レッタを口封じに殺害してアソーカを一連の事件の犯人に見せかけた。
そして友人としてアソーカの身を案じるふりをして逃亡する彼女の情報を集め、アソーカは逮捕されてジェダイの法廷に立たされる。
しかし、弟子の無実を信じるアナキンによって事件の真相を暴かれ、バリスはアソーカに代わってジェダイの法廷に立たされることとなった。
その後を描いた映画エピソード3ではバリスの師であるルミナーラが惑星キャッシークで共和国軍の指揮を執る様子が描かれているが、そこにバリスの姿は無かった。
更に十数年後のデススター建造を描いた小説「デス・スター」によると、かつてバリスと親しくしていた軍医コーネル・ディヴィニが語る所によれば「バリスはクローン大戦終結まで惑星フェルーシアでクローントルーパーの指揮を執り続け、オーダー66の発令により殺害された」との情報が出回っているとの事だが、この情報の真偽も含めてバリスが爆破テロとレッタ殺害の罪で裁きを受けたのかといった彼女のその後については（2014年4月現在発表されている設定では）明らかになっていない。
